【2024年更新】しま農研のオクラのプランター栽培レポート

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菜園レポート

こんにちは、しま農研です。家庭菜園を始めて5年、50種類以上の野菜を栽培してきた経験を活かし、観察記録をまとめた栽培レポートを発信しています。

今回の記事では、プランターで栽培したオクラに焦点を当てています。月別の成長記録やケアの方法、そして密植栽培の試みなど、しま農研の実践から得られた豊富な情報を共有します。この記事が、あなたがオクラを栽培する際の参考になれば幸いです。

ぜひ、しま農研と共にオクラの密植栽培技術を磨き、豊かな収穫を目指す冒険に出かけましょう!

しま農研
しま農研

オクラはしま農研でも毎年育てています!綺麗な花が咲くので見ためも癒されるのでおすすめです。

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1.オクラの年別プランター栽培データ

しま農研がプランターで行ったオクラの栽培データを年ごとに詳しく紹介します。年々のデータの管理と分析を通じて、次の栽培計画の参考にしていただける内容をまとめています。

オクラの栽培に興味のある方は、ぜひこの情報を活用してください。

1.1 年別プランター栽培データ一覧表

オクラの栽培データを一覧表にして公開しています。植え付けから初収穫までの日数、栽培期間、収穫量など、栽培に関連する詳細な情報が含まれています。

品種プランター株数定植初収穫撤去日収獲数
2022五角オクラ600型プランター5株5/27/1051本
2022白オクラ・五角オクラ600型プランター2株4株5/27/1024本
2023丸オクラ底面給水プランター6株5/137/151/2536本
2023丸オクラ600型プランター6株5/137/151/2530本
2024エメラルド600型x深さ284株5/37/269/252本
2024エメラルド550型×深さ282株3株5/117/19/2516本
2024エメラルド10号プランター1株8/59/259/253本

1.2 2022年オクラのプランター栽培

2022年にはオクラの密植栽培に初挑戦し、2種類のパターンで検証しました。パターン1は600型プランターで1箇所に5株の苗を、パターン2は同じプランターで2ヶ所に2株と4株を植えて比較しました。

結果として、パターン1からは51本、パターン2からは24本の収穫があり、密植する場合は広めのスペースを確保することが収穫量に影響を与える結果になりました。

密植栽培は一定の成果を得ました
2ヶ所に分けて栽培
オクラは花も楽しめます

1.3 2023年オクラのプランター栽培

2023年は育苗ポットで育てた苗と直播の苗で生育の違いを比較しましたが、大きな違いは見られませんでした。底面給水プランターと通常のプランターで水持ちの違いも検証しましました。

また、底面給水プランターと通常のプランターを使用し、水持ちの違いを検証しました。底面給水プランターの方が水持ちがよいことがわかりましたが、害虫被害の多発により収穫量は伸び悩む結果となりました。

育苗ポットで育てたオクラ
直播きで育てたオクラ
どちらも同じような生長でした

1.4 2024年オクラのプランター栽培

2024年は様々な本数で仕立てたオクラを観察しましたが、仕立てる本数が少なければ1株当たりの茎は太く大きく育つことが観察できました。特に1本仕立てで育たオクラは茎もしっかりしていました。ただし、脇芽の発生も多く手間は少しかかることが分かりました。

この年は、害虫発生がかなりひどい年になってしまい駆除が全く間に合わずほとんどのオクラで十分な収穫ができず収穫比較をすうことができませんでした。なぜ、今年はこれほど多かったのか今後の害虫対策を考える必要があります。

特に1本仕立ての茎は太くしっかり育ちました
3つのプランターで栽培比較
ワタノメイガ幼虫。負けました。。。

2.オクラの月別プランター栽培記録

このセクションでは、2022年に行ったオクラの密植栽培の月別記録を共有します。各月のオクラの成長状況と必要なケアを詳細に記録することで、栽培の計画立てや現在の生育の比較に役立つ情報を提供します。これらのデータが、あなたのオクラ栽培に有用な参考情報となることを願っています。

5月のオクラプランター栽培:育苗期間

オクラは自家採種が可能で、新しい種を毎年購入する必要はありません。この年も、前年に採取した種を使用して育苗を行いました。

5月2日に播種した種は、18日後に発芽し、約4週間で定植可能な大きさに成長しました。今回は育苗ポットを使用しましたが、オクラは直播でも問題なく育つため、栽培方法を選ぶ際には柔軟に対応が可能です。

5月2日 オクラの種を植えました
5月20日 芽がでてきました。
5月26日 そろそろ定植できる位に

6月(定植1ヶ月)のオクラプランター栽培:元気そうな苗を選び定植

育苗期間を経たオクラの苗から、最も元気そうなものを選び、根を傷つけないように慎重定植しました。予定では5本仕立てでの栽培ですが、途中のトラブルに備えて6本を定植し、その後の成長を観察しました。

定植から1ヶ月後、オクラの草丈と葉は顕著に成長し、苗の活着を確認できましたので一安心です。オクラは葉の状態から肥料の必要性が分かります。葉の切込みが鋭くない場合、肥料が足りていると判断できます。

