こんにちは、しま農研です!しま農研では、毎年40種類以上の野菜を育て、家庭菜園を楽しんでいます。 その中でも特にこだわっているのがレイズドベッド栽培。これまでに4つのレイズドベッドをDIYしてきました。
「レイズドベッドを作ってみたいけど、材料を揃えたり、制作するのが大変そう…」と感じていませんか?実は、しま農研も最初はそう思っていました。でも、いざ挑戦してみると、DIYが得意でなくても意外と簡単に作れることが分かりました。
この記事では、しま農研のDIY経験をもとに、ホームセンターで揃えられる材料を使ってレイズドベッドを作る方法を詳しく紹介します。レイズドベッドをDIYする最大のメリットは、自分好みの形や色で作れるので、庭のイメージにぴったり合わせられることです。
この記事が、あなたがレイズドベッドを設置するきっかけになれば嬉しいです!さあ、一緒に家庭菜園をもっと楽しみましょう!

DIYがあまり得意でないしま農研でもレイズドベッド制作をすることができました!そのノウハウを共有します。
1.レイズドベッドのDIYに必要な材料と道具を揃えよう
レイズドベッドをDIYする前に、まず材料と道具を揃えることが大切です。ここで紹介する材料は、すべてホームセンターで購入可能なので、比較的手軽に準備できます。
あらかじめ材料を揃えておけば、何度もホームセンターに行く手間を省けて、スムーズに作業を進められます。このセクションでは、しま農研の実践をもとに、レイズドベッドのDIYに必要な道具と資材を詳しく解説します。
1.1 材料と道具

ここでは、しま農研が制作した180×90cm×高さ23cmのレイズドベッド2台分の材料を紹介します。作りたいサイズに応じて、必要な材料を調整してください。
レイズドベッド本体:15,000円 土:16,000円
1.木材と支柱杭
レイズドベッドの主役となるのが木材です。しま農研では、180×90cm×高さ23cmのサイズの木材を使用しました。
トマトやナスなど根が深く伸びる野菜を育てる場合は、30cm以上の高さがあると安心ですが、レイズドベッドの下の土をしっかり整備すれば、23cmでも十分育てることができます。
また、支柱杭を取り付けることで、レイズドベッドがより安定します。1台のレイズドベッドにつき4~6本の支柱杭を準備すると良いでしょう。
2.防腐・防虫塗料とペイント刷毛
木材に防腐・防虫塗料を塗布することで、レイズドベッドの耐久性が向上します。長く使いたい場合は、ぜひ塗装することをおすすめします。
塗料にはさまざまなカラーバリエーションがあるため、庭の雰囲気に合わせた好みの色で仕上げることも可能です。
塗る際には、大きめのペイント刷毛を用意すると作業がスムーズになります。
3.アゼナミ
しま農研では、木材と土が直接触れるのを防ぐために、レイズドベッドの内側にアゼナミを設置しています。これにより、木材の劣化を抑え、長持ちさせる効果が期待できます。
ただし、目的は「木材と土の接触を減らすこと」なので、アゼナミにこだわらず、他の防水・保護素材で代用することも可能です。
4.土
レイズドベッドの中に入れる土は、事前に必要量を計算して購入することが大切です。足りないと作業が進まないですし、余ると処分に困るため、慎重に計算しましょう。
土は意外とコストがかかるため、しま農研では安定したスタートを優先し、市販の家庭菜園用の培養土を購入しました。ただし、土作りを工夫すればコストを抑えることも可能なので、ご自身の予算に合わせて選ぶと良いでしょう。
5.その他のDIY道具
レイズドベッドを組み立てるために、釘やネジ、固定用の金具などの基本的なDIY道具も必要です。また、木材をしっかり固定するために、金づちやインパクトドライバーなどの工具を準備しておくと作業がスムーズです。
2.レイズドベッドのDIYする手順
レイズドベッドの材料が揃ったら、いよいよ組み立て作業を始めましょう。ここでは、しま農研が実際にDIYした際の手順を紹介します。
2.1 木材をカットする(必要な場合)
ホームセンターで購入する木材は、あらかじめ希望のサイズにカットしてもらうことも可能です。ただし、自分でサイズを調整したい場合は、ノコギリや電動丸ノコを使ってカットしましょう。
木材をカットする際は、レイズドベッドの四隅をしっかり直角にすることが大切です。歪みがあると、組み立てた際にガタついてしまうので注意しましょう。
2.2 防腐・防虫塗料を塗る

