ゴールデンウィーク(5月)にする家庭菜園作業:しま農研実践編

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菜園レポート

ゴールデンウィークにあたる4月下旬から5月上旬は、夏野菜栽培をスタートさせるのに多くの地域で最適な時期です。同時に忙しい時期でもあるので、休みを利用して一気に進めてみるのはいかがでしょうか。

しま農研では、毎年ゴールデンウィークに定植作業を中心に夏野菜の栽培を開始します。同じ時期に栽培をスタートさせることは、その後の作業をシンプルにするため、多くの品種の野菜を育てたい方に特におすすめの作業です。

この記事では、しま農研が実際に2024年のゴールデンウィークに行っている作業をリアルタイムで更新していきます。しま農研が実践している作業が、あなたの家庭菜園に役立つ情報となることを願っています。

しま農研
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ゴールデンウィークは夏野菜栽培をスタートさせるのにもよい時期です。しま農研の実践ベースの情報も加えながらこの時期の家庭菜園作業を共有していきます。

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1.ゴールデンウィークでの家庭菜園作業のメリット

ゴールデンウィークは、家庭菜園のメインシーズンと言っても過言ではありません。このセクションでは、ゴールデンウィークに家庭菜園を行うメリットについて詳しく説明していきます。

1.1 植えることのできる野菜が豊富

ゴールデンウィークは多くの夏野菜の種まきや定植に最適な時期です。中間地域では、生育適温が20~30℃の範囲にある野菜がこの時期にスタートさせるとよく育ちます。これらの野菜は種類も多く、好みに合わせて多彩な野菜を選ぶことが可能です。

以下の一覧表は、中間地域での代表的な野菜の栽培時期の目安を示しています。この表からも、ゴールデンウィークに種まきや定植を行う野菜が多いことがわかります。(一覧表はあくまで目安で品種や地域、様々な考え方によっても異なりますので参考としてお使いください)

1.2 園芸店やホームセンターの苗が豊富

ゴールデンウィーク前に育苗準備を行うのも良い選択ですが、手軽に始めたい場合は苗から育てることをおすすめします。この時期、園芸店やホームセンターには苗が豊富に揃います。

しま農研では、定番の野菜の苗は近隣の園芸店やホームセンターで購入しており、珍しい苗を探すためにはオザキフラワーパークに足を運んでいます。

また、おすすめの園芸店や苗の選び方については別の記事で詳しくまとめています。この時期はどこのお店も様々な種類の苗が出回っており、見ているだけでもわくわくします。それそれの園芸店の特徴も分かってきます。休みを利用して、色々なお店を巡ってみてはいかがでしょうか。

1.3 栽培時期を合わせることができる

同じ時期に種まきや定植を行うことで、栽培時期を一致させることが可能です。異なる野菜を並行して育てる場合、マルチタスクになってしまい時には重要な作業を忘れたり、手を抜いてしまうこともあります。

しま農研でも、早めに植えたじゃがいもの水やりを忘れてしまうことがあるほか、スナップエンドウの剪定がおろそかになることもあります。栽培時期を揃えることで、準備から育成に移る過程がスムーズになり、作業もシンプルになり分かりやすくなります。

少し早めから育てているじゃがいも。芽かきや水やりがおろそかになりがち
もうすこし綺麗に育てかったのですが放置になってしまいました。収穫は順調です
この年は土作りと菜園スペースの増設作業が重なり少し春野菜栽培がおろそかになっていまいました

2.ゴールデンウィーク前にやっておくとよい作業

ゴールデンウィークは時間もありますが、事前に準備をしておくことでさらにスムーズに園芸作業を進めることができます。このセクションでは、ゴールデンウィークに向けたしま農研の事前準備を共有します。

2.1 夏野菜の栽培計画

夏野菜の栽培計画を事前に立てることで、ゴールデンウィークに育てる野菜の計画が明確になり、作業の効率が向上します。

ゴールデンウィークを迎えると予定外の変更や追加の野菜が出てくることもあるため、しま農研では柔軟に計画を見直すことも大切にしています。夏を存分に楽しむためにも、自身の興味や優先事項に基づいて計画を調整することをおすすめします。

栽培計画を立てる際のポイントについては、別の記事で詳しく解説しています。参考にしていただき、効率的な栽培計画を立ててください。

2.2 冬野菜の片付けと土作り

ゴールデンウィークには夏野菜の定植がメインイベントとなりますが、その前には冬野菜の片付けと土作りが必要です。冬の間手塩にかけた野菜も、夏の準備のために順次片付けていきましょう。

春が近づくと冬野菜の中には花を咲かせるものも多いです。この年のしま農研ではスティックセニョールやシュンギクなど、プランターで育てた野菜は花が咲くギリギリまで栽培を楽しみました。このように最後の花を楽しむのも家庭菜園の醍醐味の一つです。

