こんにちは、家庭菜園で様々な野菜を栽培しているしま農研です。毎年、しま農研が栽培している野菜の成長をリアルタイムで記録し、その観察記録を皆様と共有しています。今回の記事では、ニンニクとイチゴの成長過程に特に焦点を当てています。
ニンニクとイチゴは、中間地であれば10月中旬から植え付けを開始でき、栽培完了した夏野菜の後にもゆっくり栽培を始めることができます。これらの野菜は共存することで互いの成長をサポートし合うため、一緒に植えることも可能です。今年は、プランターを中心にニンニクとイチゴの様々な環境での栽培を計画します。
この記事を通じて、ニンニクとイチゴの栽培過程をリアルタイムで詳しく共有し、他の栽培者にとって参考になる情報を提供したいと思います。役立つ情報が得られることを願っています。

ニンニクはプランターでも育てやすくしま農研では毎年育てている野菜です。今年は、イチゴに初挑戦してみます。
1.2024年ニンニクとイチゴの栽培(前提条件)
2024年にしま農研で行うニンニクとイチゴの栽培について、作付け、品種選定、栽培方法などの前提条件を詳細に共有します。この観察記録を参考にして、実際に採用しようと考えている方はぜひ活用してください。
1.1 選定したニンニクとイチゴの品種
畑で育てる野菜の生育は、選ばれた品種に大きく依存します。今回のしま農研で育てるニンニクとイチゴの品種をご紹介します。
ニンニク:ホワイト六片
ホワイト六片は本来は涼しい時期で栽培されているニンニクの品種です。
日本を代表するニンニクでその美味しさは格別です。今回は、中間地でも育てることができるか挑戦も兼ねて育てていきます。

ニンニク:ジャンボニンニク
ジャンボニンニクは普通のニンニクより大きく育つのが特徴の品種です。
しま農研でもはじめて育てるためどのような大きさのニンニクが収穫できるか楽しみにしています。

イチゴ:ローズベリーレッド
はじめてのイチゴの挑戦はサントリーからでている四季成りイチゴのローズベリーレッドを選定しました。
選定の理由は花が綺麗に咲くのと多果のため初心者にも育てやすいそうです。

1.2 採用したプランター
プランター栽培は、都市部やスペースの限られた環境での野菜栽培において、非常に便利な方法です。適切なプランターの選定は、栽培の成功に直接影響を与えるため、慎重に選ぶ必要があります。今回のスナップエンドウとホウレンソウ栽培において、しま農研が採用したプランターを紹介します。
ニンニク栽培に使用したプランター
ニンニク栽培には750型と650型プランターを使用して栽培することにしました。
750型は去年は3条植えにしましたが、今年は大きく育ててみたいため2条植えで昨年より少し広めの間隔で育てていきます。

イチゴとニンニク栽培に使用したプランター
イチゴは、積み重ねが可能なプランターで栽培します。イチゴはランナーから株を増やしていきます。
この形状のプランーはその増やす作業も効率的にできるのではと考えています。

1.3 野菜の育て方
しま農研では、ニンニクとイチゴの栽培における具体的な育て方のガイドを提供しています。これらの野菜は初期成育が特に重要であり、適切な間引きや防虫対策が育成成功の鍵となります。まだガイドが用意されていない項目については、今季の栽培を通じて新たに作成する予定です。
これらのガイドは、同じ野菜を栽培する際に役立つ具体的なヒントや手順を提供し、実践的なアドバイスを交えて、各成長段階での注意点や推奨方法を詳しく解説します。しま農研と共に、立派な野菜を育てる楽しみを味わいながら、あなたの家庭菜園が成功する手助けとなることを願っています。
野菜 | 育て方記事リンク |
ニンニク(プランター) | ➡プランターでのニンニクの栽培方法 |
イチゴ(プランター) | ➡作成中 |
2.2024年のニンニクとイチゴの栽培データ
2024年にしま農研で収集したニンニクとイチゴの栽培データをまとめ、これらをもとに具体的な改善点や効果的な栽培計画を立案するための情報を提供します。
同じ条件で栽培を行う予定の方々にとって、このデータが実践的な参考になることを願っています。
2.1 2024年ニンニクとイチゴの栽培期間データ
地植えとプランター栽培を含む、スナップエンドウとホウレンソウの各栽培環境別に、定植日、栽培終了日、全栽培期間を一覧でまとめます。実際の栽培期間について詳しく知りたい方はご参照ください。
品種 | 環境 | 播種・定植 | 初収穫 | 撤去日 | 収穫量 | 栽培日数 |
ニンニク | 地植え | 10/13 | ||||
ニンニク | プランター | 10/13 | ||||
ニンニク | プランター | 10/13 | ||||
イチゴ | プランター | 10/13 |
2.2 2024年ニンニクとイチゴの追肥データ
追肥は野菜の成長に欠かせない作業です。今年の追肥のタイミング、使用した肥料の種類、そしてその効果について詳しく記録し、追肥の最適な方法を共有します。この情報が追肥計画に役立てば幸いです。
品種 | 環境 | 12月上旬頃 | 3月頃 | 備考 |
ニンニク | 地植え | 11/30 | ||
ニンニク | プランター | 11/30 |
品種 | 環境 | 備考 | |
イチゴ | プランター |


