【2024年更新】しま農研のポテトバック、じゃがりこバケ土でのじゃがいも栽培レポート

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菜園レポート

こんにちは、しま農研です。しま農研では50種類以上の野菜を育てながら家庭菜園を楽しんでおり、その経験を活かして様々な野菜の観察記録をまとめた栽培レポートを発信しています。

この記事では、チャレンジの2年目となる「ポテトバッグ」を中心に、さまざまな栽培環境として、特に「じゃがりこバケ土」や「プランター」を使用したじゃがいもの栽培についてもご紹介します。しま農研で実践した結果と考察を共有し、栽培データやカレンダー、さらには異なる環境での収穫量比較や新たな挑戦についての考察を提供します。

ポテトバッグやじゃがりこバケ土でじゃがいもを栽培する際に、しま農研の実践が参考になれば幸いです。来年も引き続き新たなチャレンジを予定していますので、一緒にじゃがいも栽培を楽しんでいきましょう!

しま農研
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2年目のポテトバックでのじゃがいも栽培チャレンジ。今年も非常に楽しく興味深い経験になりました!

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1.じゃがいもの栽培データ

このセクションでは、しま農研が様々な環境で行ったじゃがいもの栽培データを紹介します。

年々のデータ管理と分析を通じて、次の栽培計画の参考にしていただけるようにします。ポテトバッグやじゃがりこバケ土、プランターでの栽培に興味のある方は、ぜひこの情報を活用してください。

1.1 じゃがいものポテトバックなどの栽培データ一覧表

しま農研では、じゃがいもの栽培データを一覧表で公開しています。この表には、植え付けから芽吹き、栽培期間、収穫量まで、栽培に関連する詳細な情報が含まれています。

この一覧表を通じて、じゃがいもの成長パターンや環境要因の影響、品種による違いなどを比較分析できます。

栽培年使用環境品種栽培開始芽が出る追肥回数収穫日収穫量栽培日数
2023年ポテバック(深植え)ぽろしり3/44/76/24151g112日
2023年ポテバック(増し土)ぽろしり3/44/76/24165g112日
2023年じゃがりこバケ土ぽろしり3/43/296/17298g105日
2024年ポテトバックメイクイーン3/33/316/8236g97日
2024年不織布プランターメイクイーン3/34/141回7/14303g133日
2024年横550型プランターメイクイーン3/33/311回5/26196g84日

1.2 2023年じゃがいものポテトバックなど栽培

2023年、ポテトバッグでの栽培を初めて試みました。この年には2つの異なる栽培方法を比較しました。

一つ目は、説明書通りの深植えと、増し土をして栽培する方法です。収穫量や生長に顕著な差は見られませんでした。二つ目は、ポテトバッグとじゃがりこバケ土での栽培を比較し、じゃがりこバケ土でより良好な成長が見られました。

深植えでチャレンジしてみました
3つの環境で栽培比較しました
バケ土では300gの収穫になりました

1.3 2024年じゃがいものポテトバックなど栽培

2024年はポテトバッグでのじゃがいも栽培2年目になります。今年は、前年の土を再利用し、再生材を加えたプランターで栽培に挑戦しました。

結果として、栽培環境の変化はほとんど見られませんでしたが、芽の出が遅いじゃがいもが最終的には大きく成長しました。途中での追肥や天候など、どの要因が影響したのかは明確ではありませんが、来年の栽培への貴重なヒントを得た年となりました。

去年のポテトバックの土を再利用
3種類の環境で栽培してみました
なぜかこのプランターが一番育ちました

2.ポテバック、じゃがりこバケ土の栽培カレンダー

2023年のポテバックとじゃがりこバケ土の栽培記録を月ごとにまとめました。種イモの芽出し作業から始まり、収穫までの成長過程と作業を詳しく紹介しています。

各月ごとの栽培の様子を把握することで、じゃがいもの成長イメージがより具体的になるでしょう。ぜひ参考にしてください。

2月(定植1ヶ月前):種イモの芽出し

2月は種イモの芽出し作業に取り組みます。しま農研では、2月11日から浴光育芽を開始し、3月4日に植付けを行いました。種イモは日光の当たりやすい窓際に置き、使用頻度の低い部屋で育てたので、暖房などの影響はあまり受けていません。

芽出し作業の結果、約1週間後には芽が出始め、3週間後には全ての芽出し作業が完了しました。ただ、一部の芽が少し小さかった印象もありました。

降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
2月40.5mm7.3℃19.4℃-0.7℃178.6h
2月11日からスタートしました。
窓際でなるべく日光があたる室内で実施
少し芽が小さい印象はありましたがスタート

3月(定植1ヶ月):植え付け後はひたすら芽を待つ

3月になると、じゃがいもの植え付け後は芽が出るのをじっと待つ時期です。ポテバックの場合、3月には芽が出てこなかったため、しっかりと育っているか心配になりましたが、4月になるときちんと芽が出てきました。じゃがいもの成長には時間がかかることがありますので、ゆっくりと待ってあげることが大切かもしれません。

降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
3月145mm12.9℃25℃3.6℃164.1h
3月4日に植え付けをしました。深植えする時は袋を斜めにするとやりやすいです。
じゃがりことバケ土を並べてみました。かわいいですね。
3月27日 全く芽がでてこないので不安になってました