5月29日 定植しました。
6月11日 2週間位で大分育ちました
6月29日 1ヶ月でかなり大きくなりました

7月(定植2ヶ月)のオクラプランター栽培:支柱の設置と初収穫

7月初旬には、大きく成長したオクラをサポートするために支柱を設置しました。定植から約1ヶ月で初めての花が咲き、その約2週間後には初収穫を行うことができました。

その後、継続的に収穫を行うようになりましたが、葉の切れ込みが深くなる現象が観察されました。この症状は肥料不足を示している可能性が高く、追肥のタイミングが遅れたり、肥料の量が不足していたことが原因であると考えられます。

7月3日 はじめて花が咲きました
7月9日 初めての実がなりました。
7月30日 定植からちょうど2ヶ月

8月(定植3ヶ月)のオクラプランター栽培:収穫最盛期と肥料の問題

定植から3ヶ月が経過したオクラは、株の安定と共に収穫量の最盛期を迎えました。しかし、8月後半には、花の先端が咲いたり、葉の切れ込みが細くなるなどの症状が目立ち始めました。

追肥は行っていましたが、供給された肥料の量が不足していたことが一因と考えられます。適切な追肥の量とタイミングについては、来年以降の改善点として残りました。初めての密植栽培としては、収穫量も満足いく結果となり、多くの学びがありました。

8月6日 収穫も最盛期です
8月14日 先端に花が咲きはじめました
8月26日 葉の切れ込みが鋭くなっています

9月(定植4ヶ月)のオクラプランター栽培:秋の摘葉と摘心作業

追肥の量を増やしても目に見える改善が見られなかったため、オクラの上部を大胆に摘葉と摘心することにしました。これにより、わき芽を重点的に育てる新たな方針に切り替えました。

このアプローチで育ったわき芽には花がつくことも観察され、収量を増やす可能性のある方法として効果がある可能性を感じました。この手法はまだ完全には確立していませんが、さらなる検証をしてみることにしました。

9月3日 俗にいうかんざし苗です
9月17日 摘葉して摘心。脇芽育てます。
9月28日 脇芽から花が咲きました

10月11月のオクラ密植栽培:種取り用のオクラ育成

10月は特に作業が行われなかったため、活動の空白期間がありました。この間にわき芽から育ったオクラは大きく成長し、これを種取り用として選定することにしました。

オクラの種を収穫する最適なタイミングを確認するための実験として、まだ緑色の実をいくつか収穫し、その種を観察しました。種はまだ白く緑色をしており、収穫が少し早かったことを確認できました。

11月5日 大きく育ってました
11月15日 緑ですが試しに採ってみます。
11月15日 種はちょと白い

12月1月のオクラ密植栽培:種取り用のオクラ育成

11月に収穫したオクラの種がまだ未熟だったため、残っていた実はさやが茶色く完全に乾燥するまで待つことにしました。このプロセスは1月初旬まで続き、種取り用のオクラを育成するのに約2~3ヶ月を要することが明らかになりました。

これらの種を次年度の栽培に使用しようと計画していましたが、保存中にカビが発生してしまい、結局使用できなくなりました。この経験から、種取りにおいては十分な乾燥と適切な保存状態が非常に重要であることを学びました。

1月9日 大分、黒くなりました
1月9日 種もよい感じのみため
長い間楽しませてもらいました。

3.オクラのプランター栽培: しま農研の経験と検証記録

オクラのプランター栽培において、しま農研では実際に育てることにより様々な経験と学びを得ることができています。このセクションでは、特に印象に残った出来事や、行った検証の結果について共有します。

この経験したことや得た知見は、しま農研の特定の環境と条件下でのものであり、他の状況下では異なる結果となる可能性があるため、ここでの内容はあくまで一例として参考にされることをお勧めします。具体的な環境や条件の違いが結果に与える影響を考慮しながら、この情報を役立てていただければ幸いです。

3.1 オクラ栽培における底面給水型プランターの効果検証

オクラは水を豊富に必要とする野菜であり、プランター栽培では水切れが問題となりがちです。この課題を解決するために、底面給水プランターの使用を検討し、通常のプランターとの比較検証を行いました。

