土を改善していくにあたってもまずは自分の庭の土がどんな土なのか。ここを知らなければ改善のしようがありません。土のチェックポイントと方法についてまとめていきたいと思います。
今回、土の改善について色んな本やネット情報参考にさせていただいてますが、本記事は【花壇と菜園の土づくり入門】という本参考にさせてもらっています。庭の土作りについて詳しく書いていて、今一番知りたい情報たくさん入っていて私にとってバイブルになりそうです。
目次
1.土質のチェック方法
植物は硬い土より柔らかい土の方がよく育ちます。この土の硬さは砂と粘土の割合や土の構造で決まるそうです。まずは自分の土がどんな土かチェックしてみましょう。
1.1 耕す
まずは菜園する部分をくわやスコップで掘り起こします。表面が踏み固められていても、中の土が叩いてもろく砕けるようならよい土です。また、土の深さも調べてみて深さも野菜の根がはるようでしたら大丈夫です。
1.2 手で握る
よく耕した土から、適当に水分のある部分(手に湿り気を感じるくらいの状態)を一つかみ取り固く握りしめてみます。もし固まらないようであれば砂の割合が多い土。固まった土を指先で軽く押すともろく砕ける土は団粒も発達したいい土。指先で押したくらいでは砕けずへこむ場合は粘土質で単粒構造の土になります。
1.3 観察する
比較的乾いた状態の土をひとつかみ手に載せて、指先で薄く広げてみます。粗い砂粒、団粒、粘土質の細粒かなどの割合を大まかに知ることができます。
2.水はけチェック方法
水はけのよい土とは、土の中に大きな隙間が多く、さらにそのふかふかした層が厚い土です。雨などで水分が余分にある場合にも大きな隙間を利用して、余分な水分を下方へ移動させます。
ただ、水を通しにくい層が底の部分にある場、水の移動が停滞し地下水の状態になり量が多くなるとたまることになり水はけのよい土でもぬかるむ場合があります。

底の水はけも影響してくるとは・・・
ここは改善難しそうなので付き合っていくしかないですね
2.1 雨の後に踏みいれてみる
水はけのいい土は余分な水を上に貯めず下に移動させるため、雨がやんだ1~2日後に、足を踏み入れてもりこむことがありません。逆にめり込んでしまうのは移動せず水はけの悪い土といえます。
2.2 雨の後に掘る
20~30ミリの雨の後、1~2日で土を掘っても土がほぐれるようであれば、水はけ良好の土です。2~4日しても掘り上げた土がねばねばしているようであれば水はけの悪い土ともいえます。
3.酸度チェック法
野菜にはそれぞれ適正な酸度がありますし、日本の土壌は酸度に傾く傾向にあります。そこで石灰等で改良を行いますが測定方法も色々あります。
3.1 pH試験液を使う
コップ等の容器に土1:水(蒸留水等がよい)2.5の容積割合で容器に入れ、これをよくかき混ぜます。約30秒後に上澄み液を試験管に入れ、測定液を2~3滴垂らします。液の色が変化するので、比較表で色を比較してpH値を読み取ります。
3.2 pH試験紙を使う
コップ等の容器に土1:水(蒸留水等がよい)2.5の容積割合で容器に入れ、これをよくかき混ぜます。その中にpH試験紙を水の中に浸し、紙の色の変化でpHを読み取ります。
3.3 土壌酸度計を使う
土壌酸度計を使う場合は計器の先端を湿っている土の中に突き刺すことにより酸度を計測します。土が
乾燥している場合は水で少し濡らしてから測るとよいそうです。
4.まとめ
これで、自分の庭の土を少し知ることができます。改善した後の土もチェックして作業が正しい方法だったかの確認もできます。土の改善方法には堆肥をいれたり、石灰をまいたりしする作業があります。こちらの記事でまとめているのでよかったら参考にしてみてください。
読んでいただきありがとうございました。
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