こんにちは、しま農研です!しま農研では、毎年さまざまな野菜を育て、その成長過程をリアルタイムで共有しています。今回は、サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの混植栽培に注目して、その観察記録をお届けします。
昨年、サトイモとトウモロコシを混植した栽培が成功しました。そこで、今年はさらにサトイモと相性の良いショウガとセロリを加え、より充実した混植栽培に挑戦します。その成長の様子や変化をリアルタイムで観察し記録していきます。
同じようにサトイモやショウガ、セロリ、トウモロコシを育てている方の中には、「今、自分の野菜は順調に育っているのかな?」と不安になることもあるかもしれません。そんなとき、この観察記録が、生育状況のチェックや育て方のヒントになれば幸いです。
今年も一緒に、豊かな収穫を目指して家庭菜園を楽しみましょう!🌱

サトイモと相性のよい野菜を中心に育っていきます。ちょっと欲張りかもしれませんがその生長を期待しています。
1.2025年サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの混植栽培
2025年にしま農研で行うサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシ栽培について、品種選定・作付けなどの前提条件をまとめました。この観察記録を参考に、同じように栽培を考えている方は、ぜひ活用してください!
1.1 選定したサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの品種

今年は、サトイモは「大野芋」とショウガは「三州生姜」トウモロコシは「ゆめのコーン」を選定しました。
大野芋の特徴
福井県大野地方の伝統のサトイモ。小芋がたくさんつくのが特徴で、食感はねっとりともちもち感もあり人気の高い品種です。
三州生姜の特徴
三州生姜は比較的辛味も強くパンチの効いた味が特徴。夏の葉ショウガで生食で食べるのもおすすです。小ショウガはしま農研でははじめて育てます。
ゆめのコーンの特徴
甘みが強く柔らかい皮が特徴で生でも食べることもできる品種です。収穫期の幅が広く温暖地なら3月中旬頃から5月中旬まで種を播いてもよく育ちます。
1.2 サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの作付け

今回の作付けは、上の図のような形で育てていきます。サトイモは、昨年より少し株間を広げ、その間にセロリを配置していきます。(写真は過去の栽培のもを利用しています)
この栽培のテーマは、「日陰をどの程度活用できるか」 です。背の高いトウモロコシを西側に配置し、その隣にサトイモ、セロリ、そしてショウガを並べています。それぞれの植物の特性を活かし、成長とともに自然な日陰を作り出す構造を目指しています。
特にセロリには工夫を凝らし、8月ごろの植え付けを計画しています。トウモロコシが収穫を迎えたタイミングで撤去し、セロリが必要とする日光量をコントロールする予定です。これがうまくいけば、セロリと他の野菜が共存できる理想的な環境を作り出せるかもしれません。
1.3 育て方と栽培レポート
しま農研では、これらの2種類に関する「栽培方法」の記事を作成しています。今年の栽培も、基本的な栽培方法をベースにしつつ、まだ試したことのない栽培方法を取り入れ、実験的なアプローチも交えながら楽しんでいく予定です!
また、「栽培レポート」も公開しています。しま農研での過去の栽培経験をまとめた内容なので、栽培の流れやコツを知りたい方は、ぜひ参考にしてください!
野菜 | 育て方リンク | 栽培レポート |
---|---|---|
サトイモ | 地植えでのサトイモの育て方 | サトイモの地植え栽培レポート |
トウモロコシ | 地植えでのトウモロコシの育て方 | トウモロコシの地植え栽培レポート |
2.2025年のサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの栽培データ
しま農研では、2025年に収集したサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの栽培データをまとめて記録 していきます。このデータをもとに、来年以降の栽培の改善や、より効果的な育て方を探ります。
また、同じ条件で栽培を行う方々にとっても、この記録が 実践的な参考情報 になれば嬉しいです!
2.1 2025年サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの栽培期間データ
栽培環境ごとに、定植日・栽培終了日・栽培期間の一覧 をまとめます。「実際にどれくらいの期間で収穫できるのか?」を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
種類 | 品種 | 株数 | 播種・定植 | 収穫 | 収穫量 | 栽培日数 |
サトイモ | 大野芋 | 3株 | 4/26 | |||
ショウガ | 三州生姜 | 6株 | 5/18 | |||
トウモロコシ | ゆめのコーン | 6株 | 4/26 | |||
セロリ | 4株 |
2.2 2025年サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの追肥データ
追肥は野菜の成長に欠かせない作業です。今年の追肥のタイミング、使用した肥料の種類、そしてその効果について詳しく記録し、追肥の最適な方法を共有します。この情報が追肥計画に役立てば幸いです。
種類 | 植え付けから約1~2ヶ月後 本葉が展開生長が活発になった頃 | 最初の追肥から約1.5~2ヶ月後 7月中旬~8月上旬頃 |
---|---|---|
サトイモ |
種類 | 芽がでて本葉が展開しはじめた頃 6月上旬頃 | 7月下旬頃 | 生長に応じて適宜 |
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ショウガ |
種類 | 草丈20cmくらいの頃(間引き後) | 雌花がでてきた頃 |
---|---|---|
トウモロコシ |
3.月別リアルタイム観察記録
このセクションでは、しま農研で育てているサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの成長を、月ごとに記録し、リアルタイムで観察結果を共有していきます。
他の栽培者が自分の育てているサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシと比較し、栽培のヒントを得られるようにします。また、しま農研自身もこの記録を通じて、毎年の栽培の違いや学びを楽しんでいきます。
3.1 全体の動向
このセクションでは、サトイモ、トウモロコシ、ショウガ、セロリの全体的な生長の様子を記録していきます。それぞれの植物の、生長スピードや管理のしやすさに違いがあり、それぞれの特徴がどう現れるかを比較しながら観察していきます。
5月のサトイモとショウガ、トウモロコシの混植

