プランター栽培が終わった後に土をどうしようかと悩むことはありませんか。捨ててしまおうと思っている方は少しお待ちください。その土をリサイクルして、また次の栽培に使うことが可能です。
プランター栽培を行っていると、長期間使い続けた土が栄養分を失い、植物の成長を阻害してしまうことがあります。そのまま使うのは難しいですが、新しい土を買い足すと結構な費用がかかってしまいますよ。
今回は古くなった土を再利用することで、費用を節約できる、また土を捨てなくてよいため必ず覚えておきたい方法です。本記事では、プランター用の古い土を再生する方法について、詳しく解説していきます。
1.古い土を再利用する前に:プランター用土ふるいで不純物を取り除く
古くなったプランターの土を再利用する際には、不純物を取り除くために土ふるいが必要です。一度育てた土の中には、以前育てた植物の根や雑草の種子、枯れ葉等のゴミが混ざっています。
土ふるいで不純物を取り除くことで、土壌中の酸素や水分の循環が改善され、植物の根が健康的に成長するための良い環境が整います。さらに、土壌中に含まれる微生物や栄養分の循環もスムーズになり、栽培効果を高めることができます。
ふるいをかけるのは、土が多いと結構大変な作業になります。よく園芸店に売っているふるいでも十分ですが、おすすめは折りたたみ式ふるいを使う作業になります。こちらの記事ではしま農研でもおすすめな土ふるい作業をまとめています。
2.土の消毒方法:病原菌を減らして栽培環境を整える
プランター栽培をする際には、古い土の再利用ができますが、一度プランターに入れた古い土には、様々な病原菌や害虫やウィルスの侵入、感染を助長させる原因になることがあります。土の消毒には、様々な方法がありますが、栽培環境を整えるためには、効果的な消毒方法を選ぶことが大切です。
今回は家庭菜園での消毒作業になるので農薬を使わない消毒作業について説明していきます。一定程度病原菌の減少に寄与することができますが、完全な消毒作業ではありません。病原菌を完全に除去する作業にはなりませんが、やって損はない作業ではありませんので余裕がる時は試してみてください。
2.1 冬の土の消毒作業:寒起こし
冬の場合は熱湯等を満遍なくかけて霜と寒さにさらします。冬の気温で凍結解凍を繰り返すことで土の消毒していく方法があります。
この方法は寒さを利用する消毒方法のため暖かくなってしまうと効果が薄くなってしまいます。こちらの記事は地植えでの寒起こし作業をまとていますので参考にしてください。
2.2 暖かい日の土の消毒作業:太陽熱消毒
太陽熱消毒は、通常は春先から初夏にかけて行われます。太陽が高くなり、地表の温度が上昇する季節になると、太陽熱を利用した消毒が効果的に行えます。
また、気温が高いほど消毒効果が高くなるため、夏場にはより効果的な消毒が期待できます。ただし、高温多湿な環境下では、カビやバクテリアの繁殖が活発になるため、消毒後はできるだけ早めに作業を進める必要があります。
手順については諸説あり。透明のビニールの方がよいとか、熱し方も色々あるみたいでしま農研も実験中です。いい手順が確立しましたらこちらに手順をのせていこうと思います。
3.土を再生する方法:リサイクル材を混ぜて肥沃な土壌を作る
古い土は団粒構造がなくなり硬くなってしまったり、長年の栄養素の枯渇や、過剰に蓄積された塩分や有害物質が含まれていることがあります。
リサイクル材を土に混ぜることは、土壌中の有機物や微生物を増やして、栄養豊富な土壌を作ることができます。リサイクル材には、堆肥、コンポスト、腐葉土、木質チップなどが含まれます。これらの材料は、栄養素が豊富で、水はけがよく、土壌の保水力を高めるのに役立ちます。
ただし、入れすぎるとバランスを崩してしまうので量については、使用用途を読んで適切な量を混ぜ込むことが必要です。しま農研でつかっているリサイクル材はこちらの記事にまとめています。
4.プランターの選び方と栽培メリット・デメリット
プランターのサイズて結構分かっているようで分かっていなかったりしませんか。10号プランターてどの程度の大きさかいまいち想像しずらかったりします。
こちらの記事ではプランター栽培のメリット・デメリットや、プランターの選び方についてまとめております。どんなプランターを買おうかと悩んだ時には参考にしてみてください。
4.まとめ
今回はプランターの土の再生方法をまとめていきました。手順としては、栽培後不純物を取り除き、できれば消毒して、再生材を混ぜる。そこまで難しい作業ではないので、捨てるのも手間になりますのでなるべく覚えておきたい作業です
プランターの土づくりが終わったら次は栽培計画ですね。しま農研のプランターで育てるおすすめ野菜をこちらにまとめていますのでよろしければ参考にしてくださいね
読んでいただきありがとうございました!
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