2.3 2024年ニンニクとイチゴの収穫データ
収穫量は栽培成功のバロメーターとして非常に重要です。しま農研では、収穫されたニンニクとイチゴの量を記録し、どの栽培方法が最も効果的だったかを評価します。
この収穫データを基に、今後の栽培方法の改善点を検討し、より豊富な収穫を目指します。
品種 | 環境 | 収獲日 | 収獲量 | 備考 |
ニンニク | 地植え | |||
ニンニク | プランター | |||
ニンニク | プランター | |||
イチゴ | プランター |
3.月別リアルタイム観察記録
このセクションでは、しま農研がニンニクとイチゴの成長を月別に記録し、リアルタイムでの観察結果を共有します。
これにより、他の栽培者が自分の栽培状況と比較し、有益な情報を得ることができるようになります。しま農研もこの記録作成を通じて学び、楽しんでいます。
3.1 菜園全体の動向
このセクションでは、ニンニクとイチゴの全体での成長の様子を更新していきます。
3.2 ニンニク:ホワイト六片(プランター)
ホワイト六片は国産ニンニクでも最高級の品種です。寒冷地の栽培に適しているため、関東の気候に合うかを含めて今年はチャレンジしてます
10,11月のホワイト六片(プランター)
10月に植え付けたニンニクは順調に生長をみせ11月後半には葉も大きく生長しました。これから冬にはいるため追肥をし冬越しに備えます。







12月のホワイト六片(プランター)
12月に入り、寒さの影響でホワイト六片(ニンニク)の生長はほとんど見られませんでした。ただし、一部の葉に黄色く変色している箇所が見受けられ、少し気になる状況です。これが寒さの影響なのか、それとも他の要因によるものなのか、引き続き観察を続け、必要に応じて対策を検討していきます。



植え付け
今年は条間は15cmあけて株間については10cmと15cmに分けてその生長の差を観察していきます。敷き藁も設置することで保温性もとることにしました



1月のホワイト六片(プランター)
1月に入り、プランターで育てているホワイト六片の生長はほぼ止まりました。ニンニクはこの時期に休眠に入るため、予定通りの生長ですが、例年と比べるとやや小ぶりで、黄色い葉が目立つのが少し気になるところです。
冬越しの影響なのか、それとも土の状態や気温の変化が影響しているのか、今後の生長を注意深く観察していきます。春の訪れとともに再び活発に生長してくれることを期待しながら、引き続き見守っていきます。




2月のホワイト六片(プランター)
2月のホワイト六片(ニンニク)は、葉に黄色い部分が多く、やや元気がない様子が気になります。 来月、寒さが和らぐタイミングを見計らって追肥を行う予定ですが、しっかり育ってくれるか少し心配です。



3月のホワイト六片(プランター)

3.3 ニンニク:ジャンボニンニク(プランター)
ジャンボニンニクははじめて育てます。株間もかなり広めが必要なため650型プランターで2株育てることにしました。
10,11月のジャンボニンニク(プランター)





植えつけ
株間は20cm開けて深さも7.5cm程度と少し深めに植え付けることにしました。球の剪定時に腐敗しているものがあったので、それについては使わないようにしました