3.2 2025年 大野芋のリアルタイム観察記録
今年のサトイモ栽培では、大野芋という品種を選定し、プランターで3株のみ育てていきます。株間にはセロリを植える予定のため、やや少なめの株数設定としました。これまでと違う環境での生長の様子に注目していきます。
3月の大野芋の観察記録
3月は、4月の植え付けに向けてサトイモの芽出し作業を行いました。昨年収穫したサトイモを種イモとして保存していたのですが、カビが発生して使えなくなってしまったため、今年は新たに種イモを購入して準備を進めています。
サトイモ保存の失敗
昨年収穫したサトイモを、翌年の種イモとして保管していましたが、カビが生えてしまい保存に失敗しました。室内での保存だったため、暖房などによる温度差の影響もあったのではないかと考えています。
次回は、保存環境や通気性、湿度の管理などに注意しながら、春まで安定して保管できる方法を探っていきたいと思います。

サトイモの芽出し
3月22日に、サトイモの芽出し作業を行いました。今年は種イモを購入した後に、少し状態が良くないことに気づき、やや心配なスタートとなりました。芽出し方法は、育苗ポットに土を入れて管理する方法を採用しています。
4月26日に芽出しの結果を確認したところ、6個中4個で芽が出ているのを確認できました。ただ、例年と比べると芽の出方はやや弱い印象です。この後の生長がどうなるか、引き続き観察を続けていきます。

4,5月の大野芋の観察
4月26日、サトイモの植え付けしました。今回は3か所に植え付け手前側から奥にかけて大きな種イモを植えています。


3.3 2025年 三州生姜のリアルタイム観察記録
三州生姜は、つるなしインゲンの栽培終了後に植え付ける計画で進めています。今回がはじめてのショウガ栽培となるため、基本的な管理方法をしっかり確認しながら、慎重に作業を進めていきます。
また、すぐ近くではサトイモも栽培しているため、株間がやや狭い中で共存できるかも観察のポイントとなります。
■ 4月〜5月の生長の様子
ショウガは栽培開始が遅めなこともあり、当初はまだ種ショウガを用意していませんでした。しかし、春先は品薄状態が続いており、確保にやや苦労しました。
4月26日にようやく種ショウガを購入し、5月1日から芽出し作業をスタート。しっかりと芽が出ているとはいえない状態ではありましたが、5月18日に植え付けを行いました。
■ 植え付けの工夫
今年は、種ショウガのサイズによる生育の違いも観察していく予定です。奥から手前に向かって大きい順に並べて植え付けし、生長のばらつきを比較していきます。

3.4 2025年のゆめのコーンのリアルタイム観察記録
トウモロコシは、今年は例年より種まきのスタートが少し遅れる見込みだったため、播種適期に幅のある「ゆめのコーン」という品種を選定しました。
昨年育てた「大和ルージュ」は非常に背丈が高くなったため、今年は品種による生長の違いにも注目して観察していきます。
4,5月のゆめのコーンの観察記録
4月26日にトウモロコシの種まきを実施しました。今回は6ヵ所に分けて播種しています。5月11日には、本葉もでてきて1回目の間引きをできるほどに生長しました。

3.5 2025年セロリのリアルタイム観察記録
セロリは例年、夏野菜の収穫が終わった後に植え付けることが多かったのですが、今年は少し早めにスタートできる見込みです。8月頃からの植え付けを計画しており、12月頃の収穫を目指して育てていきます。
これまでとは違うタイミングでの栽培となるため、生長具合や収穫時期にどのような変化が出るかにも注目していきます。
4.まとめ
この記事では、しま農研が2025年に実施しているサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシ栽培のリアルタイム観察記録を詳しくご紹介しました。この記事は継続的に更新していくので、定期的にチェックして、一緒に成長を見守りましょう!
リアルタイムの観察記録を参考にすることで、あなたのサトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシの成長と比較しながら、育て方のヒントを得ることができます。この情報が、あなたの今後の栽培計画に役立てば嬉しいです!
また、しま農研では、サトイモとショウガ、セロリ、トウモロコシ以外の野菜についてもリアルタイム観察記録を作成しています。栽培の知識と経験を深めながら、家庭菜園をもっと楽しめるような情報を発信していきます!
「【2025年版】しま農研の春夏野菜の栽培計画とリアルタイム観察記録」 では、その他の栽培の様子もまとめています。他のリアルタイム観察記録も、ぜひチェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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