地植えの野菜に関しては、土作りの準備も重要です。理想的には3月頃から片付けを開始し、土作りには約1ヶ月から1ヶ月半を見積もります。ゴールデンウィークの植え付けに備えて、土作りを事前に完了させると良いでしょう。夏野菜の土作りについてはこちらの記事をご参照ください。

3.しま農研のゴールデンウィークの家庭菜園:実践編

このセクションでは、しま農研でのゴールデンウィークの家庭菜園をリアルタイムで更新していきます。実際に行っている作業を共有し、これからゴールデンウィークで家庭菜園を始める方々に役立つ情報を提供します。

しま農研での活動を通じて、あなたがこの時期の家庭菜園に挑戦する際のインスピレーションとなれば幸いです。楽しいゴールデンウィークの家庭菜園になること心より願っております。

3.1 定植と種まき作業

ゴールデンウィークは、定植と種まきがメインイベントです。このセクションでは、しま農研での様々な野菜の定植と種まきのハイライトを共有します。

紹介する全ての野菜は5月上旬に定植や播種が可能です。育てる野菜を選定する時にぜひ参考にしてください。

3.1.1 ゴールデンウィーク中の苗と種の購入

ゴールデンウィークは、さまざまな苗や種を購入する絶好の時期です。しま農研では、この時期を利用して、大量の苗と種を効果的に入手するために、3回に分けて購入を行いました。これにより、季節に合った多様な植物の栽培が可能となります。

植え付け第一弾で用意しした苗や種
植え付け第二弾で用意した苗
最後に足りない分をさらに購入しました

3.1.2 地植えのサトイモとトウモロコシの定植と種まき

しま農研ではトウモロコシとサトイモの混植栽培にチャレンジしています。サトイモは4月に行った芽出し作業を経て、ゴールデンウィーク期間中に定植しました。

また、今年のトウモロコシは、色鮮やかな「大和ルージュ」という赤い品種を選んでいます。うまく育つことを期待膨らませて種まきと定植を行い、その成長過程を楽しみにしています。

今年の楽しみの1つの大和ルージュ
サトイモも育ってくることを祈りながら定植
トウモロコシは種まき後4日ほどで発芽

3.1.3 地植えのトマトとハーブを定植

夏の家庭菜園には欠かせないトマト。今年は新たな試みとして、プランターではなく地植えでの栽培に挑戦しています。

その鮮やかなトマトの色とのコントラストを楽しみにコンパニオンプランツとして夏によく育つハーブを選定しました。バジル、ナスタチウム、ディル、チャイブも定植し賑やかなスペースを目指します。

賑やかなスペースになるよう願いながら定植
トッピングバジルという品種を選定
チャイブとトマトを一緒に定植

3.1.4 地植えのゴーヤとネギ類の定植

ゴーヤの実がなる姿は、まさに夏を象徴しています。今年は、そのゴーヤに葉ネギとニラをコンパニオンプランツとして迎えました。

葉ネギは夏のそうめんなどの薬味にもぴったりです。これらの野菜が共に育つことで、夏の味わいを存分に楽しめる菜園になることを願って定植しました。

夏の味わいが楽しめる菜園を想像しながら定植
まだまだかわいいゴーヤの苗
もらった九条ネギの苗を定植

3.1.5 地植えのハーブ類の定植

多年草が多いハーブ類も新しく増やすのあればこの時期がベストのタイミングです。今年はベトナムコリアンダーとレモングラスを定植しました。

これらのハーブは一度植えると、毎年同じ場所で繰り返し楽しむことができ、手間をかけずに持続的な収穫が期待できます。その成長を楽しみにしながら、丁寧に定植作業を進めました。

しま農研の多年草を中心にしたスペース
定植作業は水をこまめにあたえると根が活着しやすくなります
レモングラス。葉が完全に枯れていますが無事新しい葉をつけてくれるでしょうか

3.1.6 プランターで育てる野菜の定植

地植え可能なスペースが限られている家庭菜園では、プランター栽培が不可欠です。しま農研では、毎年この時期にプランターを利用して多種多様な野菜を定植しています。

ナス、ピーマン、トマトなど、特にナス科の野菜は種類が豊富で、プランターでも十分に育つため、挑戦することもおすすめです。

プランター栽培はスペースを有効活用できます
株間も確認しながら定植していきます。
ミニトマトは斜め植えしてあんどん支柱で育てます

3.1.7 種まきから育てる野菜

この時期に種を播いても十分に育つ野菜はたくさんあります。特に、種から育てることで、発芽の瞬間の喜びを実感できるのは大きな魅力です。

ゴールデンウィークにはエダマメ、オクラ、オカヒジキの種をまき、これらは成長が速いため、時期をずらして再び種まきを行う予定です。これにより、連続して収穫を楽しむことが可能になります。

