地植えでのレモングラスの育て方:東南アジア料理の決め手

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野菜の育て方

トムヤムクンやタイカレーなどにレモングラスをいれると香りが豊かになるレモングラスというハーブをご存じでしょうか。東南アジアでは、よく使われるハーブでレモンのような香りと少し青っぽさも感じられます。

多年草で大きく育つレモングラスは、地植えで植える場所を決めて同じ場所で育てることがおすすめです。ただし、大きくなると草丈も2mくらいまで生長し、寒さに弱いため寒冷地では冬越しできない場合もあるので植える場所には注意しましょう。

この記事では、レモングラスの育て方から収穫、増やし方について詳しく解説していきます。レモングラスを育てたい方はぜひ参考にしてください。

しま農研
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今年、しま農研でレモングラスの栽培をはじめます!レモングラスは東南アジアの料理を作る時にとても重宝します。フレッシュなレモングラスを楽しめる環境を整えます。

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1.レモングラスについて

レモングラスの原産地は、東南アジア、南インド、スリランカの熱帯や亜熱帯などの暖かい地域に自生しています。そのため、暖かい気候が適しているため寒さには少し弱い植物です。

多年草のため、温暖な地域では日本の冬を越すことが可能ですが、寒冷地では、鉢上げをして室内に取り込むなどの冬越し対策が必要です。

和名/英語レモングラス
原産地東南アジア
分類イネ科キンボポゴン属
発芽適温20~30℃
生育適温22~30℃
株間40cm
畝幅60cm
土壌酸度pH6~6.5
収穫まで約2ヶ月

2.地植えでのレモングラスの栽培計画と準備

レモングラスを地植えで栽培するにあたり、計画的な準備は成功のための重要なステップです。このセクションでは、地植えにおけるレモングラスの栽培計画とその準備過程について具体的にご紹介します。

2.1 レモングラスの栽培時期

レモングラスの定植に最適な時期は地域によって異なりますが、中間地域では一般に5月上旬から7月上旬位が理想的です。これは、生育適温が20~30℃レモングラスは、寒さが苦手なため、十分に暖かくなってから育てるのが良いでしょう。定植後、約2ヶ月ほどで収穫がはじまり、10月頃まで収穫することができます。

2.2 レモングラスの栽培スペース

レモングラスは、生長が旺盛のため草丈が1~2m、横幅も広がります。あまり巨大に生長してしまうと近くにある植物の生長を阻害したり他の植物とのバランスがとれなくなったりするやめ植える場所には注意が必要です。

しま農研では直径60cmくらいのレモングラス専用の植え付けスペースを作り、根の広がるスぺースを制限することで生長をコントロールするチャレンジをしています。

2.3 レモングラスの土づくり

土づくりは、レモングラスを含む多くの作物にとって栽培成功の土台を築きます。晩冬から春にかけての土づくりは、じっくりと時間をかけて行うことが望ましいため、植え付け予定日の1ヶ月前には着手しましょう。

適切な土づくりには、雑草の除去、土壌の改良、酸度の調整、そして元肥の施用が含まれます。ただし、レモングラスは土作りをそこまでしっかりしなくても十分育ちます。ある程度の排水性と保水性を確保する程度でも問題ないでしょう。

3.地植えでのレモングラスの育て方

レモングラスの栽培は、その手軽さと比較的簡単な育成過程で知られています。このセクションでは、レモングラスを実際に地植えで育てる手順について具体的にご説明します。

3.1 レモングラスの定植(地植え)

レモングラスの定植における水やりのポイントは、根の活着を促進し、苗の健康的な成長を支えることにあります。以下に、レモングラスの定植時の水やりの具体的な手順を説明します。

定植のポイント

植え付け前のポット、植え付け用の穴、定植後の株のまわりの3回水を与え根の活着を促進する

1.ポットへの水やり

定植の1~2時間前には、ポットにたっぷりと水を与えます。これにより、土が十分に湿り、苗が移植時のショックを最小限に抑えられるようになります。

2.植え穴への水やり

植え穴を掘った後、その穴にも水を与えます。このステップは、土に十分な水分を確保し、苗が新しい環境にスムーズに適応できるようにするために重要です。植え穴の深さは、ポットの高さに合わせて調整します。これにより、定植作業が容易になります。

3.定植後の水やり

覆土をした後、再度たっぷりと水を与えます。この水やりは、土と根が密接に接触することを促し、根の活着を助けます。苗をポットから取り出す際は、根を傷つけないように慎重に行いましょう。

3.2 レモングラスの収穫

レモングラスは、葉や茎の部分を料理の香りづけに用いますが、茎の部分と葉の部分で特徴が異なります。使用用途によって収穫を部分を変えるとよいでしょう。以下にレモングラスの収穫について解説していきます。