結果としては、通常のプランターの方が早く水切れがおきる現象がみられたため底面給水プランターにおいて一定の効果があったことが見受けられました。

黒い板の底に水がたまるようになっています。
普通のプランターで放置
同じ期間放置しましたが水切れがおきません。

3.1.1 プランターの選び方

プランターで野菜を栽培するさいはプランター選びも非常に重要です。別の記事で、プランター選びのコツとおすすめのプランターについても詳しく紹介しています。

底面給水プランターについてのおすすめのメーカーなども分かりやすく紹介しているのでよろしければ参考にしてください。

3.2 オクラの実に穴が開く、曲がる時の原因

しま農研での栽培において、オクラの実に穴が開いたり、曲がる現象が頻繁に観察されました。これらの症状の主な要因はオオタバコガによる被害の可能性が高いと判明しました

このセクションでは、オオタバコガの特徴や被害の症状、しま農研流の対策について詳しく解説します。

3.2.1 オオタバコガの特徴

オオタバコガはその成虫でなく幼虫がその被害を拡大させます。タバコガの幼虫はオクラの実次々と食害し渡り歩いていくため、取り除かない限り被害が拡大します。

発生期間は春~秋頃まで常に発生しますが、8月~10月に被害が増える傾向にあります。

実の中に入って食害していくわるい虫

3.2.2 オオタバコガのオクラの被害の症状

穴が開いたオクラの実が見つかった場合、オオタバコガの被害の可能性が高いです。しかし、小さな幼虫による穴は見逃されがちです。

曲がったオクラもこの虫による被害の兆候です。初期にはしま農研もこれを肥料不足と誤認し、追肥を施していましたが、これが逆効果であることが後に明らかになりました。

曲がった実が増えたら要注意です

3.2.3 タバコガの対処法

オクラの実に侵入したオオタバコガの幼虫は、通常の農薬では届きにくく、特定の農薬の使用が必要です。

家庭菜園では農薬の使用が困難な場合もあるため、早期に被害実を除去することが推奨されます。被害の疑いがある実はすべて取り除くことで、中の幼虫も一緒に除去できます。幼虫を発見した場合は、半殺しにしてその場に放置することで、さらなる被害の拡大を抑えることができます。

このっ症状から被害の拡大が広がったような気がします

3.3 オクラの葉が丸まる原因

オクラ栽培において、8月から10月にかけて葉が丸まる現象がしばしば観察されました。これはワタノメイガの幼虫による被害であり、オクラなどのアオイ科の植物によくみられるの症状です。

このセクションでは、ワタノメイガの特性と被害の症状、およびしま農研による対処法について解説します。

3.3.1 ワタノメイガの特性

ワタノメイガの幼虫は、主にオクラの葉を標的にして食害活動を行います。幼虫は最初は葉裏で細かい糸を張りながら葉を食べ始め、成長するにつれて葉を巻いて隠れる形でより大きな被害を与えます。

これにより、オクラの葉が特徴的な丸まった形状を呈することになります。

葉が丸く筒状になっていたらワタノメイガがいる

3.3.2 ワタノメイガの対処法

幼虫を発見した場合、それを半殺しにして放置する方法があります。この方法は、幼虫の天敵である昆虫寄生菌の活動を促進させることが目的です。

しかし、虫が苦手な方や迅速な対策を望む場合は、被害のある葉を早めに取り除くことも効果的です。

3.4 追肥について比較

しま農研ではオクラの追肥量やタイミングについて最適な方法を見つけるため、年ごとに条件を変えて植物の反応を観察しています。このセクションでは、年別の追肥の違いとその効果を比較し、最適な追肥戦略を探求していきます。

3.4.1 9月中旬の追肥における比較

しま農研では追肥のタイミングや量の効果を比較するために、後半の植物の様子と収穫量、その年の感想を比較していくことで検証していくことにしました。ここでは、年別の追肥方針とその結果について共有します。

2022年の追肥

2022年は追肥を控えめに行いました。その結果、害虫被害は少なく育てることができました。

一方で9月12日のオクラは葉の切れ込みが深く細くなり、先端からの花付きもみられたためこの時点で肥料は不足していた結果になりました。

この年は、5本の密植栽培でおこなった収穫量は51本でした。

2022年9月12日のオクラの様子
2023年の追肥

2023年は昨年の追肥控えめの栽培から、追肥量を増やしておこなうことにしました。具体的には花がつき始めた7月中旬から2週間ごとに追肥をおこないました。結果としては、9月22日になっても昨年と比べて葉の切れ込みもあまりなく肥料が足りていたことが分かります。

しかしながら害虫被害がかなり大きくでていしまい、収穫量は6本の密植栽培で36本と減らす形になりました。

2023年9月23日のオクラの様子

4.プランターでの栽培方法

前章ではしま農研におけるオクラのプランター栽培の詳細なレポートを提供しました。これを踏まえ、オクラをプランターで栽培する具体的な手順についてのガイドを整理しました。

このガイドでは、播種から始める方法、苗の定植、適切な水やりや追肥のタイミング、そして病害虫管理まで、オクラ栽培の全過程を詳細に解説しています。

これからオクラをプランターで栽培しようと考えている方にとって、この記事は実践的なヒントと指南を提供するでしょう。ぜひ参考にして、よりよいオクラ栽培にチャレンジしてください。

5.まとめ

オクラのプランター栽培は、しま農研で毎年新たな発見があり、私たちの栽培活動に大きな楽しみをもたらしています。

この記事では、そんなプランターでのオクラ栽培の年別や月別の記録や、特に気になり検証したことを共有しました。これらの体験談が、これからオクラを育てようと考えている方々にとって、役立つヒントになれば嬉しいです。

しま農研では、オクラだけでなく、他の野菜についても実際の経験を通じたレポートを記事にしています。これらの情報を使って、皆さんの家庭菜園をもっと豊かで楽しいものにしてください。これからも新しい実験や発見を楽しみながら、日々更新していくので、ぜひチェックしてみてください!

読んでいただだきありがとうございました!

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