こんにちは、家庭菜園で様々な野菜を栽培しているしま農研です。毎年、しま農研が栽培している野菜の成長をリアルタイムで記録し、その観察記録を皆様と共有しています。今回の記事では、スナップエンドウとホウレンソウの成長過程に特に焦点を当てています。
スナップエンドウは越冬して春にかけて育てる野菜で、ホウレンソウは寒くなるとともに種まきをしても良好に育つ野菜です。両者は10月を過ぎてからでも栽培を始めることができるため、秋の終わりに収穫した野菜の後作として最適です。実際に、しま農研ではサツマイモの10月の収穫後にこれらの野菜を育てる予定です。
この記事を通じて、11月からスタートしたスナップエンドウとホウレンソウの栽培過程を、ステップバイステップで詳細に記録し共有いたします。これにより、これらの野菜を栽培している方々にとって、役立つ情報を提供し、皆様の栽培成果を向上させるお手伝いをすることを目指しています。

スナップエンドウは春に収穫できる貴重な野菜で毎年育てています。ホウレンソウは久しぶりに挑戦します!
1.2024年スナップエンドウとホウレンソウの栽培(前提条件)
2024年にしま農研で行うスナップエンドウとホウレンソウの栽培について、作付け、品種選定、栽培方法などの前提条件を詳細に共有します。この観察記録を参考にして、実際に採用しようと考えている方はぜひ活用してください。
1.1 スナップエンドウとホウレンソウの作付け

ホウレンソウはスジ播きにして種を播き2条植えしていきます。スナップエンドウは30cm間隔で6か所に点巻きにして育てていきます。
土作りは、あまりゆっくりしている時間がないためサツマイモの収穫後、酸度調整後すぐに種まきをはじめる予定です。このリレー栽培がうまくいくかが最初の焦点になります。
1.2 選定したスナップエンドウとホウレンソウの品種
畑で育てる野菜の生育は、選ばれた品種に大きく依存します。今回のしま農研で育てるスナップエンドウとホウレンソウの品種をご紹介します。
スナップエンドウ:つるありスナック
スナックエンドウとスナップエンドウは同種類の野菜です。サカタのタネからでている代表的な品種の1つです。中間地での種まきは10月中旬から11月中旬頃が適切です。
ホウレソウ:まほろば
昔からのホウレンソウの味が楽しめる品種です。寒さにも強く寒冷地でなければ12月初旬頃まで種を播けば育てることができます。
1.3 採用したプランター
プランター栽培は、都市部やスペースの限られた環境での野菜栽培において、非常に便利な方法です。適切なプランターの選定は、栽培の成功に直接影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。今回のスナップエンドウとホウレンソウ栽培において、しま農研が採用したプランターを紹介します。
スナップエンドウ栽培に使用したプランター
ホウレンソウ栽培に使用したプランター
1.4 野菜の育て方
しま農研では、スナップエンドウとホウレンソウの栽培における具体的な育て方のガイドを提供しています。これらの野菜は初期成育が特に重要であり、適切な間引きや防虫対策が育成成功の鍵となります。まだガイドが用意されていない項目については、今季の栽培を通じて新たに作成する予定です。
これらのガイドは、同じ野菜を栽培する際に役立つ具体的なヒントや手順を提供し、実践的なアドバイスを交えて、各成長段階での注意点や推奨方法を詳しく解説します。しま農研と共に、立派な野菜を育てる楽しみを味わいながら、あなたの家庭菜園が成功する手助けとなることを願っています。
野菜 | 育て方記事リンク |
スナップエンドウ(地植え) | ➡作成中 |
スナップエンドウ(プランター) | ➡プランターでのスナップエンドウの栽培方法 |
ホウレンソウ(地植え) | ➡地植えでのホウレンソウの育て方 |
ホウレンソウ(プランター) | ➡プランターでのホウレンソウの栽培方 |
2.2024年のスナップエンドウとホウレンソウの栽培データ
2024年にしま農研で収集したスナップエンドウとホウレンソウの栽培データをまとめ、これらをもとに具体的な改善点や効果的な栽培計画を立案するための情報を提供します。
同じ条件で栽培を行う予定の方々にとって、このデータが実践的な参考になることを願っています。
2.1 2024年スナップエンドウとホウレンソウの栽培期間データ
地植えとプランター栽培を含む、スナップエンドウとホウレンソウの各栽培環境別に、定植日、栽培終了日、全栽培期間を一覧でまとめます。実際の栽培期間について詳しく知りたい方はご参照ください。
品種 | 環境 | 播種・定植 | 初収穫 | 撤去日 | 収穫量 | 栽培日数 |
スナップエンドウ | 地植え | |||||
スナップエンドウ | プランター | |||||
ホウレンソウ | 地植え | |||||
ホウレンソウ | プランター |
2.2 2024年スナップエンドウとホウレンソウの追肥データ
追肥は野菜の成長に欠かせない作業です。今年の追肥のタイミング、使用した肥料の種類、そしてその効果について詳しく記録し、追肥の最適な方法を共有します。この情報が追肥計画に役立てば幸いです。
品種 | 環境 | つるが伸び始める3月頃 | 花が咲きはじめたら | 実をつけはじめて葉や花の様子をみながら | 備考 |
スナップエンドウ | 地植え | ||||
スナップエンドウ | プランター |
品種 | 環境 | 基本なし:2回目の間引き後、葉が薄ければ | 備考 |
ホウレンソウ | 地植え | ||
ホウレンソウ | プランター |
2.3 2024年スナップエンドウとホウレンソウの収穫データ
収穫量は栽培成功のバロメーターとして非常に重要です。しま農研では、収穫されたスナップエンドウとホウレンソウの量を記録し、どの栽培方法が最も効果的だったかを評価します。
この収穫データを基に、今後の栽培方法の改善点を検討し、より豊富な収穫を目指します。
品種 | 環境 | 12月 | 1月 | 3月 | 4月 | 合計 |
スナップエンドウ | 地植え | |||||
スナップエンドウ | プランター | |||||
ホウレンソウ | 地植え | |||||
ホウレンソウ | プランター |
3.月別リアルタイム観察記録
このセクションでは、しま農研がスナップエンドウとホウレンソウの成長を月別に記録し、リアルタイムでの観察結果を共有します。
これにより、他の栽培者が自分の栽培状況と比較し、有益な情報を得ることができるようになります。しま農研もこの記録作成を通じて学び、楽しんでいます。
3.1 菜園全体の動向
このセクションでは、スナップエンドウとホウレンソウがどのように相互作用するかを観察し、菜園全体での成長の様子を更新していきます。







