地植えでのさつまいもの育て方:手間いらず!植えたら収穫を待つだけ

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野菜の育て方

子供の頃にサツマイモを掘って収穫したことありませんか?土の中からイモを掘り出す作業は宝探しのようにワクワクする経験です。さつまいもは肥料もあまりいらず、育てやすいためスペースがあるのなら家庭菜園でチャレンジしてもらいたいおすすめの野菜の1つです。

サツマイモは、最初の植え付けのみ気をつければほとんど手間をかけずに育てることが可能です。この記事では、植え付けから収穫までを詳しく解説しています。自宅の庭でサツマイモを育てることは、食卓に新鮮な野菜を提供するだけでなく、ガーデニングの楽しさを再発見する絶好の機会でもあります。秋に美味しい焼きいもを食べるため一緒にさつまいも栽培を楽しみましょう!

しま農研
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さつまいもを掘る作業はワクワク感があって子供がいる方にも体験としておすすめです。ぜひ自分で育てて秋の代名詞、焼き芋を楽しんでください!

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1.サツマイモについて

サツマイモの原産地はメキシコや中南米の砂漠周辺であり、荒地や砂丘のような乾燥して養分が少ないところです。そのため、さつまいもは比較的肥料が少ない方がよく育ち、実付きも良くなります。肥沃な土だと実があまりつかずに葉だけが茂る「つるボケ」という症状になりやすくなります。

また、サツマイモは連作障害を起こしにくく、同じ場所で育てる方がより味が良くなると言われています。育ちやすい環境の場所を見つけて毎年の楽しみとして育てるのもおすすめです。

和名サツマイモ
原産地メキシコ、中南米
分類ヒルガオ科サツマイモ属
発芽適温20~30℃
育成適温25~30℃
株間30~40cm
畝幅60~70xm
土壌酸度pH5~6.0
収穫まで4~5ヶ月

2.地植えでのサツマイモの栽培計画と準備

サツマイモを地植えで栽培する場合、計画的に準備を行うことが成功への鍵です。この章では、地植えでのサツマイモの栽培計画と準備について具体的に解説します。

2.1 サツマイモの栽培時期

サツマイモの植え付け時期は地域によって異なりますが、一般的に中間地域では5月初旬から6月初旬が適しています。寒さが苦手のため暖かくなってきてから植え付けとよいでしょう。また、植え付けはさし苗で行なうことが一般的であまり長持ちしないため購入後すぐに植え付けることで、栽培の失敗を減らせます。

その後はあまり手間がかからずに育ってくれるため収穫の10月から11月頃までその成長をゆっくりと楽しみながら育てることができます。

2.2 サツマイモの栽培スペース

サツマイモは植え付け方法にもよりますが一般的に、畝幅(横幅)は60~70cm、株間(縦幅)は30~40cm程度を確保します。

これにより、サツマイモが健康に成長するための十分なスペースを提供することができます。

2.3 サツマイモの土づくり

土づくりは、サツマイモをはじめとする多くの野菜の栽培成功の基盤となります。特に、晩冬から春にかけて行う土づくりは、時間をかけてじっくりと行うことが望ましいです。定植予定日の少なくとも1ヶ月前には準備を始めましょう。

土づくりは、雑草の除去、土壌改良、酸度調整、元肥の施用といったステップで行います。これらの手順については別の記事で詳しく説明しています。サツマイモは肥料が少なめのほうが良く育つため、単独で栽培する場合は堆肥を控えめにし、元々野菜が育っている場所であれば元肥はなくてもよいでしょう。

3.地植えでのサツマイモの育て方

この章では、サツマイモの具体的な育て方を植え付けから、ツル返し、収穫までを詳しく解説していきます。

3.1 サツマイモの植え付け(地植え)

さつまいもはさし苗を植え付けるのが一般的です。さし苗の節から出た芽根が太ってイモになります。ここでのポイントは土に植えたさし苗の部分から根がでてくることになります。

大きなイモを育てたい時は垂直植え、小さくてもたくさん収穫したい場合は水平植えなどにすることで自分の育てたい大きさのサツマイモに近づけることができます。また、植え付けるさし苗は7~8枚ついた太い苗を選び、葉がしおれていたら、水につけてから植え付けるとよいでしょう。

以下にサツマイモの植え付けの手順を解説します。(ここでは斜め植えに基づいて解説しますが、垂直植えでもその角度を変えるだけです。)

3.1.1 支柱で穴を空ける

サツマイモの株間は30~40cmです。植え付ける場所に目印をつけて穴を空けるための太さ1.5cm程度の支柱を用意します。日の当たる方向に向けて斜め45度に深さ20cmほどさし込み穴をあけます。

3.1.2 さし苗を植える

さし苗を穴に入れ下から3~4節目までが埋まるように植え付け、株元を軽く手で押さえます。地中に植えた部分から根がでてきます。もし大きめのイモを作りたい場合は浅植えにしたり色々試してみるのもよいでしょう。

3.1.3 水をあたえる

最後に水をたっぷりあたえます。苗の活着には水分が必要になりますので、1週間ほどは特に注意して土が乾燥しているようなら水をあたえるようにしましょう。

3.2 サツマイモのつる返し(地植え)

夏以降に、つるが茂ってきた時につる返しをして広がったつるを持ち上げて折りたたみ、スペースの上にのせる方法があります。

このつる返しの作業は、限られたスペースを有効に使うほかに地表からつるを離すことにより、伸びたつるから根を張ることを防ぎ、植え付けたイモに養分を集中させることにも役立ちます。

3.3 サツマイモの収穫(地植え)

サツマイモは上記の作業に注意するのみで収穫までは特に何かする必要はありません。植え付けから約4ヶ月後の10月~11月頃が収穫のタイミングです。

地上部のつるを少し残して、葉は刈り取ります。イモを傷つけないようにスコップなどを使い、周りを掘り起こして収穫します。また、収穫時はよく晴れた日の午前中に行い、掘り出したイモを並べてよく乾かしてから保存しましょう。

4.さつまいもの混植栽培

コンパニオンプランツを活用した混植栽培は、限られたスペースを最大限に利用し、病害虫のリスクを低減させると同時に、野菜の生育を促進する効果が期待できます。さらに、多種多様な野菜を収穫できるため、家庭菜園での多彩な楽しみを提供するおすすめの方法です。

しま農研では、今年サツマイモと相性の良いゴマやシソとの混植栽培に挑戦しています。この作付け方法が両者の生長にどのような影響を与えるかを検証していきます。

今後の進展については、しま農研の記事を通じてリアルタイムで観察記録を共有していきます。本年度、サツマイモ栽培を予定している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

5.まとめ

この記事では、地植えでのサツマイモ栽培のプロセスを、植え付けから収穫まで詳しく解説しました。サツマイモは、比較的手間がかからずに育てることができる野菜であり、肥料を控えめにすることでより良い収穫を期待できます。また、連作障害が少なく、同じ場所での栽培が推奨される点も、家庭菜園において大きな利点となります。

サツマイモ栽培を成功させるためには、計画的な準備と適切な管理が重要です。今回の記事が、地植えでのサツマイモ栽培を始めたい方々にとって、実践的なガイドになることを願っています。秋の収穫時に、サツマイモを掘るワクワク感は格別です。ぜひチャレンジしていただき体験してください。

また、しま農研では多様な野菜の栽培方法を紹介しており、それらの記事は50音順で整理しています。どの野菜に興味を持っているかに関わらず、必要な情報を簡単に探すことができます。ぜひとも、これらの情報を参考にしてみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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