ダイコンとシュンギクは混植に向いている相性のいい野菜です。シュンギクの強い香りは害虫忌避効果があり、ダイコンを害虫を遠ざけてくれる効果があります。コンパニオンプランツとは、このような相性のいい野菜の組み合わせのことをいいます。
コンパニオンプランツを採用する際に、野菜をどのように配置すればよいか悩むところもあるのではないでしょうか。作付け方は、人によって様々ですが、この記事しま農研で実際に栽培している作付け例を紹介します。また、ダイコン、シュンギクの育て方やその結果も掲載していきます。
ダイコンとシュンギクを育てようと考えてる方は参考にしてください。一緒に美味しいダイコンとシュンギクを育てましょう!

ダイコンもシュンギクは一緒に育てるとお互いにいい影響がある相性のいい組み合わせです。しま農研で実際におこなってる作付け例をご紹介します。
1.ダイコンとシュンギクのコンパニオンプランツ
庭など、限られたスペースでの野菜作りに挑戦する方は多いでしょう。しかし、そんな狭い場所で多種多様の野菜を育てたいなら、コンパニオンプランツを活用した混植栽培がおすすめです。これにより、多くの品種を効果的に収穫することが期待できます。
ダイコンとシュンギクの組み合わせは、混植が特に成功する好例です。アブラナ科のダイコンは、モンシロチョウの格好の的になりやすいのですが、キク科のシュンギクの匂いがこれを遠ざける働きを持っています。逆に、シュンギクをターゲットにするコナガは、ダイコンの存在によって遠ざかるとされています。
ただし、コンパニオンプランツが絶対的な害虫対策となるわけではありません。基本的な防虫対策はしっかりと行うことが大切です。コンパニオンプランツの詳しい知識やその他の組み合わせについては、以下のリンクから詳しく学ぶことができます。
2.ダイコンとシュンギクの作付け例
しま農研では、ダイコンとシュンギクを使用したコンパニオンプランツ栽培の方法を実践しています。このセクションでは、その具体的な作付け方法を詳しく紹介します。
以下の図は、しま農研での実際の作付けの様子を示しています。作付けの方法や配置は、栽培者の好みや経験により変わるかと思いますが、こちらの方法を参考にしてみてください。
今回の作付けスペースは、横幅90cm x 縦180cm、つまり畳1枚分のスペースを利用しています。中央にシュンギクを配置し、両側に青首ダイコンと聖護院ダイコンを1条ずつ作付けしています。シュンギクはダイコンよりも2週間ほど早めに播種することで、ダイコンの初期成育時の効果を最大限に引き出すことができます。

3.ダイコンとシュンギクの育て方
ダイコンとシュンギクの詳しい育て方は他の記事で詳細に解説していますが、この章ではそれぞれの育て方の概要を簡単にご紹介します。
3.1 ダイコンの育て方
ダイコンは、初心者にも扱いやすい野菜として知られています。その成長過程を見る楽しみや、収穫したての新鮮なダイコンの美味しさを体験することができます。
こちらの記事で、ダイコンの種まき、害虫対策、間引きの方法、追肥のタイミング、水やりのコツ、そして収穫のポイントについて詳しく解説しています。美味しいダイコンを育てるためのヒントとして、ぜひご一読ください。

3.2 シュンギクの育て方
シュンギクは、鍋料理など冬の料理に欠かせない野菜です。収穫方法が異なる2つの品種がありますが、家庭菜園には”摘み取り種”が特におすすめ。この種は長期間にわたって収穫を楽しむことができます。
この記事では、シュンギクの品種の特徴や、種まきの方法、間引きや収穫のコツ、そして追肥の方法について、詳しく説明しています。シュンギク栽培の際の参考資料として、ご活用ください。
3.まとめ
本記事では、ダイコンとシュンギクを中心としたコンパニオンプランツ栽培について解説しました。混植によるメリットや、しま農研での実際の作付け例、そしてそれぞれの野菜の育て方の概要を紹介しました。
- ダイコンとシュンギクは、害虫を互いに忌避する効果が期待できるため、混植に適しています。
- 限られたスペースでも、複数の野菜を効率よく育てることができます。
- 詳しい育て方や害虫対策などの具体的なアドバイスは、リンク先の記事で詳しく解説していますので、参考にしてください。
秋冬野菜でもシュンギクとダイコンは色んな料理にも活躍する野菜です。参考にしていただき楽しい家庭菜園ライフのお役に立てれれば幸いです。
秋冬野菜の育て方については、しま農研でも様々な情報を発信しています。こちらのページで最新の栽培情報や育て方のコツを随時更新しておりますので、ぜひご覧ください。これからの季節、寒さに負けず美味しい野菜を収穫するための情報を提供しております。
家庭菜園は、手間や時間はかかりますが、その分、収穫した野菜の新鮮さや安心感は格別です。特に、ダイコンやシュンギクのような旬の野菜を自分の手で育てる楽しさを、多くの方に体験していただきたいと思っています。
皆様の家庭菜園がより豊かで楽しいものとなるよう、しま農研はこれからもサポートしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
読んでいただきありがとうございます!
コメント