3.2 スナップエンドウ(地植え)
スナップエンドウを地植えで育てるのははじめてです。大きなスペースでの栽培がどのような生長をするか楽しみにしながら種をまきました。少し遅めでしたが発芽するでしょうか
11,12月 スナップエンドウ(地植え)
11月中旬に播種したスナップエンドウは、無事に発芽し、順調に育っています。ただ、期待していたほどの生長は見られず、この苗のサイズで冬を越すことになりそうです。
冬越しが無事にできれば、春にはぐんぐん成長し、たくさんの収穫が期待できるでしょう。寒い時期を乗り越えて、元気に育つスナップエンドウの姿を見るのが楽しみです。





種まき
はじめの地植えでのスナップエンドウ栽培です。30cm間隔に種を播きました。春にどんな姿になるか楽しみにしています。



間引き
全ての芽の双葉が展開しはじめたので間引きをおこなうことにしました。種を播くのが遅いのが影響したのか少し生長が遅めです。元気な芽を2本残して様子を見守ります。



1月 スナップエンドウ(地植え)
1月のスナップエンドウは、寒さの中でも少しずつ成長を続けており、春に向けてじっくりと力を蓄えているように感じます。苗の状態も順調で、寒さに強いとされる幼苗の適したサイズに育っています。
今後、気温が少しずつ上がるにつれて、一気に成長が加速することが予想されます。このまま順調に育つことを願いながら、引き続き観察を続けていきます。




2月 スナップエンドウ(地植え)


誘引


3.3 スナップエンドウ(プランター)
11,12月のスナップエンドウ(プランター)
11月中旬にプランターで播種したスナップエンドウは、無事に発芽し、12月後半には少しずつ成長が見られました。順調なスタートですが、昨年は冬越しは成功したものの、春先に鳥の被害で多くの葉を食べられてしまった経験があります。
その教訓を踏まえ、春前の生長具合を見ながら、必要に応じて対策を講じることを検討しています。今年は鳥の被害を防ぎ、しっかりと収穫につなげたいと思います。






1月のスナップエンドウ(プランター)
1月のプランター栽培のスナップエンドウも順調に育っています。冬の寒さの中でもしっかりと耐えながら、力強く成長する姿を見られるのは家庭菜園の醍醐味のひとつです。
現在はまだ小さいですが、気温が上がるにつれて一気に成長が進むことが期待されます。春に向けての準備期間として、引き続き見守りながら適切な管理を続けていきます。





