初めての家庭菜園スペース作りガイド:しま農研の実践に基づく効果的な土作り方法と整備手順

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庭づくり

新たな菜園スペースを作りたいと思った時、最初に悩むのはどうやって土を作れば良いのかということではないでしょうか。

一般的な庭は家庭菜園向けに作られていないため、石やコンクリートの塊が散在していて、野菜を育てるのには不適切な状態かもしれません。 しま農研の庭でも、最初は様々な困難や予期せぬ問題に直面しました。もし最初から知識を持っていれば、違った結果になったかもしれません。

この記事では、私が経験したことを含め、効率的な菜園スペースの作り方についてご紹介しています。ぜひ参考にして、あなたの菜園スペース作りに役立ててください。

しま農研
しま農研

引っ越しをして、最初にした作業が菜園スペース作りでした。これを知っていれば!こうやれば楽だった!等、後から気付いたことが多々あったので記事にしました。

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1.庭の整備に使う道具を揃える

庭の整備に必要な道具を事前に揃えておくことは、菜園スペース作りの効率化につながります。しま農研は道具の準備に苦労した経験から、ホームセンターを何度も行き来することになりました。

作業のたびに道具を探す手間を省くために、以下の道具一覧表を参考にしてみてください。

ポイント

庭の整備は長い期間の作業になりますので道具はまとめて揃えるのがおススメ!

役割選定する基準
シャベル土を掘る硬い土を掘れるものがよい
ふるい石を取り除く市販のもの。粗めがあるもの
土を砕く頑丈なので唐鍬がおススメ
ブルーシート土を乾かす庭のスペースに合ったもの
土嚢袋石をいれる重いものをいれも破れにくいもの
堆肥土壌改良植物性の堆肥
手袋手が汚れない園芸用の手袋
メジャースペースを図る菜園スペースが図れる長さ
ペグ等印をつける分かればどんなものでもよい

1.1 しま農研おすすめのふるいを紹介

また、庭の整備に役立つ道具として、しま農研がおすすめするふるいも紹介します。ふるいは石の取り除き作業などに効果的であり、作業の効率化に役立つ便利なアイテムです。

菜園スペースの整備には石の取り除き作業が欠かせませんが、適切な道具を使うことで効率的に作業を進めることができます。(整備時にこの道具を知っていれば少し楽でした。。。)

2.家庭菜園スペースの検討と印付け

菜園スペースの検討を行います。まず、庭に合ったスペースを考えてください。予定している菜園スペースよりも少し大きめに掘ることをおすすめします。掘る予定のスペースには何かしらの印をつけておくと、後の作業がスムーズに進められます。

深さについては、根の張る植物を考慮し、畝やレイズドベッドの高さも考慮に入れて掘っていくと良いでしょう。しま農研では、深さ30cm、大きさ1.8m×0.9mの畳1畳分を2箇所合わせて1坪の菜園スペースを作りました。

菜園スペースの大きさや深さは、庭の状況や植物の種類によって異なる場合がありますので、自分のニーズに合わせて調整してください。菜園スペースの検討と印付けをしっかりと行い、スムーズな作業を進めてください。

ポイント

作業スペースも考えて大きさを決めていくのがおススメ

①菜園スペースに印をつけて庭に合っているかを確認
➁砂利や防草シートがある場合は取り除いてください

2.1 Google図形描画を活用した菜園スペースの検討

菜園スペースの検討や作付け計画も作れる時に優秀なソフトです

菜園スペースの作成には、場所の検討が欠かせません。自分の庭のどのエリアを菜園スペースにするかを考える際に、図面を描くことでイメージを具体化することが役立ちます。

おすすめのツールとして、「Google 図形描画」を紹介します。このクラウドベースの無料ソフトウェアは、簡単に使えて菜園スペースのレイアウトや作付け計画を立てるのに便利です。庭の形状や寸法を入力し、仮想的な菜園スペースを描いてみることで、実際の配置やデザインをシミュレーションすることができます。

Google図形描画を利用すれば、菜園スペースの検討がスムーズに進み、具体的な計画を立てることができます。よろしければ活用して、理想的な菜園スペースを作り上げてください。

3.菜園スペースの土を掘る

菜園の土作りには、野菜の根が健康に広がるために柔らかく通気性の良い作土層が必要です。育てる野菜にもよりますが一般的には、深さ20cm位が適切とされています。菜園スペースの土を掘り起こし、作土層を確保しましょう。

