プランターでのエダマメの栽培方法:直播で手軽に育てよう!

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野菜の育て方

エダマメは、種まきから2ヶ月半程度で収穫できる成長の早い野菜です。ナスやトマト等と比べると株を大きくする必要が少ないため、プランターでも比較的簡単に育てることができます。

また、採れたてのエダマメの格別な味わいは、市販品では味わえない家庭菜園の特権です。この記事では、エダマメのプランター栽培の手順について解説していきます。

この記事が、エダマメ栽培のきっかけとなり、夏に自家製エダマメの味を楽しむ喜びを体験していただければ幸いです。ぜひチャレンジしてみてください!

しま農研
しま農研

エダマメは、しま農研でも育てている野菜です。育苗で育てるのもよいのですが直播で育てることも可能です。手間が削減できるので試してみてください

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1.エダマメについて

エダマメは、そのまま塩茹でにして食べることでお馴染みの、日本食文化に欠かせない豆類です。大豆の未成熟な実を収穫したものがエダマメで、成熟させて乾燥させたものが私たちが知る大豆になります。大豆は豆腐や味噌など、日本の伝統的な食品の原料としても使用されます。

エダマメの原産地は中国東北部で、この地域は比較的寒冷で雨量が少なく、霧が多いことが特徴です。このような環境で自生するエダマメは、乾燥した土壌にも強く、たくましい生命力を持っています。この特性は、エダマメを家庭菜園で育てる際にも役立ちます。エダマメの栽培に適した土壌や環境の知識は、良質な実を育てる上で非常に重要です。

和名/英名エダマメ/Green soybeans
原産地中国東北部
分類マメ科ダイズ属
発芽地温25~30度
生育適温20~25度
プランター深さ20cm程度(浅め推奨)
PH6~6.5
収穫まで2ヶ月~3ヶ月

2.プランターでのエダマメの栽培計画と準備

エダマメをプランターで栽培する際の計画的な準備は、成功への重要な第一歩です。このセクションでは、プランターでのエダマメ栽培における計画とその準備について詳しくご紹介します。

2.1 エダマメ栽培に適したプランターの大きさ

エダマメは根が少なくあまり深くまで張らない特性があります。プランターを選定する場は浅めのプランターの深さ20cm程度にすることがポイントです。これにより排水性を良く保つことがポイントです。育てたいエダマメの株数に合わせた大きさのプランターを選ぶとよいでしょう。

プランター選びに役立つコツや、号や型の表記の読み方、種類や選び方のコツ、おすすめのプランターについての情報も提供しています。新たにプランターの購入を考えている方は、この情報を参考にしてみてください。

2.2 エダマメの栽培時期

エダマメの種まき適期は地域により異なりますが、中間地域では4月下旬から6月上旬が適期です。エダマメは発芽に25~30度の温度が適しており、生育には20~25℃の適温が求められます。

成長が早いため、種まきから2ヶ月半程度で収穫できます。一度にたくさん植えると収穫時期が重なるため、多く植える場合は収穫時期を少しずらすと良いでしょう。

2.3 エダマメのプランターでの土作り

プランターでのエダマメ栽培には、初めに培養土の使用を推奨します。その後、土を再利用する方法が望ましいです。

長期間使われた土は栄養分を失いがちですが、土の再生材を使用することで、古い土をリサイクルして再利用可能です。再利用の際には不純物を取り除き、太陽熱消毒などを行った後に再生材を混ぜ込むと良いでしょう。また、エダマメは肥料が多すぎると「つるボケ」になりやすいため、肥料は控えめにすると良いでしょう。

プランターの土の再利用方法については、他の記事で詳細に説明していますので、そちらもぜひ参照してみてください。

3.エダマメのプランターでの栽培方法

この章では、プランターでのエダマメの具体的な栽培方法を育苗から、水やり、追肥から収穫までを詳しく解説していきます。

エダマメの栽培は、比較的簡単です。成功のポイントは育苗になります。うまく苗が育てることができればあとは比較的手間をかけずに育てることができるでしょう。

種から育てることもできますが、ホームセンターや園芸店では苗も売っていますので初心者の方は苗から育てるのもおすすめです。この章ではエダマメの実際に育て方について解説していきます。

3.1 エダマメの種まき(プランター)

エダマメは育苗することもおすすめですが、プランター栽培の場合直まきで育てることで手間を削減することが可能です。しま農研では、プランター栽培では直播を採用しています。

