【2023年版】しま農研のゴーヤーのプランター栽培レポート

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菜園レポート

日本全国、多くの家庭のバルコニーや庭で夏の風物詩として親しまれている「ゴーヤー」。その特有の苦味が大好きな方も多いのではないでしょうか。また、つるがよく伸びることからグリーンカーテンとして活用されている方もおられます。

しま農研では、今年、久しぶりにゴーヤーのプランター栽培に挑戦していました。この記事では、その2023年の月ごとのエダマメの成長やお世話の様子や新たな試みなどで得られた知見を詳細にご紹介します。具体的な成長イメージを持つことは栽培する際に役立つ情報になりますゴーヤー栽培に興味がある方はぜひ参考にしてください。

しま農研
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今年のゴーヤー栽培はちょっとしたトラブルもありました。それにより家庭菜園の楽しさをさらに感じることができました。そんな様子を共有しています。

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1.2023年ゴーヤーのプランター栽培データ

2023年にしま農研でプランターを使用して栽培したゴーヤーの詳細なデータを一覧表にまとめています。定植時期、撤去日、追肥日、栽培日数、収穫量など、具体的な情報を明示しました。

今年の栽培期間は約5ヶ月で、1株から14個のゴーヤーを収穫することができました。この年は、おつとめ品の苗を買った影響なのか、本つるがうまく成長せず、株元から伸びてきたわき芽を育てていったため成長が少し遅れたように感じました。

品種プランター定植初収穫追肥撤去日収穫
栽培
日数
ザウルスゴーヤー600型(深さ30cm)5/38/56/14,28,7/15,29,8/14,9/79/3014個150日

2.2023年ゴーヤーのプランター栽培カレンダー

しま農研での2023年のプランターでのゴーヤーの栽培過程を月別に詳細に記録しました。苗の成長の様子から収穫や撤去までを順に紹介します。

このカレンダーにより、ゴーヤーのプランター栽培での成長のイメージを具体的に把握することができます。今回は本枝が枯れてしまうトラブルがあったためその点を考慮して、あなたの栽培の参考にしてください。

5月のゴーヤーのプランター栽培:苗の成長と摘心

5月にゴーヤーの定植をしました。今年はザウルスゴーヤーという品種で育てたいと決めていました。おつとめ品で少し苗が傷んでいたため悩みましたが、この苗で育ててみることにしました。

また、ゴーヤーは初期の段階で本枝を摘心して、わき芽を育てていくと実付きもよくなる方法で一般的です。摘心した部分からわき芽が伸び横方向へも成長していくため今回は本葉が7枚程度で摘心しました。苗にあまり元気がなかったため初期段階での実は摘果するようにしました。

5/3 定植しました
5/14 先端を摘心しました
5/25 花や実がつきはじめました
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
5月159mm19.0℃32.2℃10.1℃195.9h

6月のゴーヤーのプランター栽培:トラブル発生、わき芽を育てる

育ていた本枝が徐々に枯れ、これ以上の成長は見込めない状態になりました。今年はゴーヤーの栽培を失敗したかに思えたのですが、株元に元気そうなわき芽が伸びていいるのを発見しました。本枝を完全に撤去しわき芽に成長を促すことで復活させる方針に変えました。

6月の初旬には小さかったわき芽がぐんぐん伸びていき、無事成長しました。家庭菜園の楽しみと植物の力強さを感じた出来事でした。

6/8 枯れてきました。
6/8 本枝はあきらめて下から伸びてるわき芽を育てることにしました
6/27 無事成長してきて一安心です
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
6月347mm23.2.0℃33.8℃15.3℃137.5h

7月のゴーヤーのプランター栽培:苗も急成長し収穫間近

7月に入ると、苗の成長も順調で初旬には支柱のてっぺんに到達したため摘心しました。わき芽を育てていたためこのつるにおいてはじめての摘心作業になります。

摘心後に小さな実を発見したので成長を見守ることにしました。小さな実から11日後の様子は写真にて確認してください。その後も次々と実をつけてくれたため収穫を予感させる状態になりました。

7/8 ぐんぐん成長してきたので摘心しました
7/15 小さな実をつけました
7/26 収穫まであと少し
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
7月30mm28.9℃37.7℃20.7℃250.4h

8月のゴーヤーのプランター栽培:初収穫と摘心

8月に入り、収穫を待っていたゴーヤの実が緑から黄色に変化し始めました。この変色は完熟のサインです。プランター栽培では、地植えほど大きくならないことを確認することができました。

また、今回のトラブルで初期摘心を行うことができませんでした。その結果、摘心後の近くのつるが多く伸び、上部に葉が茂る形に成長しました。

8/5 初収穫。プランターの実は大きさは控えめ
8/19 収穫もでき生育は順調です。
8/19 上の方に集中して葉が茂ります
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
8月132.5mm29.2℃36.7℃22.2℃222.3h

