ナスにも色んな種類があるのですが、家庭菜園で育てるなら変わったナスも育ててみたいなという方もいるのではないでしょうか。
見ためもインパクトありますし、育てるのも中長ナスとほぼ変わらない白ナスもおすすめです。白ナスは普通のナスより少し水分が多いのか加熱すると口当たりが柔らかくまさしくろとろーりとなりますので味わってみたい方も是非挑戦してみてください。
もちろん使い勝手のいい中長ナスもおすすめです。育て方は一緒で中長ナスを育てる方もこちらの記事を参考にししていただけると嬉しいです。
・白ナスを育てたい。
・中長ナスを育てたい。
ナスはプランターでも育てることができます。プランターでのナスの育て方についてはこちらの記事にまとめているので参考にしてください。
1.ナスについて
ナスの原産地は高温多湿の東南アジアです。現在のインド東部辺りの樹林帯で、川や沢沿いのぽっかり開けた明るい場所原種が自生しています。ナスの形は、丸や卵、中長、長形など様々な品種が栽培されています。
和名/英語 | ナス/egg plant |
原産地 | インド |
分類 | ナス科ナス属 |
発芽適温 | 25~30℃ |
育成適温 | 23~30℃ |
株間 | 45~60cm |
畝幅 | 60~70cm |
土壌酸度 | pH6~6.5 |
収穫まで | 約1ヶ月 |

ナスの英語はエッグプラントというので白ナスの方がイメージに合いますね
ナスの出身地は高温多湿の東南アジア。日本と気候が似ています。
2.家庭菜園におけるナスの育て方
白ナスと中長ナスの育て方は一緒です。我が家の庭で育てている白ナスと中長ナスの育て方にそって記事を書いていきます。
2.1 白ナスの購入方法
今回はコメリでとろーり旨ナスというトキタ種苗さんがだしている品種の苗で白ナスを紹介していきます。味は加熱した時の肉厚があるのにとろっとしていてほんとに美味しいです
白ナスの苗はあまり見かけないので、見かけたら買ってもいいかと思います。苗を買う場所にまよった場合はこちらに記事をまとめていますので参考にしてください。
2.2 ナスの定植
ナスは大きくなりますので株間や畝間は十分にとります。プランターでも十分育てることができますので、地植えする場所がない方は深さが30cm以上の10号以上のプランターを用意定植します。
育成適温は23~30℃のため地域によりますが、私の地域ですとゴールデンウィーク付近で定植すれば十分育ちます。

1.株間は45~60cm程開けて植穴をほります。
2.植え穴に苗を植えつけ、根鉢の上部に土をかぶせて軽く押さえます。
※接ぎ木苗の場合は接ぎ木部分が土がかぶらないように気をつけます。
3.植え付けた後、根鉢と土が密着するようにたっぷり水やりをします。
4.植え付け後、根にかぶらないように斜めに仮支柱を立て麻紐等で固定します。
2.3 ナスの剪枝(初期段階)
植え付けから2~3週間しますとわき芽がでてきます。全ての枝を残してしまうと栄養が分散してしまい、上手く育ちません。
一番花が咲く頃、一番花のすぐ下にあるわき芽を残し、その下のわき芽をすべて手で摘み取ります(2本仕立てにする場合)また、芽かきは傷口が乾きやすいように晴れた日の午前に行うとよいです。
1.一番花が咲く頃、一番花のすぐ下にあるわき芽を全て摘み取ります。
2.4 ナスの適果
生育初期にナスの実を育てると苗が体力を消耗してしまい生育が遅れてしまいます。苗の勢いが強あまりにすぎる場合をのぞいては一番果は摘んでしまいます。苗の勢いが弱い場合は、二果目の摘果も検討します。


苗の状態の観察。生育を優先する形で摘果します。
2.5 ナスの2本仕立て
ナスの支柱立てには色んな方法があります。しま農研は地植えで育てる場合、側枝を伸ばす2本仕立てで育てています。2本仕立てはその後の管理もしやすくおすすめです。
育てる枝は残しておいた一番花のすぐ下にあるわき芽と本枝を伸ばしていく形になります。



1.支柱を用意する。長さは150cm以上あるとよい。
2.主枝と伸ばしておいた側枝にそって一番花付近でクロスさせて仕立てる。
2.6 ナスの収穫
ナスは12~15cm位になったらヘタの上部を切って収穫します。採れたても美味しいので、料理にする前に収穫するのもおススメです。


2.7 収穫率をあげるナスの整枝作業
ナスを長くたくさん採るためには、側枝の整枝作業がとても重要な作業になります。
2.7.1 ナスの側枝1果どり(わき芽を残す場合)
側枝を摘心し、切り戻す側枝1果どりという方法があります。この作業をすることで、株の体力を温存することができ長くたくさん収穫することができます。この作業がやりやすいように私は2本仕立てを採用しています。



1.側枝に花が咲いたら上の葉を2枚残し摘心する。
2.実を収穫する枝のわき芽を1本残し切り戻しします。
3.残したわき芽を伸ばして1を繰り返す。
2.7.2 側枝1果どり(枝ごと落とす)
私は今までは上のわき芽を残す方法で育てていたのですが、少し違う方法があり枝ごと落とす方法もあるようです。こちらの方法は上の作業よりシンプルなので、うまくいくのであればこちらの方法を今後採用していってもいいかなと思うので試してみようと思います。
1.側枝に花が咲いたら葉は残さず摘心する。
2.実を収穫する枝を落とし切り戻しします。
3.落とした枝の部分からでてきた脇芽伸ばして1を繰り返す。
2.8 ナスの追肥
ナスは肥料をたくさん必要とする野菜です。肥料切れを起こすとその後の生育や収量に大きく影響するので、追肥は忘れずにおこなうようにします。
花を観察し雄しべの長さで肥料の状態を観察する方法等があります。こちらに詳しく書いてますので参考にしてください。
3.ナスのコンパニオンプランツ
一緒に植えると生育がよくなるといわれているコンパニオンプランツ。
ナスはバジル、マリーゴールド、ナスタチウム、ニラ、落花生等相性のよい植物がたくさんあるのが特徴です。
家庭菜園は、庭だったりベランダでおこなうのでワイワイすると賑やかになりますし、収穫も楽しくなるので混植おすすめです。

5.2022年ナス栽培レポートと栽培カレンダー
中長ナスと白ナスは育て方はほぼ一緒です。私が育てた時には成長に少し違いがありました。少し白ナスが成長遅かったです。白ナスを育ててる方でなかなか大きくならないて思っている方は焦らずじっくり育てていってください。
しま農研では実際に育てた野菜で試してみたことや、栽培状況を月ことにまとめています。あなたがナスを育てている時のよろしければ参考にしてください。
6.まとめ
ナスは多収で育てがいのある野菜なので、私も毎年育てている野菜です。ナスにも色んな種類があるので他にも色々育ててみたいです。
こちらはしま農研でも育てたことのある地植えのおすすめ春夏野菜をまとめていますので参考にしてください。
読んでいただきありがとうございました。
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