この章では、プランターでのエダマメの種まきの手順について解説していきます。

3.1.1 エダマメの種まきの手順

エダマメの種まきは一般的に4月下旬から6月上旬にかけて行われ、適切な温度管理が重要です。発芽には25~30℃の温度が必要です。

1.種を播く場所に穴を空ける

プランターでの種まきは点まきで行ないます。13cm程度の間隔ごとに直径3cm、深さ2cmの穴を開け種をまく準備をします。

2.プランターに種を播く

1箇所につき3,4粒をまき、覆土して軽く手のひらで鎮圧します。種をまく時には、種の一端にある小さなくぼみ(へそ)を下に向けておくと、発芽がスムーズになります。最後に水をたっぷりと与えます。

3.防鳥ネットをかける

鳥の被害などが気になる時は、防鳥ネットなどを使い種を鳥などから守ります。双葉が開き間引きのタイミングになれば外してしまって問題ありません。

3.2 エダマメの間引きと摘心(プランター)

エダマメは根の量が少ないため、1本だけよりも2本一緒に育てた方が安定し、より良く成長します。最終的には2本を残して育てることで、より強健な株に成長させます。また、摘心を行い、わき芽を育てることで、収穫量を増やすことができます。

この章では、プランターでのエダマメの間引きと摘心の手順について解説していきます。

3.2.1 エダマメの間引きと摘心の手順

1.間引き

双葉が開いたら間引きを行います。1ヶ所につき健康な苗を2本残してその他は間引いていきます。間引きは、手で引き抜くかハサミなどで切り取ります。

2.摘心

初生葉が開いたら摘心を行います。双葉の上をはさみで切り取ります。これにより双葉の横からわき芽が育ち、その2本の芽を育てていきます。

3.3 エダマメの水やり(プランター)

プランター栽培においては、プランター栽培においては、水の管理をこまめにすることが特に重要です。エダマメの水やりはその育つタイミングによって違います。

この章では、プランターでのエダマメの水やりのタイミングについて解説します。

3.3.1 エダマメの水やりのタイミング

1.種まき後

エダマメは、乾燥した地域の出身で、根の量も比較的少ないため、過度な水やりは根腐れのリスクを伴う可能性があります。

2.蕾付き後

蕾がつきだしたら水は多めに与えます。水をあたえることにより、実が肥大化させるのを助けます。また、基本的にエダマメは追肥が不要ですが、葉の色が黄色くなった場合は、この時期に少量の肥料を与えると良いでしょう。

3.4 エダマメの収穫

エダマメは、鮮度が落ちるのが早いため収穫してからなるべく早く塩ゆでにすることで市販とは違う格別な味わいを楽しむことができます。

この章では、プランターでの収穫のポイントについて解説していきます。

3.4.1 エダマメ収穫のタイミング

エダマメの収穫は、定植後約80~90日が目安とされています。豆が硬くなる前に収穫することが重要で、収穫のタイミングは短い約7~10日間程度です。

サヤが黄色く変色し始めると硬くなり、風味が失われるため、早めの収穫がおすすめです。特に晴れた日の朝に収穫すると、より風味豊かなエダマメを楽しむことができます。

3.4.2 エダマメ収穫方法

収穫方法には二つの方法があります。一つ目は、サヤが十分に肥大したものを順に収穫する方法です。こ二つ目は、サヤが大部分肥大したら株ごと引き抜いて一度に収穫する方法です。これは、特に畑が家から遠い場合や時間の節約をしたい場合に適しています。

株ごと引き抜く方法は、収穫したての鮮度を保ちやすいため、エダマメの美味しさを最大限に引き出すことができる優れた収穫法です。

4.エダマメのプランター栽培の観察記録

しま農研では、今年エダマメのプランター栽培を実践し、その影響をリアルタイムで観察しています。エダマメがどのように成長するかを観察することで、より効果的な栽培方法を見つけ出す試みをしています。

今後の進展については、しま農研の記事を通じてリアルタイムで観察記録を共有していきます。本年度、エダマメ栽培を予定している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

5.まとめ

エダマメのプランター栽培は、手軽に始められる家庭菜園の楽しみの一つです。この記事を通じて、エダマメの種まきから収穫までの手順やポイントについて解説しました。プランター選びから土作り、適切な水やり、そして収穫のタイミングまで、栽培に必要な情報を提供しました。

エダマメ栽培を検討中の方は、この記事を参考にしてみてください。新鮮なエダマメを収穫できることを心より願っています。

また、しま農研では多様な野菜の栽培方法を紹介しており、それらの記事は50音順で整理しています。どの野菜に興味を持っているかに関わらず、必要な情報を簡単に探すことができます。ぜひとも、これらの情報を参考にしてみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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