手軽にニンニクを育てよう!プランターでの育て方

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野菜の育て方

ニンニクは料理の香り立てや薬味として、幅広い料理に使われる人気の食材です。スタミナをつける食材としても広く知られていますよね。そんなニンニクを、ベランダや庭でプランターで育ててみませんか?

ニンニクの栽培期間は長く、秋に植え付けをして6月頃に収穫を迎えるため、地植えの場合、夏野菜の植え付け準備とのタイミングが難しいことも。しかし、プランターでの栽培ならばそのような心配は不要です。さらに、株間を広く取らずに育てられるため、ニンニクはプランター栽培に向いている野菜の1つと言えるでしょう。

また、国産のニンニクと市販で買うと少し高いですよね。この記事では、気候に合ったおすすめの国産ニンニクの品種についても紹介しています。その後のニンニクのプランターでの育て方を詳しく解説しています。ニンニクは比較的手軽に育てることができますので、ぜひ、挑戦してみて、自家製のニンニクの風味豊かな味を堪能してください!

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1.ニンニクについて

ニンニクの原産地は中央アジアといわれています。ニンニクを食べると元気がでるといわれていますが、古代エジプトの労働者がスタミナ源としていた歴史もありその効果は昔から知られていたそうです。

ニンニクは栽培期間の長いのが特徴でゆっくり育てていくことになります。また、成功のポイントは気候にあった品種を選ぶのがポイントです。それぞれの地域の気候に合った品種を選ぶのがよいでしょう。

名称ニンニク
原産地中央アジア
分類マメ科エンドウ属
発芽適温18~20℃
育成適温18~20℃
プランター深さ20cm以上
土壌酸度pH6.0~6.5
収穫まで8ヶ月

2.ニンニクの栽培計画

2.1 ニンニクの栽培スケジュール

2.1.1 ニンニクの植え付け時期と収穫時期

ニンニクは暑さに弱いため、涼しい気候を好みます。しかし、冷え込みすぎると根の発達が悪くなり、養分の吸収が難しくなりますので注意が必要です。理想的には、気温が20℃前後の時期、具体的には9月後半~10月下旬頃が植え付けの適期とされます。

ニンニクは成長に時間がかかるため、6月~7月頃、葉の一部が枯れ始めた頃を目安に収穫を考えるとよいでしょう。

2.2 ニンニクプランター栽培に必要なもの

初栽培は株を購入して育ててみました。園芸店にも売っているので最初は株から育てるのもよいでしょう。

2.2.1 ニンニク栽培のためのプランターの大きさ

標準的なニンニクを育てる際、一つの球根を植えるためには10~15cmのスペースが必要です。したがって、希望する栽培数に応じてプランターの大きさを選ぶ必要があります。深さは20cm以上が理想的で、2条以上のニンニクを植える予定の場合は、幅30cm以上のプランターを選びましょう。大量に植えたい方は大型プランターでもよいですし、人気のサイズは650型のプランターになります。

2.2.2 ニンニクの品種選び

ニンニク栽培の成功のカギは、地域の気候に適した品種の選択です。例えば、寒冷地向けには「ホワイト六片」、関東から西の中間地や暖地には「平戸」といった品種が挙げられます。

ホワイト六片

青森や北海道など寒い地域にで育てられている品種です。日本でもポピュラー国産ニンニクの品種です。関東より西の地域では、うまく育たたないこともあるので寒冷地向きです。

嘉定種

暖地栽培に適しており関西よりも西でも育てることのできる早生種。中国の嘉定が原産でよくホームセンターでも売られていて手に入りやすいのも特徴です。

平戸

関東より西の地域で育てることができる中間地や暖地向けの品種です。早生品種のため初心者にも取り組みやすい

基本的な家庭菜園道具と培養土の選び方

家庭菜園を始める際には、基本的な道具の準備が必要です。必須とされる道具の一覧は、こちらの記事で詳しくまとめられています。

初めて育てる方には専用の培養土の準備が必要となりますが、再利用を検討する方は次の項目「土作り」での説明をお待ちください。

3.ニンニクのプランターでの育て方

ニンニクは比較的手間がかからず、育てやすい初心者にもおすすめの野菜です。ポイントは前章で背蔚名した気候に合った適切な品種選びです。

品種を選んだら、適切な間隔での植え付け、芽かき、追肥の手間を経て、生長のピーク時に花蕾を摘むことで、質の良いニンニクの育成が期待できます。この章では、これらの要点を一つ一つ詳細に解説していきます。

3.1 ニンニクのプランターでの土作り

プランターを利用してニンニクを栽培する際、最初のステップとして新しい培養土の購入をおすすめします。しかし、次からは土の再利用を検討すると経済的にも環境にも優しい選択となります。

