トマトの実がおかしい!?穴あき・裂果・尻腐れなどの原因と対策

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トマトの実に穴あき・裂果・尻腐れなどの症状が出た写真を使い、原因と対策を紹介する家庭菜園向け記事のアイキャッチ画像 野菜の育て方

トマトを育てていると、
実の様子が少しおかしいな?と感じることがあります。

穴が開いたり、
赤くなった実が裂けたり、
お尻の部分が黒く変色したり。

最初は「虫に食べられた?」「病気かな?」「もう食べられない?」と不安になりますが、
症状によって原因や対処の考え方は少しずつ違います。

しま農研でも、
毎年トマトを育てる中で、
実に出るさまざまな変化を経験してきました。

この記事では、
しま農研で実際に観察した症状も交えながら、
トマトの実に出やすい変化や、
原因を考えるときの観察ポイントをまとめていきます。

しま農研
しま農研

トマトの実のトラブルは、症状によって対策もさまざま。
小さなサインを早めに見つけることで、収穫を守れることもあります。


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1.トマトの実に異変!?まずは症状を観察してみよう

ここも葉記事と合わせる。

トマトを育てていると、
「実に穴が開いている」「赤くなった実が裂けている」「実のお尻が黒くなっている」など、
実の変化に気づくことがあります。

しま農研でも毎年トマトを育てていますが、
収穫を楽しみにしていた実に異変が出ると、
最初はかなりがっかりすることもありました。

ただ、実の変化はすべて同じ原因で起きるわけではありません。

虫による食害のように比較的分かりやすいものもあれば、
雨や水分量の変化、気温、株の状態などが関係しているものもあります。

大切なのは、すぐに原因を決めつけるのではなく、
どんな症状が、どの時期に、どの実に出ているのかを観察してみることです。

この章では、
しま農研で実際に観察した症状も交えながら、
トマトの実に出やすい変化や、考えられる原因についてまとめていきます。

1.1 実に穴が開いている

トマトのオオタバコガによる被害

トマトを育てていると、
収穫前の実に小さな穴が開いていることがあります。

最初は傷のようにも見えますが、
よく見ると穴のまわりが黒くなっていたり、
実の中に幼虫が入り込んでいることもあります。

小さい穴は見逃しやすいですが、
そのままにしておくと被害が広がることもあるため、
実の様子をじっくり観察してみましょう。

原因:オオタバコガなどの食害

トマトの実に穴が開く原因として考えられるのが、
オオタバコガなどの幼虫による食害です。

オオタバコガの幼虫は、
トマトなどナス科の野菜につくことがあり、
実の中に入り込んで食害することがあります。

しま農研でも、
穴の開いたトマトを確認すると、
中に幼虫がいたことがありました。

幼虫はひとつの実だけでなく、
別の実へ移動しながら食害することもあるため、
放置していると被害が広がってしまうことがあります。

対策:見つけたら早めに摘果する

穴の開いた実を見つけたら、
早めに摘果して取り除くようにしましょう。

被害の出た実をそのまま残しておくと、
幼虫が別の実へ移動して、
ほかのトマトにも被害が広がることがあります。

また、穴の中に幼虫やフンが入っている可能性もあるため、
食べるのは避けた方が安心です。

完全に防ぐのは難しいですが、
小さな穴を早めに見つけて取り除くことで、
被害の拡大を抑えやすくなる印象があります。

1.2 実が裂けている

裂果によってトマトの皮が裂けた症状と、雨や急な水分変化を避けるためにプランターを軒下へ移動する対策をまとめた図解

トマトを育てていると、
赤く色づき始めた実の皮が裂けることがあります。

しま農研でも、
「もう少しで収穫できそう」と思っていた実が、
気づいたら皮の部分から裂けていることがありました。

裂果は、家庭菜園でもわりとよく見られる症状です。

実が赤くなってくる時期は、
収穫が近いぶん少し残念な気持ちにもなりますが、
裂けたからといって、すぐに食べられなくなるわけではありません。

ただし、割れた部分から傷みやすくなるため、
見つけたら早めに確認するようにしましょう。

原因:急な水分変化や雨、強い日射しなど

トマトの実が裂ける原因としては、
急な水分量の変化や、
ゲリラ豪雨・夕立などの雨の影響が考えられます。

乾燥した状態が続いたあとに雨が降ったり、
急に水分を吸収したりすると、
実の内側の生長に皮が追いつかず、
裂けてしまうことがあるようです。

また、夏秋栽培では、
強い日射しや高温による影響で裂果が起きることもあります。

幼い実が強い日射しを受けると、
日焼けによって果皮がかたくなり、
その後の果実の肥大に耐えられず、
裂けてしまうことがあるようです。

しま農研でも、
特に赤く色づいた実は、
