【家庭菜園】見た目も美しい、食べても美味しい!プランターを使った花オクラの育て方

野菜の育て方

花オクラという花を食べるオクラに似た植物を知っていますでしょうか?花オクラはとても綺麗で観賞するだけでも楽しめるのですが、食べることができるのですがあまりスーパーでみかけないですよね。

あまり売っていない理由に収穫するタイミングも保存期間も短いためだと思うのですが、庭やベランダでおこなう家庭菜園ですとデメリットが緩和されます。加熱するととろっとしたオクラに似た食感でおひたし等でも楽しめます。

そんなプレミア感ある花オクラの育て方についてまとめました。花もきれいなのでしま農研的にもおすすめの植物です。

1.花オクラについて

花オクラはアオイ科トロロアオイ属に属する一年草です。中国が原産地で綺麗な花を咲かせオクラより1周り大きな花を咲かせます。育てか方についてはオクラと似ているので、オクラに挑戦したことがある方は、育てるのはそれほど難しくないでしょう。

和名/英語花オクラ
原産地中国
分類アオイ科トロロアオイ属
発芽適温25~30℃
生育適温20~30℃
プランター普通
土壌酸度pH6~6.5
収穫まで約1ヶ月

1.1 花オクラとオクラの違い

オクラと花オクラの違いは、食べ方で花オクラは花を食べるのが特長です。加熱するととろっとした食感が特長でおひたしやおすまし、サラダ等で楽しむことができます。また、収穫後の足が早いためあまりスーパーではみかけない野菜です。

2.花オクラのプランター栽培

2.1 花オクラの栽培計画

2.1.1 花オクラの育苗は4,5月頃がおすすめ

花オクラの発芽適温は25~30℃と比較的暖かくなってから4,5月頃が時期がおすすめです。

2.1.2 花オクラを育てるプランターを選ぶ

花オクラはオクラと同じく直根性なので少し深めで、多湿を嫌うということで大型にせず少なめの株を育てるようにしま農研ではしています。

この辺りはあまり情報が少ないのでこの辺りは正確ではないですが、10号以上で深さが30cm以上の鉢であれば育てられると思います。

2.2 花オクラの育苗

花オクラはあまり株が売っていないため、種から育てていく方法が一般的です。また、種とりは容易なため一度育ててしまえば毎年楽しむことができます。

育苗の基本的なポイントはこちらの記事にまとめています。よろしければ参考にしてください。

2.2.1 花オクラの種まき

育苗ポットやセルトレイに2,3粒まき薄く土をかける。種まきが終わりましたら霧吹き等で水をあたえます。その際、種が流れないように気をつけてください(説明書では薄く土をかけるとなっていまうが、オクラは嫌光性種子。しま農研では今年深めにも植えてみて実験してみます)

2.2.2 花オクラの育苗

土が乾かないように水やりをして管理していきます。発芽温度が保たれていれば1週間程で発芽します。本葉が2,3枚になりましたら生育のわるいものは間引いて1本か2本を残して育てていきます。本葉が3,4枚になったらプランターに植え替えます。

2.3 花オクラの植え付け

2.3.1 元気な苗を2株選定して定植する

花オクラは多湿を嫌うためオクラのような密植栽培はあまり向きません。元気な苗を2株を選定しプランターに植え付けていきます。

花オクラはオクラと違い根がそこまでデリケートではなく、根を触っても枯れるリスクは低いそうです。が、丁寧に植え付けてるにこしたことはないです。私は枯れること前提で1株多めに植えることもあります。定植後は割りばし等で仮支柱立てます。

2.4 花オクラの収穫

2.4.1 花が咲いたらすぐに収穫する

花オクラの花の命はとても短いです。日の出とともに咲き夜になるとしぼんでしまいます。なるべく早く収穫しないと枯れてしまうので花が咲いたらすぐに収穫しましょう。

スーパー等ではあまりみかけない理由はこのようにあまり長持ちしないからになります。

プランター1つでもまとめて採れることおあります。

2.4.2 収穫後の保存方法

収穫後は雄しべを取り外し花びらだけにしてよく水で洗います。キッチンペーパ等水気を切りキッチンペーパー等をひき、密閉容器等にいれて冷蔵庫にいれておけば数日は保存がききます。

2.5 花オクラの摘葉

2.5.1 収穫したら花から1,2枚残して摘葉する

花オクラは風通しがよい環境を好みます。収穫した花から1,2枚残してそれより下は摘葉します。この作業により風通しがよくなる他に栄養を上部に送り込む効果も期待できます。

葉の勢いが弱く葉が小さかったり、全体的にスカスカの場合は生育が弱まっている場合もあるので摘葉を控えまます。

2.8 花オクラの追肥

花オクラの正確な追肥の情報はあまりないので、しま農研的見解になりますがオクラと特長は似ているような気がします。時間軸的な目安は1番花が咲いた後、追肥をスタートして2週間毎に追肥を行いおこないます。

観察しながら追肥するのもよい方法です。成長点近くで花が咲いたり、葉の形が細く切込みが深いと肥料不足のサインなので適時追肥をおこないます。ただし花オクラの葉はオクラの葉と比べて切れ込みは元々深いので注意です。

肥料不足適正肥料過多
花の咲く位置を観察成長点に近いところで咲いている上に葉が3枚以上ある上に葉が5枚以上ある
葉を観察葉の切込みが深い葉の色が濃く丸い。切込みが浅い
花が先端につくと肥料が足りていないサイン
葉の切れこみも観察して肥料を調節します

追肥の基本てきな考え方はこちらの記事にまとめてますので参考にしてください。

2.9 花オクラの水やり

プランター栽培は水切れしてしまうのでが悩みの種ですね。真夏はプランターの水切れが早いため水が完全にきれる前には水やりをしてあげるとよいでしょう。

しま農研はわりとずぼらなので、たまに下のようになってしまいます。水をあたえると復活しますので、水がほしいサインがでたら水をあたえてあげてください。なるべくこうならないように季節に合わせた水やりをしてください。真夏の水やりは日中暑い時間ではなく比較的涼しい朝や夕方がおすすめです。

水切れをおこすと分かりやすい花オクラ
ちゃんと水をあげると復活します

2.10 花オクラの種取り

2.10.1 最後は収穫せず種取り用の実を育てる

種取りをすると来年も苗を育てることができるのでおすすめです。花を収穫せずに放置しておけば実になります。

収穫中盤や初期に実にしてしまうと株が弱ってしまうので花つきも悪くなってきた終盤にした方がよいでしょう。

3.しま農研の花オクラの栽培記録

3.1 しま農研の花オクラの栽培記録

しま農研でも今年も花オクラを育てていきます。観察記録をつけてリアルタイムに更新していきます。

定植時期がきましたらページを立ち上げてリンクしていきますので、今年花オクラを育てる方は参考にしてください。

4.まとめ

今回は、花オクラについてまとめていきました。しま農研では、栽培計画に毎年組みたくなる育てて楽しい植物です。花も綺麗なので咲いた時に癒し効果もよいので、機会がありましたら是非育ててみてください。

他にもプランターで育てるのにおすすめな春夏野菜はたくさんあります。こちらにしま農研的おすすめ野菜の育て方をセレクトしてますのでよろしければ参考にしてください。

読んでいただきありがとうございました!

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