プランターの選定についてしま農研では、色々な試行をしています。その中でおもしろいと感じたのが、不織布でできているプランターでした。
不織布のプランターは、多彩な色のバリエーションや土の状態を観察できるタイプなど、個性的なデザインのものが多く、少し違った雰囲気を演出したいときに活躍します。通常のプランターとは一味違うものを取り入れたい方におすすめです。また、通気性や排水性もよく鉢底石を用意しなくてもよい等のメリットもあります。
この記事では、不織布プランターの特徴やしま農研がおすすめする商品、おすすめ栽培野菜をまとめています。インスピレーションの1つとして知っておくと、あなたの庭やベランダがより素敵な空間になるでしょう。ぜひ不織布プランターを取り入れて、自分だけの華やかなガーデニングを楽しんでください。
庭の演出として不織布のプランターを取り入れると庭に彩りがでてきます。ぜひ活用して、あなただけな素敵な空間を作ってみてください!
1.不織布プランターの特徴
通常、布は繊維素材を織ったり編んだりして作られるものですが、不織布(ふしょくふ)はその名の通り織らずに、素材を高い圧力の水流で絡ませる・接着樹脂で結合させるなどして作られています。
この章では、不織布プランターの特徴を紹介し、メリットとデメリットについて説明していきます。また、こちらで説明する内容を表にもまとめましたので、選定の際には参考にしてください。
特徴 | |
通気性・排水性 | 不織布のためよい |
鉢底石 | 基本的にはいならない |
持ち運び | 軽いので移動が楽 |
種類 | カラーや大きさ等の種類が豊富 |
汚れ | 使い続けるとカビが生えることがある |
再利用 | 再利用可能。 |
耐久性 | 通常の鉢と変わらないが永久ではない |
設置性 | 様々な用途や場所に対応可能 |
コスト | 少し高い。購入場所はネットが中心 |
1.1 鉢底石が不要で種類も豊富!不織布プランターのメリット
不織布のプランターは、通気性や水はけがよく、鉢底石も基本的には不要です。また、軽いため持ち運びも楽なため、移動させたい時にも楽に移動させることができます。設置性についても土を入れてしまえば倒れることなく使用することができます。
また、色んなバリエーションがあるのも魅力の1つです。形や大きさ、カラーリング等、様々ありますので、あなたの菜園スペースに合うものを見つけやすいでしょう。
1.2 不織布プランターの耐久性
耐久性はすぐに使えなくなるというものではありませんが、ずっと使い続けるとカビが生えることはあります。しかしながら、野菜の植え替え時に洗って再利用することもできますので、メンテナンスをしっかりすればそれなりに長く使うことができそうです。
もちろん、プランターと同様に消耗品ではありますので永久に使えるわけではありません。その部分には注意は必要です。
1.3 不織布プランターのデメリット
デメリットといっていいかは分かりませんが、普通のプランターと比べると少しコスト面では比較的高いものが多いので、大量に買う際には悩むところがあるかもしれません。ポイントで購入するのもありでしょう。
また、購入場所も限られているため、インターネット中心の買い物になります。この辺りは、あなたの価値を合わせて選定を考えていくのがよいでしょう。
1.4 不織布プランターは様々な置き場所についても対応できる
不織布プランターは種類の豊富さから様々な置き場所に対応できます。玄関など人が通る場所に設置する際には、おしゃれなものを選定したり、軽いため吊り下げて設置するなど、あなたの創造性にこたえてくれるでしょう。
また、大きさのバリエーションも様々あるため、寄せ植えをしたい時や最近の戸建てやマンションに多いルーフバルコニーや屋上テラス等で大きめの菜園スペースを作りたい時にも対応できるのもおすすめです。
2. しま農研のおすすめ不織布プランター 4選
不織布プランターも色んな種類があって迷いますよね。今回は数あるプランターの中でもしま農研がおすすめする不織布プランターをご紹介します。
2.1 カラーバリエーションも豊富でおしゃれ不織布プランター
カラーバリエーションが多くデザインもとにかくおしゃれで、この商品を見つけた時にぜひ買ってみようと思った商品です。大きさも様々なので、野菜だけでなく観葉植物や花などにもぴったりです。
このブランドは「ルーツポーチ」といって、アメリカ、オレゴンで生まれたリサイクルペットボトルとリサイクル天然素材をミックスして作った不織布製の植木鉢で、サスティナブル(サステナブル)でエコ(ECO)な商品を探している方にもおすすめです。ルーツポーチは海外の商品なので探すのが少し手間がかかります。e-花屋さんのショップページに詳しい説明もあり、色んな種類を選ぶことができますよ。