12月のジャンボニンニク(プランター)
12月に入り、寒さが厳しくなるにつれてジャンボニンニクの葉にわずかに赤みが見られるようになりました。この変化が寒さによるものと推測されますが、特に目立った生育不良は確認されていません。春を迎えるまでの間、成長の様子を見守りながら、ジャンボニンニクが無事に冬を越せるよう願っています。



1,2月のジャンボニンニク(プランター)
1月から2月にかけて、ジャンボニンニクは目に見える大きな成長はないものの、株元はしっかりしています。 葉には少し黄色くなっている部分もありますが、暖かくなれば成長が進んでくれることを期待しています。






3月のジャンボニンニク(プランター)

3.4 ニンニク:ホワイト六片・ジャンボニンニク(地植え)
アスパラガスを地植えしているスペースに少し余裕があるためニンニクを植え付けてみることにしました。
10,11月のニンニク(地植え)
アスパラガスの株元のため葉が日陰をつくり生長はあまりよくありません。どこまで大きくなるか少し不安です。アスパラの剪定をしたり少し工夫もほどこしました。








植えつけ
余ったニンニクをアスパラの手前に植え付けていきあmす。尖った方を上にし植え付けていきました



12,1,2月のニンニク(地植え)
12月から1月にかけて日当たりは確保できていたものの、地植えのニンニクはかなり成長が遅れている印象です。 春になってからの生育がどう変化するか、引き続き様子を見ていきたいと思います。








3月のニンニク(地植え)

3.5 イチゴ(プランター)
イチゴはしま農研初挑戦です。うまく育てることができるか注意深く観察しながら育てていきます。
10月のイチゴ(プランター)









定植
イチゴはランナーの切り口を確認し、それらを内側に向けて育てることで生長の位置をコントロールするとのことですが、この品種においてどこにあるか分かりませんでした。定植には、工程の中で水をあたえることで活着を促しました。



12月のイチゴ栽培
12月に入り、イチゴの葉が赤みを帯びてきました。これは冬越しの準備が始まったサインとされています。この時期の摘葉は控えめにした方がよいとされていますので、特に手を加えず見守っています。冬を無事に越えて、春には美味しい実をつけてくれることを楽しみにしています。






1月のイチゴ栽培
1月に入り、イチゴは完全に休眠状態に入りました。花もつかなくなり、生長もほとんど見られませんが、この時期としては正常な状態です。寒さに耐えながら、春に向けてじっくりと力を蓄えている段階です。
一方で、一緒に植えているニンニクはやや生育が不安定な様子が見られます。葉の色や成長具合を注意深く観察しながら、春以降の動きを見守っていく予定です。休眠明けの変化を楽しみにしながら、引き続き観察を続けます。





整理と摘花
1月11日、イチゴの株に枯れ葉や花が目立ってきたため、整理作業と摘花を行いました。イチゴは暖かくなってから大きく育つ性質があり、この時期は休眠状態を保つ方が良いと判断しました。そのため、現在は花や余分な部分を取り除いて株の負担を軽減することを目的としています。
この選択が成長にどのような影響を与えるか、引き続き観察していきます。春に向けての生長を楽しみにしています。



2月のイチゴ栽培
2月のイチゴは、完全に休眠状態に入り、葉の色も赤くなり、全体的にしなびた印象です。 しかし、春に向けてしっかりと休んでもらい、暖かくなった頃に元気よく成長してくれることを期待しています。






3月のイチゴ栽培

4.まとめ
この記事では、しま農研が2024年に実施したニンニクとイチゴの栽培についてのリアルタイム観察記録を詳しくご紹介しています。記事は継続的に更新していきますので時折チェックしてください。
リアルタイムな観察記録を見比べることにより、あなたが育てているニンニクやイチゴの生長と比較することができます。これらの情報が改善点のヒントになり、あなたの今後の栽培計画に役立つことを願っています。
しま農研では、他の野菜についても同様のリアルタイム観察記録を作成しています。これらの観察記録を通じて、栽培の知識と経験を深めるとともに、家庭菜園を楽しんでいる方々にとっても有益な情報を提供できることを目指しています。
この記事は、しま農研が2024年に観察した秋冬野菜のまとめ記事です。ぜひ、アクセスしやすいように整備されているリンクを通じて、他の記事も参考にしてみてください。
読んでいただきありがとうございました!
コメント