オカヒジキは溝を作ってすじ播きしていきました
エダマメは変わったプランターで挑戦
種まき後もしっかり水やり。種が流れないようにやさしくするのがコツです

3.2 他の家庭菜園作業

ゴールデンウィークは時間もあるためじっくり作業をおこなうことができます。しま農研では春野菜やハーブのお世話も同時に実施しています。

3.2.1 ローズマリーとタイムの剪定と株分け

ローズマリーやタイムは、梅雨入り前に剪定することで過湿を避けるのが望ましいとされています。しま農研ではゴールデンウィークにこれらの作業を行いました。剪定と同時に、株分けや挿し芽の作業もおこないました。

ローズマリーの剪定
タイムは剪定し株分けも実施しました
すっきりさせてから梅雨を迎えます

3.2.2 スナップエンドウの誘引と剪定

ゴールデンウィークよりも早めに実施した方が良い作業ですが、スナップエンドウがかなりごちゃごちゃになっていたため、剪定と誘引を行いました。この対策により、管理がしやすくなり、もう少し長く楽しめそうです。

気にはなりつつ放置していたスナップエンドウ
下の方を少しすっきりさせ伸ばす枝を決めて剪定していきました
実が見やすくなったため収穫が楽になりました。

3.3 ゴールデンウィークの過ごし方

ゴールデンウィークには時間がたくさんありますので、少し遠くへお出かけするのもおすすめです。このセクションでは、しま農研のスタッフがゴールデンウィークをどのように過ごしているかを共有します。

3.3.1 園芸を楽しんでいる方との交流

しま農研では、家庭菜園の心の師匠がいます。休みを利用して、その菜園の様子や工夫された栽培方法、貴重な知識を学びに行ってきました。この訪問から多くのインスピレーションを得て、今後の菜園生活がさらに豊かになると感じました。帰りには、九条ネギとエシャロットの苗をいただき、翌日には早速、これらを定植しました。

同じ趣味を持つ人々と楽しみを共有できるのは、家庭菜園を続ける上での大きな喜びの一つです。この交流を通じて、さらに多くの菜園を訪問し、異なる方法や考え方を学ぶ意欲が高まりました。

来年はソラマメもやってみたい
とにかく丁寧な菜園作りはほんとに参考になります
タマネギもちょどシーズンで大きくなってました

3.3.2 神代植物公園

ゴールデンウィークに時間を作り、調布市にある深大寺近くの神代植物公園に訪れました。野菜はほとんどありませんが、世界各地の植物を多く見ることができ、家庭菜園を楽しむ人にも多くの魅力がありました。特に、つつじや藤棚が美しく咲いている時期です。

しま農研のお気に入りは大温室でした。ここでは普段見ることができない多くの魅力的な植物に出会うことができました。また、その配置のセンスは庭作りのインスピレーションにもなり、大いに刺激を受けました。近くの植物多様性センターでは、土の違いが植物の育ち方に与える影響を実感することができ、少しマニアックですが興味深い体験でした。

迫力満点の木がたくさんあります
きもかわ。葉の厚みや形もおもしろい
ところどころにセンスのよい配置。

3.3.3 オザキフラワーパーク

ゴールデンウィークの定植に向けて、しま農研はオザキフラワーパークに足を運びました。この場所は関東地方で最大級の規模を誇る園芸店で、植物好きには外せないスポットです。毎年、この時期には夏野菜の苗が豊富に揃えられ、見ているだけでワクワクする空間が広がります。

しま農研も年に数回は訪れるのですが、特にゴールデンウィーク前は外せません。豊富な品揃えから、普段見かけない珍しい品種に出会うことができます。購入はもちろん、様々な植物を見るだけでも大いに刺激を受けるので、訪れる価値があります。今年も近隣の園芸店では見かけない品種を見つけ、購入することができました。

石神井の近くにあります。
ナスだけでこの品揃え!
思ったより買いこんでしまいました

4.しま農研のリアルタイム観察記録

この記事ではゴールデンウィーク中の家庭菜園作業や過ごし方をしま農研の実践を通じてご紹介しましたが、紹介しきれなかった野菜も多数あります。ゴールデンウィーク後も、しま農研では様々な野菜の生長や日々の家庭菜園作業をリアルタイム観察記録として共有し続けます。

この記事は、しま農研の夏野菜の観察記録をまとめてアクセスしやすくしたものです。これからの栽培様子に興味のある方はぜひチェックしてみてください。しま農研が楽しんで行う家庭菜園の情報が、あなたの家庭菜園を始めるきっかけや、さらなる楽しみへのインスピレーションとなることを願っています!

4.まとめ

この記事を通じて、ゴールデンウィークにおけるしま農研での家庭菜園作業を共有しました。この時期は、野菜が育つ新しい季節の始まりであり、しま農研にとっては一年で最も忙しく、同時に楽しい時期の一つです。この情報が、同じように家庭菜園を楽しむ皆さんと気持ちを共有でき役に立てば幸いです。

しま農研では、単に野菜の育て方を教えるだけでなく、実際に行っている作業を発信することを心がけています。この記事では、リアルタイムな観察記録やさまざまな角度からの菜園レポートをまとめています。ぜひ、これらの情報を参考にして、ご自身の菜園活動に役立ててください。

読んでいただきありがとうございました!

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