3.2.1 葉の収穫

レモングラスの葉は茎と比べると香りがおだやかなのが特徴です。料理に用いることもできますが、ハーブティーやハーブ風呂などに適しています。葉が旺盛に育ってきたら、20cmより上側の葉の部分をはさみで、必要な部分だけ刈り取ります。

3.2.2 茎の収穫

茎の部分は香りも強く料理に向いています。トムヤムクンやタイカレーなど東南アジアでの料理にはかかせないハーブです。株元からハサミで切り取り下から20cmくらいの白い部分を料理で使用します。

3.3 レモングラスの水やりと追肥

地植えで育てる場合は、レモングラスは水やりはほとんど必要としません。雨が降らないことが長期間続き、土の中まで乾いてるようなら水をあたえましょう。猛暑が続いて土がカラカラに乾いてしまうような真夏には気をつける必要があります。

追肥もそれほど定期的にする必要はありませんが、たくさん収穫したタイミングなどで少し追肥をしておくくらいでよいでしょう。肥料の種類に応じて量を調整しますが、初めは控えめに施し、植物の反応を見て調整しましょう。

基本レモングラスは強い植物のため、生長に不具合はみられるまでは放置して育てて様子をみてもよいでしょう。葉が萎れてきたら水が不足しているサインになり、葉が細くなったり黄色くなったら肥料不足の可能性があります。

3.4 レモングラスの冬越し

亜熱帯が原産地のレモングラスは寒さが苦手です。地植えのレモングラスを冬越しさせたい場合は、寒くなった11月~12月頃に20cmほど剪定し苗に土やワラをかぶせて保温しておきます。

3.5 レモングラスの増やし方

レモングラスは株分けで増やすのが一般的です。株分けは、秋や春に茎がたくさん増えたタイミングでおこなうのが最適です。また、秋におこなう場合は、鉢上げをしてプランターなどに移植することで、暖かい場所への移動が可能になるため、冬越し作業にも応用することができます。

株分けは難しい作業ではないので簡単に手順をご紹介します。

1.レモングラスの堀り上げ

地植えに根付ている株を掘り上げます。作業しやすいように株元から10~15cmくらい残し葉や茎をかりとります。その後、根を傷つけないように株のまわりをスコップで掘って株を取り出します。この際、株から少し離れた場所から深く掘っていくと根を傷めずに取り出すことができます。

2.レモングラスの株分け

り上げた株から土を落とし、ハサミなどを用いて株を切り分けます。株がぎっしり詰まっていると、株を切り離すのに苦労するかもしれませんがハサミや刃物などを使えば比較てき簡単におこなえます。ほぐれてくると手の力でも分けることができます。株分け作業の時は、多少根が落ちることは気にしなくても大丈夫です。増やしたい数だけ細かく分けて株を増やします。

3.レモングラスの植え付け

植え付けについては上の章で説明した定植作業と同じ工程です。根の活着を促進するため水をたっぷりあたえることを忘れずにおこないます。地植えの場合、冬はこの作業と同時にプランターに移して暖かい場所に移動させ冬越しをする方法もあります。

4.レモングラスの観察記録

しま農研では、レモングラスを直径60cmの栽培スペースを作り生長をリアルタイムに観察していきます。実際の栽培を通じて、レモングラスの生長を検証しています。

今後の進展については、しま農研の記事を通じてリアルタイムで観察記録を共有していきます。本年度、レモングラスの栽培を予定している方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

作成中

5.まとめ

この記事では、地植えでのレモングラスの育て方から収穫、増やし方までを解説しました。レモングラスは、その独特の香りで料理を一層引き立てる東南アジア原産のハーブです。比較的育てやすく、適切な条件下では日本の気候でもよく育ちますが、冬越しには少し注意が必要です。株分けによる増やし方も簡単で、一度植えると毎年香り高いレモングラスを楽しむことができます。

しま農研では、レモングラスの生育をリアルタイムで観察し、その成果を共有していきます。地植えでの栽培を通じて、レモングラスの様々な魅力を再発見し、その成長過程を楽しむことができます。レモングラス栽培に興味がある方は、ぜひこの記事を参考にして挑戦してみてください。新鮮なレモングラスで、料理の味わいを深めましょう。

また、しま農研では多様な野菜の栽培方法を紹介しており、それらの記事は50音順で整理しています。どの野菜に興味を持っているかに関わらず、必要な情報を簡単に探すことができます。ぜひとも、これらの情報を参考にしてみてください。

読んでいただきありがとうございました!

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