ウッドデッキ材質選び:人工木材の選定ポイント

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庭づくり

ウッドデッキを選ぶ際によく目にする「人工木材」。これを詳しく理解することは、選定時の失敗を避け、納得のいく購入をするために非常に重要です。しま農研もウッドデッキの選定をする際、初めは知識が乏しく、さまざまな情報を調べて勉強しました。

この記事では、人工木材とは何か、そのメリットやデメリット、そして選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。あなたがウッドデッキの設置において人工木材を選定する際の参考になれば幸いです。

しま農研
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ウッドデッキを選定するさいに知っておきたい人工木材。メンテナンスも容易なためおすすめ資材です。

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1.人工木材とは何か

人工木材を選ぶさいにまず人工木材とは何かを知っておくことは重要です。この章では人工木材の定義や天然木材との特性の違いについて解説します。

1.1 人工木材の基本的な定義

人工木材は、天然木ではなく、木に似せて製造された工業製品を指します。一般的には樹脂木や合成木とも呼ばれています。

主に木粉と樹脂を混ぜ合わせたもの、樹脂のみを使用したもの、その他の素材を使用したものの3つの主要タイプに分けられます。これらの素材は各メーカーによって含有率や樹脂の種類が異なる場合があります。

1.2 天然木と人工木の特性の違い

人工木材と天然木材の最大の違いは、耐久性とメンテナンスの容易さ、経年劣化における色あせの少なさにあります。

天然木は材質によって耐久性やメンテナンス方法が異なりますが、人工木材は材質による差は少なく、一般的にメンテナンスが容易です。また、経年劣化における色あせも少ないことが特徴です。人工木材のメリットとして次の章で詳しく解説します。

2.人工木材を使用したウッドデッキのメリットとデメリット

人工木材は、特有のメリットあります。人工木材を選ぶことのメリットとデメリットをしっかり理解したうえで選ぶことは重要です。後から天然木がよかったとならないように気をつけましょう。

2.1 人工木のメリット

2.1.1 耐久性が高い

人工木材に使われる樹脂は耐久性が非常に高く、15年間は問題なく使用が可能です。腐りにくく、乾燥によるひび割れやささくれ、トゲが生じにくいです。また、シロアリの被害も少ないため、長期的に安心して使用できます。(シロアリ被害は木部と地面が直接接触しない施工も重要です)

2.1.2 経年劣化による色あせが少ない

人工木材は紫外線や雨の影響を受けにくく、色あせがあまり起こりません。最初の1年は若干の退色が見られますが、その後の劣化は緩やかです。ただし、長期間物を置くことでその部分の退色が進む可能性があるため、注意が必要です。

2.1.3 メンテナンスが容易

人工木材は防腐剤や塗装をする必要がなく、メンテナンスは基本的に表面の水洗いのみです。食べ物や飲み物、油汚れに対してもサンドペーパーで研磨したり、台所用中性洗剤で清掃できるため、日々のお手入れが簡単です。

2.2 人工木材のデメリット

2.2.1 ウッドデッキの表面が暑くなる

人工木材は樹脂を使用しているため、外気の温度や太陽熱の吸収率が低く、表面が熱くなることがあります。真夏や真冬には特に、履き物が必要になる可能性があります。

3.人工木材を選ぶポイント

人工木の選択は多様なオプションがあり、各々のメーカーや商品で工夫が違うため様々な視点を持った選択が必要です。この章ではしま農研が考慮するべきポイントを紹介します。最終的にはあなたの好みやニーズに合った選択をすることが大切です。

3.1 機能で選ぶ

3.1.1 耐久性、耐候性に注目する

耐久性や耐候性に優れた素材の選定は重要です。メーカーによって様々な特徴がありますが、色あせの抑制、低吸水率、水たまりの防止など、耐久性に関連する要素に注目すると良いでしょう。

