家庭菜園をはじめた初心者として育苗て少しハードル高く感じますよね。苗を育てることは多種多様な品種の植物に挑戦できますし、コストも抑えられるので是非とも身につけたい技術の1つです。
家庭菜園歴があまり長くないしま農研も少しづつ挑戦してるジャンルになります。そこで今回はしま農研的に初心者でも挑戦しやすそうな育苗植物とそのポイントについてまとめていきました。
1.育苗で意識しておくポイント
1.1 播種する植物の発芽温度を理解しておく
育苗においては種の発芽温度を理解しておくことが重要です。種によって適した発芽温度が異なるため、それに合わせた温度管理が必要で播種する時期や対策を変えていく必要があります。
また、温度管理には昼夜の温度差にも注意が必要です。昼間は比較的高い温度に設定し、夜間は低めの温度に設定することで、種子の発芽率や発芽速度を促進することができます。しかし、温度差が大きすぎると種子がダメージを受けることがあるので、適切な温度差を保つようにしましょう。寒い時期から育苗をしたい場合は、簡易ハウスやビニールハウスがあると便利です。
1.2 育苗ポット等の資材を準備しておく
育苗ポットを使用すると、各種子に十分なスペースが与えられ、良好な根系が形成されるため、後で移植した際により健康的な植物が育ちます。また、育苗ポットには排水孔があり、余分な水分が排出されるため、過剰な水分を蓄えることがなくなり、病気の発生を防ぐことができます。
ポットの他にもセルトレイや育苗箱等、苗を育てる資材がありますので色んな種類を試してみるのもよいでしょう。
1.3 育苗用の土を使う
育苗用培土は通常の園芸用土と比べて、育苗培土は種子の発芽や根の成長に適した成分がバランスよく配合されています。また、細かくふるい分けられているため、種子の細かな根や幼い芽が通りやすくなっています。さらに、消毒済みのものが多く、病気や害虫の発生リスクを低く抑えることができるため、安心して育苗を行うことができます。
ただし、育苗培土には栄養分が少なくしているもも多くあるので、発芽後には適切な肥料を与える必要のある土もあるので購入した資材の説明をきっちり読みましょう。
1.4 種の種類によって覆土方法が違う
多くの植物の種子は光による刺激が発芽を促進するため、光の条件も重要です。発芽する為に光があると促進される植物を好光性種子といい、逆に暗所で発芽する植物を嫌光性種子といいます。また、光の影響を受けない植物もあります。
ここでのポイントは好光性種子は光を必要なため種が流れない程度に薄く覆土し、嫌光性種子は土でしっかり種を隠ししっかり鎮圧します。
2.しま農研的育苗する植物の選定ポイント
家庭菜園の場合、スペースもあまりないので種から育てるより苗を買った方が手間もかからず安全な苗や接木苗を手にいれやすいので全てを育苗する必要もないかもしれません。
しま農研もまだまだ初心者なのでで育苗をするのは、結構ハードルが高い作業になります。しま農研的に育苗していく植物のポイントをまとめてみました。
2.1 たくさんの株が必要な植物
苗で買うとどうしてもお値段がかかってしまいますよね。育苗することにより、苗を購入するよりも費用を節約できます。たくさんの株が必要なものは育苗するとお値段も安くすむのでおすすめです。
コンパニオンプランツで重宝する植物や、株間が短く苗をたくさん必要とする植物は種まきから育てることを覚えておくとよいでしょう。
2.2 種とりが簡単な植物
種とりが簡単な植物は、自宅の庭で収穫した種を使用して、来年の育苗に使うことができます。育苗を覚えておくと、苗も種も買う必要がなく経済的にもお得です。
また、種とりをすることで、その植物の生態や種子の成長過程を理解することができ、より深い知識を得ることができます。
2.3 あまり苗が売っていない植物
あまり苗が売ってないような珍しい植物は種から育てるしかありませんよね。珍しい野菜を育てて食べるのは家庭菜園の楽しみの1つだったりします。
種は通販でも取り寄せることができるので、育ててみたい野菜が売ってない場合は種から育てるのも選択肢の1つです。
2.4 間引きが多い植物
何気に間引き作業て難しかったりすることがあります。直播を失敗すると芽が出すぎて間引きするのが悩ましかったりします。(私が種まき下手なだけですが。。。)
セルトレイを使うと管理しやすいのでおすすめです。種は大体余ってしまうので多めに作っていい感じの苗を選んで定植するのもおすすめです。
2.5 温度管理が容易な時期に播種できる植物
寒い時期等に育苗をしなくてはいけない植物は、寒暖の差も考慮する必要もあり簡易ハウス等を必要とし少しハードル高そうです。
しま農研もいずれは挑戦してみたいですが、4月以降の暖かい時期に播種できる植物を中心にい育苗しています。
3.しま農研おすすめの育苗植物
3.1 マリーゴールド
マリーゴールドは様々な植物とも相性もよくて、センチュウやアブラムシにも効果があるので、植物のお医者さんとも言われています。見ためもよくて庭を華やかにしてくれるのでたくさんあっても重宝します。
余った苗は植木鉢等に植えても花としても楽しむのはいかがでしょうか。
3.2 オクラ
オクラをプランターで育てたい場合に密植栽培というおすすめの栽培方法があります。密植栽培は5本ほどの株を一か所で育てる方法なので、市販の苗を買うと2~3株必要であまり経済的ではありません。
また、オクラの種とりは簡単なので育苗を覚えておくと毎年お金に気を使わず楽しむことがきるのでおすすめです。
3.3 エダマメ
エダマメは株間も短いためスペースはなくてもたくさん植えることができます。たくさん植える=たくさん株を必要としますので、育苗していった方がお得になるかもしれません。
エダマメは断根や摘心することで強い苗を育てる方法もありますので挑戦しがいのある野菜です。
3.4 花オクラ
花オクラはあまり園芸店ではみかけない野菜です。オクラに似た綺麗な花を咲かせるので、しま農研的にはお庭で育てたいおすすめ野菜の1つです。花を食べるといのもなかなかプレミア感もあります。
オクラと同じく種も採取しやすいので、一度育てると毎年育てることが可能なので育苗に適した野菜の1つともいえます。
3.5 パクチー
パクチーは移植を嫌うのでプランターで育てる場合は直播きでもいいのですが、地植えで育てる場合はある程度等間隔に植えていきたい感じもあります。パクチーの間引きをしながら等間隔に育てていくのは少しテクニックがいります。
セルトレイ等を使って育苗してから植え付けると綺麗に並べることができるので試してみるのもいいかもしれません。
4.まとめ
今回は育苗に焦点をあてて記事をまとめていきました。育苗は家庭菜園の中でも中級編に入ってくる感じになると思います。初心者の方は、苗からの方が安心して育てることができますが少しづつ挑戦していくのはいかがでしょうか。
春夏野菜は育苗の他にも色々と準備があります。無理のない程度の家庭菜園ライフを楽しんでください。こちらの記事は春夏野菜栽培に向けた準備をまとめますのでよろしければ参考にしてください。
読んでいただきありがとうございました!
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