結球するためには何がポイント?ハクサイの育て方から収穫まで

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野菜の育て方

鍋料理にもかかせないハクサイは秋冬野菜でも育てて楽しい野菜の1つです。

せっかく栽培するなら結球したハクサイを収穫したいですよね。球していく様子をみれると食べる時もひときわ美味しく食べれるでしょう。 結球のコツは適切な追肥と植え付けのタイミングを守ることです。さまざまな品種がありますが、最初は栽培期間が短く手間も少ない早生品種からはじめてみるとよいでしょう。

この記事ではハクサイの育て方について詳しく解説していきます。美味しいハクサイを作って暖かい鍋で冬を楽しみましょう!

しま農研
しま農研

ハクサイが結球していく様子は観察してて楽しく育てがいのある野菜のひとつです。美ぜひ味しいハクサイ作りにチャレンジしてください。

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1.ハクサイについて

ハクサイは、昔からの野生の植物ではなくタイサイ類とカブ類が自然交交雑して、中国で不結球性のハクサイの原形ができたと推定さています。

外葉が大きくしっかりと巻いていて、白い部分がみずみずしくつやがあり、緑の部分に黄ばみがないものが良質です。良質なハクサイに目指して育てていきましょう!

名称ハクサイ
原産地地中海沿岸
分類アブラナ科アブラナ属
発芽適温15~22℃
育成適温15~20℃
株間40cm
土壌酸度pH6~6.5
収穫まで約2ヶ月

2.ハクサイの育て方

2.1 ハクサイの栽培計画

2.1.1 結球のポイント1:ハクサイの植え付け時期

ハクサイは種まきや定植時期が遅れると結球しません。結球適温が15℃といわれていて、低い温度では結球しないためそれまでに十分に育てておく必要があります。

種まきですと8月の間に終わらせておくとよいでしょう。苗から植え付ける場合もなるべく早めの8月下旬から9月の間に終わらせるのがおすすめです。

2.1.2 結球のポイント2:適切な品種を選ぼう!

ハクサイにも結球しない品種がありますので、結球する品種を選びましょう。また、初心者は早生がおすすめです。栽培期間が短く管理もしやすいのではじめての栽培に向いています。

2.2 ハクサイの土づくり

ハクサイを栽培する際、土作りは非常に重要な工程です。以下は、土作りの手順と注意点をまとめたものです。

2.2.1 土作りのスタート時期はお盆頃に

ハクサイの種まき・植え付け時期は非常に重要です。夏野菜がまだ収穫期間中であっても、お盆頃には撤去を検討しましょう。

この際、土の中の害虫の卵や根を丁寧に取り除くことが大切です。太陽熱消毒のような対策を行うことで、さらに土を清潔にすることができます。

2.2.2 pHの調整と肥料の施用

ハクサイが好む土の酸度はpH6~6.5です。この範囲に調整するため、有機石灰を撒いてください。s

その後、余裕があればハクサイの成長をサポートするために堆肥や肥料を混ぜ込みます。

2.2.3 さらなる土作りの情報

当サイトでは、秋冬野菜のための詳しい土作りの手順を紹介しています。適切な土作りは、ハクサイの健全な成長をサポートし、質の良い収穫に直結しますので、ぜひ参考にしてください。

2.3 ハクサイの定植

ハクサイは種からも育てることができますが、ホームセンター等で苗を買うこともおすすめです。種から育てるさいは本葉4,5枚くらいの時に定植するのがおすすめです。株との間を40cmほど開けて定植していきしょう。

定植時に水の与え方を工夫すると根の活着がよくなるそうです。しま農研では、植え付け前のポット、植え付け用の穴、定植後の株のまわりの3回水を与えるようにしています。

定植のポイント

植え付け前のポット、植え付け用の穴、定植後の株のまわりの3回水を与え根の活着を促進する

2.3.1.苗のポットに水をあたえる

植え付け前の1,2時間前に水をあたえて、根に水を吸わすと活着がよくなります。

この際に液体肥料を希釈してあたえるとより活着します。

2.3.2 開けた穴に水をいれて定植する

穴を空けて一度ポットをいれてみて深さを試します。深いようでしたら土を戻してあげて高さを合わせます。

深さが整いましたら、開けた穴に水をいれて定植します。植え付け後は最後にたっぷり水を与えます。

2.4 ハクサイの害虫対策

ハクサイの栽培には害虫との闘いが避けられません。白菜にとっての主要な害虫は、アオムシ、コナガ、ヨトウムシ類、アブラムシ類などが挙げられます。これらは春から初夏、そして晩夏から秋にかけての穏やかな気候で大量発生しやすいため、特にその季節は注意が必要です。