3.1.2 表面温度に注目する

ウッドデッキの表面温度の上昇を抑える素材もあります。特に夏場の暑さが気になる場合は、この点に注意して選ぶのが良いでしょう。

3.2 デザインで選ぶ

3.2.1 床板のカラーで決める

ウッドデッキの大部分を占める床板の色は、デザイン上非常に重要です。落ち着きのあるダークブラウン、ナチュラルな雰囲気のライトブラウン、ウッドデッキ自体を主役にするのであればグレーやホワイトなど選ぶ色によって異なる雰囲気を演出できます。

3.2.2 床板の表面加工で決める

床板の表面加工にもいくつかの種類があります。同じ間隔に溝が入ったリブ加工、凹凸がないフラットな表面のサンディング加工、木目柄のデザインのものもあります。これらは見た目だけでなく、歩行時の感触にも影響を与えるため、選択に注意が必要です。

3.3 価格で選ぶ

ウッドデッキは大きな投資となるため、予算をしっかりと考慮することが重要です。人工木は価格に大きく差があるものも存在します。

DIYでも業者の施工でも、予算内で最適な選択をするために、優先順位とコストのバランスと複数の候補を比較検討することをおすすめします。

3.4 メーカーで選ぶ

ウッドデッキ用の人工木材を販売しているメーカーは数多くあり、それぞれに独自の特徴や強みがあります。ここでは、代表的ないくつかの代表的なメーカーや、しま農研が特に関心を持っているメーカーについて紹介します。これらの情報が、あなたのウッドデッキ選びの参考になれば幸いです。

3.4.1 シェアNo.1 “LIXIL”

家関連の製品を取り扱う有名企業であるLIXILは、キッチン、トイレ、洗面台、お風呂から窓やドアに至るまで幅広い製品を取り扱い、ウッドデッキ部門でもトップシェアを誇っています。高い信頼性と実績を持つこのメーカーは、ニーズに合わせた多様な商品も魅力です。

3.4.2 シェアNo.2”YKKAP”

窓のサッシで知られるYKKAPもウッドデッキ市場での大手メーカーの一つです。主に窓サッシメーカーが多いシェアを占めるのが、ウッドデッキのメーカーの特徴です。その理由は、ウッドデッキに使われる骨組みが窓と同じアルミ製品が使われコストが抑えられるところにあります。その中でも、YKKAPの”リウッドデッキ200″は、手頃な価格設定が魅力です。

3.4.3 天然木に近いウッドデッキなら”MINO”

MINOは、天然木に近い質感を追求しているメーカーで、しま農研が特に注目しています。主力商品である「彩木」は、木の質感を再現するために特別に開発され、そのこのこだわりは、メーカーのホームページからも伝わってきます。使用されているウレタンが熱容量が小さいため、夏場の表面温度の上昇が抑えられるという利点もあります。これにより、暑い季節でもウッドデッキを快適に利用することが可能になります。

4.まとめ

この記事では、ウッドデッキを設置する際の重要な検討ポイント、特に人工木材を使用する際のメリットとデメリット、選択のポイントについて詳しく解説しました。耐久性、メンテナンスの容易さ、デザイン、価格など、ウッドデッキを選ぶ際には多くの要素が考慮されます。

人工木材を選ぶ際には、機能性やデザインの好み、予算など、自分のニーズに合ったものを選ぶことが重要です。耐久性やメンテナンスの容易さを重視するなら人工木材が良い選択肢でしょう。一方で、自然な見た目を重視するなら天然木材も考慮に値します。

ウッドデッキは庭の利用方法や雰囲気を大きく変えることができます。また、ウッドデッキ設置のためには材質の選定だけではなく設置する目的の明確化、大きさやデザインの検討なども重要です。

しま農研ではウッドデッキの設置計画について別の記事にまとめていますので参考にしてください。あなたの庭やライフスタイルに合ったウッドデッキを選び、快適な屋外空間を実現しましょう。

読んでいただきありがとうございました!

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