雨のあとに裂果しやすい印象があります。

対策:水分変化をゆるやかにする

裂果を完全に防ぐのは難しいですが、
急な水分変化を少なくすることが対策のひとつになります。

プランター栽培の場合は、
強い雨が続きそうなときに軒下へ移動させるなど、
雨の影響をやわらげる工夫ができます。

また、水やりの量やタイミングを極端に変えず、
できるだけ安定した管理を意識することも大切です。

強い日射しが当たりやすい場所では、
日よけになる葉をある程度残しておくことも、
裂果を防ぐ工夫のひとつになります。

ただし、葉を残しすぎると風通しが悪くなることもあるため、
日よけと風通しのバランスを見ながら管理していくのがよさそうです。

裂けた実でも、
傷みが進んでいなければ食べられることがあります。

ただし、割れ目から虫や雑菌が入りやすくなるため、
状態をよく確認して、
不安な場合は無理に食べないようにしましょう。

1.3 実のお尻が黒くなる

尻腐れによってお尻が黒くなったトマトの実の症状と、カルシウム不足や吸収不良、窒素過多などの原因、追肥の見直しや摘葉などの対策をまとめた図解

トマトを育てていると、
実の先端、お尻の部分が黒っぽく変色してしまうことがあります。

しま農研でも、
中玉トマトや大玉トマトで見かけることがありました。

最初に見ると、
「病気かな?」「腐ってしまった?」と不安になりますが、
この症状は尻腐れと呼ばれ、
病気ではなく生理障害として起こることが多いようです。

黒くなった部分は傷みやすいですが、
症状が軽い場合は、
黒い部分を取り除いて食べられることもあります。

ただし、傷みが広がっている時は、
無理に食べないようにしましょう。

原因:カルシウム不足や吸収不良、窒素過多など

尻腐れは、
実の先端にカルシウムがうまく届かないことで起こるとされています。

そのため、
単純に土の中のカルシウムが不足している場合だけでなく、
水分のムラや根の状態によって、
カルシウムをうまく吸収できない場合もあるようです。

また、窒素分が多すぎるなど、
肥料のバランスが崩れている時にも、
尻腐れが起こりやすくなることがあります。

しま農研でも、
発生頻度が毎年それほど多いわけではなく、
「これが原因」とはっきり切り分ける難しさを感じています。

ただ、栄養バランスが崩れた時や、
株に負担がかかっている時に出やすい症状なのかもしれません。

対策:追肥や水やりの見直しをしてみる

尻腐れが出た時は、
まず水やりや追肥のバランスを見直してみるのがよさそうです。

水切れと過湿をくり返すと、
根が安定して養分を吸収しにくくなることがあります。

また、肥料を一度に多く与えすぎると、
株の栄養バランスが崩れることもあるため、
株の勢いや実の様子を見ながら追肥することが大切です。

すでに尻腐れになった実は、
元の状態に戻ることは難しいです。

そのため、
発生している実の数や広がり方を見ながら、
水やりや追肥を少しずつ調整していく考え方がよさそうです。

発生が少量で、
その後の実に広がっていない場合は、
しばらく様子を見るのもひとつの選択です。

2.しま農研の家庭菜園研究ノート【トマト編】

しま農研では、
毎年トマトを育てながら、
葉や実の変化、病気、生長の違いなどを観察記録として残しています。

実際の家庭菜園では、
同じように育てていても、
天候や気温、栽培環境によって症状や株の様子が変わることも少なくありません。

この記事で紹介したような、

・実に穴が開く
・実が裂ける
・実のお尻が黒くなる

といった症状も、
実際の観察記録の中で経験してきた変化です。

トマトの実の変化だけでなく、
葉の様子や株の生長、収穫までの過程も記録しています。

気になる方は、
こちらの観察ノートも参考にしてみてください👇


3.まとめ

トマト栽培では、
葉だけでなく、実にもトラブルのサインが出ることがあります。

実に穴が開く、裂ける、お尻が黒くなる――
こうした症状も、原因によって対策や考え方が変わってきます。

虫による被害のように比較的分かりやすいものもあれば、
水分量や気温、株の状態が重なって、
原因をはっきり判断しにくいものもあります。

家庭菜園では、
すべてを正確に診断するのは難しい場面もありますが、
まずは実の様子を観察し、症状の変化を記録していくことが大切です。

しま農研でも、
実際の栽培の中で起きた変化を記録しながら、
少しずつ原因や対策の考え方を整理しています。

この記事が、
トマトの実の異変に気づいた時の参考になればうれしいです。

しま農研では、
トマトの育て方の記事も公開しています。

気になる方は、
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください👇

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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