2月のスナップエンドウ(プランター)


3.4 ホウレンソウ(地植え)
ホウレンソウは二条植えで育てていきます。ホウレンソウは比較的冬が近くても育つイメージがありますが11月17日と少し遅めの種まきになりました。生長を見守っていきます。
11,12月 ホウレンソウ(地植え)
11月中旬に播種した地植えのホウレンソウは、播種から1週間後に無事に発芽し、その後も順調に成長を続けています。播種から約1か月後には本葉が出揃い、初めての間引きを実施しました。
この間引き作業により、株間が広がり、今後の成長がさらに促進されることを期待しています。冬の寒さにも耐えつつ、健康的に育っていく様子を見守りたいと思います。









種まき
ホウレンソウは平な地面の方がよく育つとの情報があったため少し土作りの段階でクワを使って平にしてすじまき用の穴も支柱を使い丁寧に播いてみることにしました。








猫被害
野良猫がたまに顔をだすのですが、少しいたずらされた箇所がありました。芽は残っていたので整えてみましたがここからの復活があるか少し見守ってみます


間引き(1回目)
本葉もでてきたので1回目の間引きをおこなうことにしました。3cm間隔に元気な芽を残していきあmす。最後に軽く土寄せをしました。



1月 ホウレンソウ(地植え)
ホウレンソウは寒さに強く、1月も順調に生長を続けています。1月5日に最後の間引きを行いましたが、一部の株は間引きをせずにそのまま育てることで、生長の違いを観察する実験をしています。
このまま順調にいけば、2月から3月にかけてたくさんのホウレンソウを収穫できる見込みです。寒さの中でも元気に育つホウレンソウの様子を引き続き見守っていきます。




間引き(2回目)
本葉が3枚ほどになったタイミングで、2回目の間引きを実施しました。約5cm間隔に整え、これ以降は残した苗をしっかりと生長させ、収穫まで育てていきます。
間引いたホウレンソウの葉も、小さいながらしっかりとした味わいがあり、サラダやスープに活用できます。これからの寒さに耐えながら、どのように生長していくかを引き続き観察していきます。



2月 ホウレンソウ(地植え)



3.5 ホウレンソウ(プランター)
11,12月 ホウレンソウ栽培(プランター)
11月中旬にプランターに播種したホウレンソウは、順調に発芽し、育っています。12月中旬には初めての間引きを実施し、株間を整えました。その際、土寄せも行い、根元をしっかりとサポートする形を整えました。
これから寒さが厳しくなりますが、引き続きホウレンソウの成長を見守りながら、適切なケアを行っていきたいと思います。






種まき
プランターも何度か地面にたたきつけることで平な土を作ることを意識しました。



間引き(1回目)
本葉がでてきた芽も多くなってきたので1回目の間引きをすることにしました。3cm間隔でおこない間引き後軽く土寄せしました



1月 ホウレンソウ栽培(プランター)
1月に入り、プランターで育てているホウレンソウも順調に生長しています。地植えと比べると葉の大きさには若干の違いがありますが、プランターでも十分に育てることができそうです。
今後の寒さの影響や、生長のスピードにどのような変化があるのかを観察しながら、引き続き育てていきます。収穫のタイミングを見極めつつ、どのような仕上がりになるのか楽しみです。




間引き(2回目)






2月 ホウレンソウ栽培(プランター)

4.まとめ
この記事では、しま農研が2024年に実施したスナップエンドウとホウレンソウの栽培についてのリアルタイム観察記録を詳しくご紹介しています。記事は継続的に更新していきますので時折チェックしてください。
リアルタイムな観察記録を見比べることにより、あなたが育てているスナップエンドウやホウレンソウの生長と比較することができます。これらの情報が改善点のヒントになり、あなたの今後の栽培計画に役立つことを願っています。
しま農研では、他の野菜についても同様のリアルタイム観察記録を作成しています。これらの観察記録を通じて、栽培の知識と経験を深めるとともに、家庭菜園を楽しんでいる方々にとっても有益な情報を提供できることを目指しています。
この記事は、しま農研が2024年に観察した秋冬野菜のまとめ記事です。ぜひ、アクセスしやすいように整備されているリンクを通じて、他の記事も参考にしてみてください。
読んでいただきありがとうございました!
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