以下は、菜園スペースの土を掘り起こす方法です。しま農研では、この作業に1坪で1人2日程度を要しました。

3.1 菜園スペースの土を掘る手順

ポイント

1.土を掘る時は剥がす感覚で
2.土を乾かすための工夫をする
3.最下層は鍬で耕し大きな石は取り除く

3.1.1 シャベルを使って土を掘り起こす

表面が硬い場合はシャベルの剣先で削り、土を柔らかくしていきます。シャベルが入りやすくなったら、下の土は比較的に固くありません。

後は大きな石との戦いになりますが、土を剥がす感覚で掘り進め、固まった土や石を一気に取り除きましょう。

3.1.2 掘り起こした土はブルーシートに広げる

掘り起こした土は底部が水分を含んでいるため、ブルーシートなどを敷いておいて乾燥しやすくしましょう。

乾いた土の方が後の小石の取り除き作業の効率が良くなります。なるべく薄く広げるとより速く乾きます。

3.1.3 底の部分を耕して大きな石を取り除く

目標の深さに達したら、鍬を使って底部を耕しましょう。その際に目に見える大きな石を取り除くことで、深さを確保します。

4.掘り起こした土から小石を取り除く

1坪のスペースからでてきた石の量。しま農研の庭にはかなりの石が混ざっていました。

菜園スペースの土から石や異物を取り除く作業は重要です。根が正常に成長するためには土壌環境が必要です。異物が混じっていると、根が正常に伸びることができず、成長が妨げられてしまいます。

この作業は本記事で一番大変な作業になります。しま農研では、この作業に1坪で1人7日程度の時間がかかり、取り除いた小石は土嚢袋9袋になりました。

4.1 小石を取り除く手順

4.1.1 土を乾かして大きな塊を砕く

掘り起こした土は大きな塊になっていることがあります。

粘土質の土は乾きにくいため、事前に鍬などで大きな土の塊を砕いておくと、次のふるい作業が効率的になります。

4.1.2 土を乾かしてふるいにかける

ふるい作業は土を乾かした状態で行うことをおすすめします。水分を含んだ土は重く、ふるうのが難しくなります。

ふるい作業で取り除く小石の大きさは好みによりますが、1cm以上の石とそれ以下の小石を分けて取り除くと便利です。1cm以下の小石と砕けない土の塊の区別は難しいので一緒にしてしまう方がよいでしょう。

4.2 取り除いた石の活用方法

小石は底にいれておくと排水性を確保できる!かもしれません

大量の小石が出てきた場合、土嚢袋の処理に困ることがあります。私はその場合、2箇所目の底に1cm以下の小石を混ぜ込んで活用しました。このようにすると、菜園スペースが暗渠のようになり、排水対策にも効果が期待できます。

また、掘り起こした石は他の用途にも活用できます。しま農研での石の活用方法については、こちらの記事をご参考ください。石を有効活用することで、菜園スペースの改善や別の目的に活かすことができます。

5.土壌改良するため堆肥を入れる

菜園スペースの土壌改良には堆肥の使用が効果的です。ふるいにかけた土は細かく砕かれ、砂質になりすぎたり、固まりやすくなる可能性があります。

しま農研では、この問題を回避するために堆肥を少しずつ混ぜ込むことを試みました。剪枝堆肥を手に入れ、土壌改良の目的で使用しました。使用する堆肥については、土壌改良が目的のため植物性の堆肥をいれることをおススメします。

しま農研が使用している堆肥については、こちらの記事で詳しく紹介していますので、よろしければ参考にしてください。

堆肥を少しずつ混ぜ込む
なかなかいい感じの土が完成しました。

6.菜園スペースの土作り

初めての家庭菜園スペース作りは、上記の作業で完了しました。しかし、これから本当の土作りがスタートです。ただし、気負いすぎずに取り組んでください。野菜は頑強な植物であり、完璧な状態でなくても十分に育ってくれます。少しずつ経験を積みながら、菜園スペースをより良い環境に整えていきましょう。

6.1 改良した土の状態を確認する

改良した土の状態を確認することは重要です。菜園スペースの作業が完了したら、土の状態をチェックしておきましょう。土作りは時間がかかるプロセスですので、現在の状態を把握し、今後の改善作業に役立てることが大切です。

この記事では、土質、水はけ、酸度、微生物の4つの要素のチェック方法を詳しく解説しています。土質のチェックでは土の触感や色、粒子の大きさを確認し、水はけのチェックでは水の浸透性や排水性を評価します。また、酸度や微生物のチェックも重要なポイントです。

6.2 土作りの基本知識

土作りには、目指すべき土の理解や季節による適切な方法など、知っておくと役立つ情報がたくさんあります。

この記事では、土作りの基本について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。土作りの知識を深めることで、より良い菜園スペースを実現しましょう。初心者でも取り組みやすい方法やポイントも解説していますので、安心して始めることができます。

7.まとめ

この記事では、初めての菜園スペース作りにおける整備手順を紹介しました。道具の準備から始めて、菜園スペースの検討や印付け、土の掘り起こし、小石の取り除き、そして堆肥を使用した土壌改良までの工程を順を追って解説しました。

しま農研の場合、週末作業で進めており、全体の作業期間は約2ヶ月程度かかりました。多少の苦労はありましたが、その分作り上げた菜園スペースには愛着が湧きます。

庭づくりは様々な工程があり、楽しさがありますね。菜園スペース以外にも、レイズドベッドの作り方など、庭作りに関するアイデアをまとめた記事もありますので、ぜひチェックしてみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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