【2023年版】しま農研のバターナッツかぼちゃのプランター栽培レポート

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菜園レポート

家庭菜園では限られたスペースの中での栽培をするため、プランターを使用した栽培は多く見受けられます。地面を這うタイプの野菜や果物は、少しハードルの高くなります。2023年、しま農研はそんな不安を取り除くべく、バターナッツかぼちゃをプランターでの空中栽培にチャレンジしました。

本記事では、その栽培過程や経験、そして得られた結果や学びを詳しくシェアします。プランターでの新しい栽培方法に興味のある方、またバターナッツかぼちゃの栽培についての参考を求めている方に、是非とも役立つ情報となることを願っています。

しま農研
しま農研

バターナッツかぼちゃはひょうたん型のおもしろい形をしていて育ててみたい野菜の1つでした。今回はしま農研でのプランターでの空中栽培の様子を共有します。

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1.2023年バターナッツかぼちゃのプランター栽培データ

2023年にしま農研でプランターを使用して栽培したバターナッツかぼちゃの詳細なデータを一覧表にまとめています。定植時期、撤去日、栽培日数、収穫量など、具体的な情報を明示しました。

今年の栽培期間は約3ヶ月で、1株から1個のバターナッツかぼちゃを収穫することができました。はじめてのプランター栽培でしたが雌花のつきもそこそこあったのですが、雄花とのタイミングが合わなず着果できなかったのが少ない原因となりました。

野菜プランターの大きさ定植初収穫追肥撤去日収穫量栽培
日数
バターナッツかぼちゃ600型(600×25×30)5/65/25なし8/61個92日

2.2023年バターナッツかぼちゃのプランター栽培カレンダー

しま農研での2023年のバターナッツかぼちゃの栽培過程を月別に詳細に記録しました。苗の成長の様子から収穫や撤去までを順に紹介します。

このカレンダーにより、バターナッツかぼちゃの成長のイメージを具体的に把握することができます。是非、あなたの栽培の参考にしてください。

5月のバターナッツかぼちゃ栽培:定植と苗の成長

バターナッツかぼちゃを定植してからの1ヶ月間、目に見える大きな生長はあまり観察できませんでした。しかし、その後の生長が急激であったため、定植初期のゆっくりとした進行は心配無用と言えそうです。

また、今回はプランターを利用した空中栽培に挑戦していたため、5月後半からはネット支柱への誘引作業を行っていきました。

5月6日 定植しました
5月20日 定植から2週間後
5月27日 ネットに誘引しました
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
5月159mm19.0℃32.2℃10.1℃195.9h

6月のバターナッツかぼちゃ栽培:授粉作業の開始

6月に入り、つるの生長が急速に進み、中旬に初めての雌花が確認できました。しかし、この時期には雄花が咲かなかったため、授粉の機会を逸してしまいました。1株の栽培における制約を感じる瞬間でした。

今回、プランターでの栽培を選択したため、摘心作業は行わず、2本仕立てで成長を見守る方法を選びました。また、かぼちゃは通気性が不十分だと病気になりやすいという印象があります。そのため、摘葉や誘引の作業は慎重に進めました。

6月12日 定植36日目:一気に生長しました
6月12日 初めて花がつきました
6月24日 授粉作業をしました
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
6月347mm23.2.0℃33.8℃15.3℃137.5h

7月のバターナッツかぼちゃ栽培:収穫とその後の対応

7月の初めにはつるが2m近くに伸びてきたため、摘心作業を行いました。初旬までは花が見られましたが、その後は徐々に枯れる兆しが現れました。

6月末に成功した授粉から、バターナッツかぼちゃの色が徐々に変わり始め、3週間後には収穫の時期が来ました。7月の終わりにはさらなる成長の兆しはなく、植物を撤去することに決めました。

7月1日 花はまだつけてくれます
7月17日 授粉から3週間程で収穫
7月22日 枯れはじめてきました。
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
7月30mm28.9℃37.7℃20.7℃250.4h