2.4.1 防虫ネットを立てて害虫を防除しよう

これらの害虫からハクサイを守るための方法として、防虫ネットの設置が非常に効果的です。特に、支柱を使用しトンネル形状にした防虫ネット、通称トンネル被覆は、風通しを確保しながらも害虫の侵入を効果的に防ぐことができます。その結果、ハクサイは健やかに育ちます。

収穫時や日常のケア時に、ネットを毎回取り外すのは煩わしいものです。その点、チャック付きの防虫ネットは作業効率を大きくアップさせるアイテムとしておすすめです。これらのツールを使うことで、害虫のリスクを大幅に軽減し、美味しいハクサイを育てる手助けとなります。

2.4.2 自然エキスを用いた害虫対策

害虫対策の方法として、アースガーデンさんの”やさお酢”がおすすめです。

この商品は食酢100%製で、収穫直前までさまざまな植物に使用可能です。そのため、その手軽さが魅力となっています。一般的な農薬使用には専門的な知識が求められますが、やさお酢は簡単に散布するだけで病害虫を対策できるため、家庭菜園初心者にもとても有効です。

2.4 ハクサイの追肥作業

2.4.1 結球のポイント3:適切な追肥をしよう!

ハクサイがしっかりと結球するための最後のポイントは追肥作業です。結球を成功させるには、外葉の均一な生育が不可欠となります。そのため、外葉を健全に成長させることを目指し、適切なタイミングでの肥料の追加が必要です。追肥を行う際は、ハクサイの根をイメージし、葉の根元の内側部分に施してください。

以下の表には、追肥のタイミングに関する目安をまとめています。

追肥の回数追肥のタイミング品種による追肥
1回目定植から2~3週間後早生種はここで終了も検討
2回目結球初期中生種はここで終了も検討
3回目結球中期中生種はここで終了も検討

この表は一般的な目安として提供されているため、実際の栽培状況によって調整が必要です。たとえば、葉が黄色くなって肥料が足りないような場合、追肥を検討しましょう。しかし、肥料を過度に与えると、葉が過度に茂る結果となり、結球しづらくなることもあります。そのため、肥料の過多にも注意が必要です。

2.5 ハクサイの収穫

2.5.1 ハクサイの収穫方法とタイミング

ハクサイの収穫タイミングは、頭を押さえたときにしっかりと結球していることが感じられるときです。早生種の場合は植え付けからおおよそ60日、晩生種の場合は約120日後が目安となります。

収穫する際は、ハクサイをやや斜めに傾け、外葉との間に包丁を入れることで簡単に収穫することができます。中生種や晩生種は霜害を避けるため、結球がほぼ完了した段階で外葉で上部を包み、その部分をひもでしっかりと縛っておきます。この方法で寒さに強くなり、収穫が遅くなる場合でも畑に長く置いておくことが可能です。

3.ハクサイの作付け例

ハクサイの育て方についての詳しい解説は前の章で行いました。この章では、しま農研が実際に行った作付け例を紹介いたします。

3.1 ツルナシインゲンとハクサイのリレー栽培

しま農研では、春夏の期間に、ピーマンのコンパニオンプランツとしてツルナシインゲンマメを栽培しました。そして、この後にハクサイの栽培を予定しています。

ツルナシインゲンがしっかりと根を張った場所は、ハクサイの根が伸びやすい環境となっています。また、大きく育ったピーマンが適度に半日陰を提供することで、残暑を苦手とするハクサイの初期成長期に良好な環境が整います。

今年、しま農研ではこの方法の効果を実際に確認し、実証してみる予定です。

4.まとめ

今回は、ハクサイの育て方について記事をまとめました。また結球が綺麗にできたハクサイは育てた感もあり豊な気持ちになることでしょう。

結球することをポイントは、適切な時期に植えて、タイミングに応じた追肥作業が不可欠です。また、害虫に狙われやすいハクサイはきっちり害虫対策をしてあげることが大切です。ぜひ今回の記事を参考に良質なハクサイを育てて、冬に美味しい鍋を食べてみてください。

最後に、ハクサイだけでなく、多彩な秋冬野菜がそれぞれの魅力を持っています。その他の魅力的な秋冬野菜に関する情報も、このブログにて提供しています。興味を持たれた方は、ぜひ他の記事もご参照ください。

読んでいただきありがとうございました!

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