長い間使用された土は栄養分を失ってしまうことがあり、その結果、植物の成長に影響を及ぼすことが考えられます。そのような土を再活用するためには、土の再生材を活用する方法があります。この再生材を使うことで、古くなった土を再び肥沃なものに戻すことができます。

再利用する前に、土中の不純物を取り除き、可能であれば太陽熱消毒などの処理を行うと、より健全な土に再生することができます。詳しい土の再利用方法については、以下のリンクの記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

3.2 ニンニクのプランターでの植え付け

1.植えるニンニクを選定する

ニンニクの外皮を取り、中の種球を1片ずつに分けます。

植える際は、大きめで形の整った鱗片を選ぶことが推奨されます。カビや病斑のあるものは使用しないようにします。

薄皮に関しては、しま農研の方針としては、そのまま植え付けます。

2.植える位置の決定

ニンニクの成長を考慮して、品種によりますが、10~15cmの間隔を空けることが理想的です。

使用するプランターのサイズや形状に合わせて、配置を考えることが大切です。例えば、2行に分けたり、ジグザグの配置にすることで、スペースを有効に利用できます。

3.ニンニクを植え付け

深さ約5cmの穴を掘り、ニンニクの鱗片の先端(尖った方)が上になるように植えます。

正しく植えた後、土を戻し、しっかりと水を与えます。

余裕があればやってみよう!

ニンニクは保水された環境で良好に育ちます。敷き藁や他のマルチング材料を使用してプランターの表面を覆うと、保水性を向上させるとともに、地温を安定させる効果も得られます。

3.3 ニンニクの芽かき

ニンニク植え付け一ヶ月くらいたつと芽がでてきます。植え付けた箇所に2つ芽がでた場合は、1つの芽をかき取ります。生育のよい方の芽を残し、小さな芽を株元からかきとるようにしましょう。かき取り作業をしないと種球の生育が悪くなるので、早めに摘み取りましょう。

さらに、摘み取った芽は葉にニンニクとしても楽しめるますので、捨てずにぜひ味わってみてください

3.4 ニンニクの追肥

ニンニクの追肥はしま農研では年明けに2回与える方法で実践しています。タイミングについては、家庭菜園ニストによって違うのでしま農研の方法も参考にしてください。

共通していえるのは、追肥をなくてもよい期間です。ニンニクが休眠している厳寒期の1,2月寒い時期、3月中旬以降は追肥はあまり必要ないでしょう。あまり肥料をあげすぎると病害虫が増える原因になりますので肥料過多には注意しましょう。

追肥の回数タイミング時期
1回目芽がでてきて葉が茂ってきた頃12月上旬頃
2回目寒さが和らいで球根が生長をはじめる時期2月から3月中旬頃

3.5 ニンニクの水やり

ニンニクは多湿を避け、乾燥気味に育てるのが理想です。冬季は、土が乾きにくいので、雨が適度に降る環境であれば、特別な水やりは必要ありません。ただし、植え付けから芽が出るまでの間は、土の乾燥を避けるよう注意が必要です。

気温が上昇し、3月以降に生育が活発になる時期は、土の表面が乾燥した際にはしっかりと水を与えてください。

3.6 ニンニクの花蕾摘み

ニンニクは比較的に手間のかからない野菜ですが、1点だけ注意しておきたいのが花蕾摘みになります。暖かくなってきた4月頃から花蕾がつくニンニクがでてきます。

花蕾をそのまま育ててしまうと栄養が分散してしまうため、必ず摘み取ります。指先で折れば簡単に摘み取ることができます。

3.7 ニンニクの収穫

ニンニクの収穫の目安は、葉の約半分が黄変してきたり枯れてくるタイミングです。土が乾いている、天気の良い日に収穫することをおすすめします。

収穫時は茎ごと抜き取り、根をカットします。その後、日当たりの良い場所でニンニクを2~3日間乾燥させ、茎を約30cmの長さにカットします。乾燥後、ニンニクは束ねて、風通しの良い日陰で保存すると長期間の保存が可能です。

4.まとめ

この記事では、プランターを使用したニンニクの栽培方法に焦点を当てて詳細に解説しました。ニンニクを栽培する際の基本は、適切な植え付け時期の遵守と、各地域の気候に最も適した品種の選択です。

さらに、適切な間隔での植え付けや、芽かき、追肥の施行、そして生長時期の花蕾の摘み取りを忘れずに行えば、市販のものとは一線を画す美味しさのニンニクを手に入れることができます。また国産ニンニクは価格が高いこともありますが、自家製のものはコストパフォーマンスに優れていますので、ぜひ挑戦してみてください。

また、ニンニクと同時期に栽培できる他の野菜も多数存在します。せっかっくなら他の野菜も育ててみませんか?しま農研が推奨する秋冬スタートの家庭菜園でのおすすめ野菜に関する情報は、別の記事で詳しくまとめています。よろしければ、そちらもぜひ参照してみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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