2.2 サイズも豊富で値段も手ごろな人気の不織布プランター
初めて不織布プランターを買うのであれば、Plantattaさんから販売されている不織布プランターもおすすめです。アマゾンのベストセラー商品でもありますので、情報もたくさんあるので初心者の方も安心して使うことができます。
大きさがガロン表記のため、間違ったサイズを買わないように注意が必要です。しま農研では最初、間違って10ガロンのものを買ってしまい思ったより大きいサイズを選んでしまいました。野菜を単体で育てるのであれば7か5ガロンくらいの大きさがおすすめです。
アマゾンで購入の場合は➡こちら(5ガロン)
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2.3 土の中を観察できる窓付き不織布プランター
土の中の根や根菜、じゃがいもの様子、気になることはありませんか?いつも最後片付けや収穫時にしか見えない様子を見ることができないかというニーズに応えてくれそうな窓付き不織布プランターがあります。しま農研でもまだ使ったことはないので、その効果は検証しきれていませんが、野菜はしっかり育ってくるのは検証済です。
しま農研ではアルファックスさんの不織布プランターを使用しています。サイズもちょうどよいので、10号プランターで育てるような野菜を同じ感覚で作ることができます。根は少しだけ観察することができています。じゃがいもや根菜を育ててまた情報も更新していきたいと思います。
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2.4 大きくある時におすすめ大型不織布プランター
庭はないけれど、屋上テラスや駐車場スペースが広い場合、大型不織布プランターを採用することがおすすめです。もはやレイズドベッドと言っていいほどの大きさなので、地植えはできないけれど大きなスペースで育てたい時に活用してみてはいかがでしょうか。しま農研も引っ越しの際に庭がなければ採用しようと思っていたプランターです。
3.不織布プランターで育てるおすすめ野菜 3選
最後に不織布プランターで育てるおすすめ野菜を紹介します。ここでご紹介するのは一部ですので、自分にあった野菜を育てましょう!プランター栽培が可能な野菜であれば何でも育てることができるはずです。
3.1 不織布プランター栽培おすすめ①:ミニトマト
色鮮やかな実がなるミニトマトとおしゃれな不織布プランターはお庭のアクセントにぴったりです。サイズの目安は”10号、7ガロン、直径28cm”程度あれば立派に育つと思います。なるべく深めのものを選んでください。
ミニトマトの育て方についてはこちらの記事にまとめていますのでよろしければ参考にしてください。
3.2 不織布プランター栽培おすすめ➁:バジル
小さめな不織布プランターをたくさん並べるとベランダや玄関などが華やかになりそうですね。バジルは虫の被害も少なめでそれほど大きなプランターを必要としないのでおすすめです。育てるのも比較的簡単なので挑戦してみてください。
こちらの記事ではバジルの育て方についてまとめています。ぜひキッチンガーデンの1つとして参考にしてください。
3.3 不織布プランター栽培おすすめ③:きゅうり
不織布プランターは大きめのサイズも多いので寄せ植え等にもぴったりです。きゅうりをメインにエダマメやパクチーを育ててみるのもいいでしょう。サイズの目安は”10ガロン”程度です。
ネット支柱での育て方のため、少し剪定に工夫が必要ですが、きゅうりの育て方記事もありますので育てる際は参考にしてください。
4.まとめ
不織布プランターは個性的な植木鉢で、通気性や排水性が優れ、鉢底石が不要で軽量な特徴を持ちます。この記事では、不織布プランターの特徴や使い方、メリットとデメリットを詳しく解説しました。さらに、しま農研がおすすめするプランターも紹介しました。
おしゃれなガーデン演出にもぴったりで、自分の庭やベランダを彩る楽しい家庭菜園に最適なアイテムです。ぜひ不織布プランターを使って、素敵な空間を作り上げてみてください。
また、野菜栽培におけるプランターの選び方とおすすめポイントはこちらの記事にまとめています。不織布プランターを選ぶさいにも参考になる内容になってますのでぜひご参考ください。
読んでいただきありがとうございました!
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