3.2023年のバターナッツかぼちゃ栽培: しま農研の感じた経験と検証記録

2023年のバターナッツかぼちゃ栽培において、しま農研での様々な経験と学びを得ることができました。この節では、特に印象に残った出来事や、行った検証の結果について共有させていただきます。

ただし、以下に述べる経験や検証結果は、しま農研の特定の環境と条件下でのものであるため、他の環境や条件での結果とは異なる可能性があります。そのため、一般的な結論として受け取らず、あくまで参考の一つとしてご覧ください。

3.1 バターナッツかぼちゃの空中栽培は可能か

今回のバターナッツ栽培で、しま農研が最も注目していたのは「空中栽培が可能か」という点でした。結果として、空中栽培は十分に可能であると感じました。

空中栽培を行う際、こまめに誘引することが必要ですが、その点を除けば特に問題はありませんでした。伝統的に、かぼちゃは地面を這うように育てるのが主流で、そのために大きなスペースが必要となり採用が難しく感じていました。しかし、この方法でも手軽に育てることが分かったのは大きな収穫でした。

誘引作業は必須になります
摘心作業も忘れずに
上に伸ばす分には問題ありませんでした

3.2 バターナッツかぼちゃの収穫日数目安

バターナッツかぼちゃはの授粉から収穫までの様子の写真をまとめました。授粉が成功した雌花はすぐに大きくなりはじめ1週間程で収穫時と同じくらいの大きさまで成長します。

きゅうりやズッキーニなど未熟果でとる野菜と違い、バターナッツかぼしゃはここから完熟させ収穫してきます。授粉から収穫までは約1ヶ月くらいの期間を要しました。

6月24日 授粉作業
7月1日 かなり大きくなりました
7月15日 色が変化していきます。

3.3 バターナッツかぼちゃの授粉作業が難しい

今回、1株のみでバターナッツかぼちゃを育てることを試みました。授粉作業が難しいことは予想していましたが、実際には思った以上に授粉がうまくいかず、1個の収穫のみとなってしまいました。2本仕立てで花数を増やしてみようと試みましたがいい結果には結びつきませんでした。

プランターでの栽培の場合、つるがあまり大きく伸びないため、1つの雌花の成功が非常に重要になります。着果しなかった実を見ると、心が痛みます。今後は、複数の株を育てるか、雄花の保存方法など、着果に関しての工夫が必要と感じました。

小さいまま黄色くなった場合は失敗の可能性が高いです
大きくなりませんでした
2本仕立てにしてみましたが小づるはほぼ花が咲きませんでした

4.バターナッツかぼちゃのプランターでの育て方

前章では、2023年にしま農研が実際にプランターで育てたバターナッツかぼちゃの栽培をレポート形式でご紹介しました。バターナッツかぼちゃは空中栽培で育てることで省スペースで育てることができます。

しま農研ではバターナッツかぼちゃの育て方の記事にまとめています。この記事では、バターナッツかぼちゃのプランター栽培に関する手順を紹介しています。定植。空中栽培、収穫の手順や注意点を詳しく解説しています。これからバターナッツかぼちゃのプランター栽培を予定の方、ぜひ参考にしてください。

5.まとめ

2023年のしま農研におけるバターナッツかぼちゃ栽培の経験を振り返り、多くの学びと洞察を得ることができました。バターナッツかぼちゃの空中栽培についての検証をおこない育てることの可能性を感じることができました。

この記事では、プランターで育てたバターナッツかぼちゃの月ごとの観察やしま農研が今年育てた中で特に印象に残ったことについて検証したものを共有していきました。

しま農研では、バターナッツかぼちゃだけでなく、様々な野菜の栽培に関するさまざまなレポートにまとめてます。これらの情報も合わせて参考にして、更なる栽培の楽しみがあなたに見つかれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました!

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