こんにちは、しま農研です!しま農研では、毎年40種類以上の野菜を育て、家庭菜園を楽しんでいます。 その中でも、自宅の庭を家庭菜園用に改良し、菜園スペースを作る ことに取り組んできました。
菜園スペース作りでは、土壌改良が重要な作業 ですが、この過程で意外と大量の石が出てくる ことに気づきます。「この石、どう処理すればいいんだろう?」と悩むこともあるのではないでしょうか。実は、石をうまく活用することで、庭作りや家庭菜園に役立てることができるのです。
この記事では、しま農研が実際に行った「出た石の再利用方法」 を紹介します。捨てると処分費がかかる石も、うまく活かせば庭づくりの資材として活用可能です。
菜園作りで出た石の活用方法に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください!

何気に出土した石は活用方法があります。形のよい石は花壇にも最適!少し土を掘るのが楽しくなるかもしれません。
1.大きな石で花壇・菜園スペースを作る
庭を掘り起こしてみると、想像以上に大きな石が出てくることがあります。 しかし、大きな石は意外と活用しづらく、「処分に困る…」という方も多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、花壇や菜園スペースの区切りとして活用する方法 です。ここでは、しま農研で実際に行った石の活用例 を紹介します。
1.1 ロックガーデン風花壇ロックガーデン風の花壇に活用

しま農研では、ハーブを中心に育てる地植えスペース を作る際に、庭から出た石を活用しました。
ハーブ類は比較的丈夫で、広いスペースがなくても育ちやすい植物が多い ため、石を使ったロックガーデン風の花壇との相性が良いです。さらに、多年草の品種も多いため、一度根付けば毎年楽しめるのもメリット です。
ロックガーデン風にするポイント
- 高さや高低差をつけると立体感が出る
- 花壇の形を四角にせず、自然なカーブをつけるとナチュラルな雰囲気に
- 多肉植物やドライガーデンの要素を取り入れるのもおすすめ
ハーブや多年草と組み合わせれば、庭の雰囲気をおしゃれにしつつ、実用的な花壇を作ることができます。



1.2 菜園スペースの区分けに活用

しま農研では、アスパラガスとレモングラスを育てるための菜園スペース を作りました。
どちらの植物も多年草で大きく成長するため、他の野菜とは別に区画を分けて栽培するのが理想的 です。そこで、庭から出た石を活用して花壇のように区切り、菜園スペースを明確化しました。
この方法のメリット
- 自然な石を使うことで、庭の景観に馴染みやすい
- 区画がはっきりすることで、管理しやすくなる
- 多年草の成長スペースを確保でき、他の野菜と干渉しにくくなる
庭から出た石を活用することで、コストをかけずに、管理しやすくおしゃれな菜園スペースを作ることが可能 です。



2.小石を引き詰めて砂利スペースを作る
しま農研では、物置スペースの一部に土がむき出しになっている場所 がありました。物置場としては問題ありませんが、雑草が生えやすく、管理が大変 でした。
そこで、庭や畑の土壌改良で出た1cm以上の小石を、このスペースに敷き詰めて砂利スペースとして活用 しました。(石を敷く前に防草シートを設置し、雑草対策も実施)。
この方法によって、以下のようなメリットが得られました。
🔹 小石を敷き詰めるメリット
- 雑草が生えにくくなり、管理がラクになる
- 雨の日でもぬかるみにくくなり、物置の使い勝手が向上
- 大量に出土した石を効率よく再利用できる
庭や畑から出た石をただ処分するのではなく、必要な場所に活用することで、コストをかけずに庭の利便性を向上 させることができます。



3.1cm以下の石は菜園スペースに戻す
石を取り除く際にふるいをかけると、1cm以下の小さな石や土の塊 が残ります。これらは一見不要に思えますが、しま農研ではすべて菜園スペースに戻しています。
🔹 小さな石を戻すメリット
- 砂質の土に適度な隙間を作り、土の固まりを防ぐ
- 土壌の水はけや通気性を改善し、根が張りやすくなる
特に、菜園スペースの土を掘り起こした際には、1cm以下の小石を最下層に戻すことで、暗渠(排水用の溝)のような効果が期待できる ため、排水対策にも役立つ可能性があります。
しま農研では、この方法によって土の状態をより良く保ち、野菜が育ちやすい環境を整えています。 出た石をすべて処分するのではなく、うまく活用することで土壌改良の一部として役立てることができる のです。



4.菜園スペースの作り方
この記事を読んでいる方の中には、すでに菜園スペース作りを終えている方もいるかもしれません。しかし、これから菜園を作りたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しま農研では、「初心者向け菜園スペースの作り方」 を別の記事で詳しく解説しています。土壌改良のポイントや区画の決め方など、初めての家庭菜園でもスムーズに進められる方法 を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
これから家庭菜園を始める方は、この記事とあわせて、より良い菜園作りに役立ててください!
5.まとめ
庭や畑の土壌改良を行うと、思いのほか多くの石が出てくることがあります。処分するのも手間がかかりますが、工夫次第で庭作りや家庭菜園に役立てることができます。
しま農研では、大きな石は花壇や菜園スペースの区切りに、小石は砂利スペースや菜園の排水対策に活用 してきました。このように、不要と思われがちな石も、アイデア次第で有効活用できるのです。
もし、庭作りや菜園スペースの整備で出た石の処理に悩んでいるなら、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。コストをかけずに、自分の庭に合った再利用のアイデアを取り入れることで、より快適な家庭菜園づくりが実現できます。 出た石もうまく活かして、家庭菜園をもっと楽しく、快適にしていきましょう!
また、しま農研では家庭菜園とガーデニングを楽しむためのアイデアを多数発信しています。詳しくは 「家庭菜園のできるおしゃれな庭作りガイド」 もチェックしてみてください!
読んでいただきありがとうございました!
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