木材は屋外で使用するため、防腐・防虫対策が重要です。事前に塗装しておくことで、レイズドベッドの耐久性を高めることができます。
塗装のポイント
- 2度塗りをすることで、ムラが少なくなり、耐久性が向上する
- 晴れが続く日に作業を行い、1~2日しっかり乾燥させる
- 木材の端や切り口は特に水が染み込みやすいため、念入りに塗る
塗装後はしっかり乾燥させてから次の作業に進みましょう。
2.3 レイズドベッドを組み立てる

木材の塗装が乾いたら、レイズドベッドの枠を組み立てます。
組み立て手順
- 支柱杭を木枠に取り付ける(支柱杭は四隅と長辺の中央に設置)
- 支柱杭を取り付けた木枠を組み立て、レイズドベッドの形にする
- なるべく水平な場所で作業し、歪みがないか確認する
- 固定には釘やネジを使用し、さらに安定させたい場合はL字金具を活用
木枠の組み立ては、歪みがないかを確認しながら進めることが大切です。
2.4 レイズドベッドを設置する

支柱杭を使っている場合、庭の土が硬いと杭が入りにくいことがあります。杭を打ち込む前に、杭を設置する部分の土を掘り起こして柔らかくしておくとスムーズです。
設置のポイント
- 支柱杭が完全に土に刺さるようにハンマーなどで打ち込む
- クワを使って杭を押し込むと、よりしっかり固定できる
- 水平を意識し、斜めにならないよう注意する
この工程が完了すれば、レイズドベッドの枠組みは完成です!
2.5 レイズドベッドの内側にアゼナミを設置する

木材の耐久性を高めるために、レイズドベッドの内側にアゼナミ(根切りシート)を設置します。 これは、木材と土の接触を減らし、腐食を防ぐための工夫です。
設置方法
- 土を入れると自然に固定されるため、軽く埋めるだけでもOK
- 安定しない場合は、ステープル(ホチキスのような釘)やタッカーを使って固定
- 木枠とアゼナミの間に隙間ができないよう、しっかり密着させる
防草シートや他の資材でも代用可能なので、目的に合わせて選びましょう。
2.6 レイズドベッドに土をいれる

設置したレイズドベッドに土を入れます。最も簡単なのは、市販の菜園用の土をそのまま入れる方法です。ただし、この方法はコストがかかるため、普通の土を改良して使用するのも一つの選択肢です。
土の選び方
- コストを抑えたい場合 → 普通の土を改良して使用
- 手軽さを優先したい場合 → 市販の培養土を使用
3.レイズドベッド設置個所の土改良作業
レイズドベッドを設置する際、根が深く伸びる野菜を育てたい場合は、高さを調整するか、設置場所の土を整備するのがおすすめです。
設置場所の土が硬かったり、石が多かったりすると、根をしっかり張るのに時間がかかり、生育が悪くなる可能性があります。そのため、なるべく野菜が育ちやすい環境を整えることが大切です。
レイズドベッドの下の土を改良することで、野菜が根をしっかりと張ることができ、健康に育ちやすくなります。土壌改良の方法については、「菜園スペースの作り方と準備のコツ」 の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
4.しま農研のレイズドベッドDIY:実践編
しま農研では、菜園スペースを少しずつ増設する中で、レイズドベッドもDIYで制作しています。
「しま農研の菜園スペース作り:実践編」 では、しま農研が実際に行ったレイズドベッド作りの過程を詳しく共有しています。この記事では、制作の日程や作業の流れ、実際の写真、その時に感じたことなどを紹介しています。
「レイズドベッドをDIYしたいけれど、具体的にどう進めればいいの?」 という方にとって、実際の体験談は参考になるはずです。しま農研の実践的な情報が、あなたのレイズドベッド作りのヒントになれば嬉しいです!
5.まとめ
今回は、ホームセンターの材料だけでレイズドベッドをDIYする方法について解説しました。
レイズドベッドをDIYすることで、自分の庭のスペースやデザインに合わせたオリジナルの菜園スペースを作ることができ、コストも抑えられるのが大きな魅力です。また、防腐塗装やアゼナミの設置といった耐久性を高める工夫を取り入れることで、長く快適に使い続けることが可能になります。
さらに、レイズドベッドの基本情報や選び方について詳しく知りたい方は、「レイズドベッドとは?家庭菜園に導入するメリットと選び方のポイント」 もおすすめです。
この記事が、あなたの家庭菜園ライフのスタートや、菜園スペースの拡張のきっかけになれば嬉しいです!DIYでレイズドベッドを作り、家庭菜園をもっと楽しく、もっと快適にしていきましょう!
読んでいただきありがとうございました!
コメント