9月のゴーヤーのプランター栽培:最後の収穫と片付け

9月も引き続き収穫は続いていましたが、後半になると実があまり大きくならなくなってきました。秋冬野菜の準備もあるため9月最後には片付けをすることにしました。

片付けの際に根を観察しました。根はかなりしっかりしていて長いものも多かったため、トラブルを乗り越えてしっかりと土中で成長してくれていたことを確認できました。

9/7 まだ収穫続いてます。
9/23 そろそろ片付けの準備です
9/30 片付けをしました
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
9月229.0mm26.7℃34.9℃18.5℃143.7h

3.2023年のゴーヤーのプランター栽培: しま農研の感じた経験と検証記録

2023年のゴーヤーでのプランター栽培において、しま農研での様々な経験と学びを得ることができました。この節では、特に印象に残った出来事や、行った検証の結果について共有させていただきます。

ただし、以下に述べる経験や検証結果は、しま農研の特定の環境と条件下でのものであるため、他の環境や条件での結果とは異なる可能性があります。そのため、一般的な結論として受け取らず、あくまで参考の一つとしてご覧ください。

3.1 ゴーヤーの苗の選び方の検証

今年は育てたい品種を優先し、それを収穫することができたのでしま農研としは満足する結果ではありましたが、苗選びの重要性を感じることができました。

今回買った苗は、小さなポットの中で成長したもので初期成育に若干問題があった可能性を感じました。ゴーヤーの適切な苗の選び方は、本葉は4,5枚であり、今回購入した苗は、10枚の本葉がついているものでした。

結果的に最初に成長していた本枝は枯れてしまいました。わき芽がその後成長してくれたためリカバーできましたが、栽培難易度は少し高い苗だったと感じます。しかしながら、無事成長してくれた時の喜びや経験としていい体験ができたと感じています。

購入してすぐの苗。大きく生育しています。
定植1ヶ月後には枯れてきました
今回はわき芽を伸ばすことでリカバーできました。

3.2 初期摘心を実施しなかった場合のゴーヤーの成長

ゴーヤーは初期の段階で本枝を摘心して、わき芽を育てていくと実付きもよくなる方法で一般的です。今回はトラブルに見舞われたこともありこの作業をすることができませんでした。変わりに初期摘心をしなかった場合のゴーヤーの成長を観察することができました。

初期摘心をしないゴーヤーは摘心するまではわき芽はあまり伸びづに本つるがぐんぐん伸びていきます。そして、先端摘心後は、比較的摘心された近くの部分の子つるが伸びていくことが確認できました。下の部分がすいた形で成長してしまうので少しスペースがもったいないように感じました。

可能であれば初期摘心をおこない葉を早めに横に広げる工夫をした方が収穫数はあがりそうです。実際の比較は、来年以降でゴーヤーを栽培した時に共有したいと思います。

摘心前は本つるがぐんぐん伸びていきます。
上に葉が茂る形で成長しました。
バランスがあまりよくない育ち方になりました

3.3 実の成長を観察

ゴーヤーの収穫の一般的な知識として、開花から約15~20日後の早熟状態での収穫が推奨されています。今年の栽培において、しま農研ではこの知識の正確性を確認すべく、実際の実の成長を観察し記録しました。

7月16日に結実しばかりの小さな実は、2週間後には最大の大きさになりました。その後さらに観察を続けると17日後には少し黄色がかかっており、その2日後には完全に黄色に変化しました。

これにより開花から15~20日というのはある程度正確なデータだということが分かりました。また、完熟の兆候がでてくる黄色に変化するタイミングはあっという間だということもこれにより確認することができました。

実の成長の観察から、開花後の日数だけでなく、実の大きさや色の変化も収穫の目安として非常に役立つことがわかりました。特に、すべての開花のタイミングを把握するのは難しいので、実の大きさや色の変化をもとに収穫の最適なタイミングを判断するテクニックが有効です。

7月16日 結実したばかりの実
8月3日 先の方が少し黄色くなってきてます
8月5日 完全に完熟しました

4.ゴーヤーのプランターでの育て方

前章では、2023年にしま農研で行ったゴーヤーのプランター栽培を詳しくレポート形式で紹介しました。ゴーヤは手間もあまりかからず育てやすい野菜です。

しま農研では、ゴーヤーのプランターでの育て方について、より具体的な手順を一つの記事にまとめています。この記事では、定植から始まり、摘心のタイミング、そして収穫など詳しく解説しています。

これからゴーヤーのプランター栽培に挑戦する予定の方は、ぜひ当該記事を参考にしてみてください。

5.まとめ

2023年、しま農研でのゴーヤーのプランター栽培は、多くの学びと成果をもたらしてくれました。特に今回は苗の選び方から摘心の有無など、普段経験できないことについての知見を広げることができました。

この記事で紹介したこれらの経験や、月ごとのゴーヤーの成長の記録があなたのゴーヤー栽培へのヒントになることを願っています。

しま農研では、様々な野菜の栽培レポート記事を書いています。この記事では、2023年の栽培レポートをまとめていますので、他の野菜が気になる方はぜひ参考にしてください。

読んでいただきありがとうございました!

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