4月(定植2ヶ月):芽が出てきて茎と葉が成長

4月になると、じゃがいもの芽が出て茎と葉が成長し始めます。茎と葉が順調に成長していく様子を目で確認できるので、安心感を抱くことができます。

また、バケ土とポテトバックの成長スピードには差がありました。バケ土の方が成長が早く、最終的には収穫量も多かったです。この時期の生育も重要であり、その差が収穫に影響を与えることを実感しました。

降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
4月90mm16.3℃26.8℃6.6℃197.2h
4/7 定植33日芽がでました!
4/7 バケ土の方が生育がよかったです。
4/23 成長に差があります。

5月(定植3ヶ月):葉と茎の成長が遅くなってくる

5月に入ると、じゃがいもの葉と茎の成長が遅くなる傾向が見られます。4月までは葉と茎が元気に成長していたように感じましたが、5月になると成長が緩やかになってくるように思えました。この時期からはじゃがいもの根の中の実が肥大化していく時期であり、葉と茎の成長は初期段階での発育に重要な役割を果たしているのかもしれません。

また、花のつき具合についても触れていますが、今年は花があまり咲かなかったため、収穫量に明確な違いは感じられませんでした。

降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
5月159mm19.0℃32.2℃10.1℃195.9h
4月29日のバケ土の様子
5月27日 あまり茎葉の成長はみられませんでした。
5月13日 花が咲きました

6月(定植4ヶ月):葉が黄色くなり次第に枯れてきたら収穫

6月に入ると、じゃがいもの葉が黄色くなり、次第に枯れてきます。葉と茎が枯れてしまうと、じゃがいもの実も大きくならないため、この時期が収穫のタイミングとなります。最後のじゃがいもを取り出す作業は、まるで宝探しのようで楽しいものです。土の中から一つ一つじゃがいもを見つけ出す瞬間は特別な喜びを感じることができます。

今回の栽培では収穫量が少なかったとのことですが、収穫したじゃがいもはとても美味しかったです。しま農研的には初めてのじゃがいも栽培を楽しむことができました。

降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
6月347mm23.2.0℃33.8℃15.3℃137.5h
6月4日 生育の早かったバケ土から葉が黄色くなってきました。
6月17日 全体的にほぼ枯れているので収穫時期です。
6月24日 収穫作業は宝探しするようでとても楽しい!

3.じゃがいものプランター、袋栽培: しま農研の経験と検証記録

じゃがいも栽培において、しま農研での様々な経験と学びを得ることができました。このセクションでは、特に印象に残った出来事や、行った検証の結果や考察について共有させていただきます。

ただし、以下に述べる経験や検証結果は、しま農研の特定の環境と条件下でのものであるため、他の環境や条件での結果とは異なる可能性があります。そのため、一般的な結論として受け取らず、あくまで参考の一つとしてご覧ください。

3.1 栽培容器の違いによる生長や収穫量比較

栽培年使用環境品種栽培開始芽が出る追肥回数収穫日収穫量栽培日数
2023年ポテバック(深植え)ぽろしり3/44/76/24151g112日
2023年ポテバック(増し土)ぽろしり3/44/76/24165g112日
2023年じゃがりこバケ土ぽろしり3/43/296/17298g105日
2024年ポテトバックメイクイーン3/33/316/8236g97日
2024年不織布プランターメイクイーン3/34/141回7/14303g133日
2024年横550型プランターメイクイーン3/33/311回5/26196g84日

しま農研で行われたじゃがいもの栽培において、ポテトバッグ、じゃがりこバケ土、プランターといった異なる栽培容器を使用しました。これらの容器での栽培結果の違いを詳細に観察しました。

ポテトバック、じゃがりこバケ土、プランターによる栽培考察

2022年の栽培では、同じ気候条件下でポテトバッグを使用した栽培よりも、じゃがりこバケ土で育てたじゃがいもがより良く成長し、収穫量も多かったです。これは、容器の容量が大きいほどじゃがいもがよく育つことを示唆しているかもと考えていました。しかし、2023年の栽培で比較的大きな550型のプランターを使用しても、期待したほどの成長は見られませんでした。

この結果から、容器のサイズや種類だけでなく、栽培方法の工夫が収穫量を増やす鍵である可能性が高いとしま農研は考えています。

2022年の栽培で感じた水やりの不足を改善し、2023年には水やりの頻度を増やしたところ、ポテトバッグでの栽培では収穫量がわずかに増加しました。さらに、生長が遅かったじゃがいもに追肥を施さなかったところ、収量が向上しました。これらの結果を踏まえ、しま農研では来年の栽培では適切な追肥のタイミングと方法を見極めながら観察を続ける予定です。

ポテトバックでのじゃがいも栽培
じゃがりこバケ土の栽培の様子
10号プランターで収穫
しま農研の考察

容器の違いによる収穫量の違いは今のところあまりみられない
来年は適切な追肥の量とタイミングを探ってみる

3.2 ポテバッグでの増し土作業の有無の影響

通常、じゃがいもの袋栽培では栽培途中で土を追加する「増し土作業」が推奨されます。これは、じゃがいもが土を追加されることによって、より多くのじゃがいもを形成するのを助けるためです。しかし、ポテバッグの場合、増し土作業が説明書から省略されていました。

しま農研では、増し土作業の有無による差を検証するため、両方の方法で栽培を行いました。結果として、増し土を行ったじゃがいもと行わなかったじゃがいもとで、芽の出現時期や収穫量に顕著な違いは見られませんでした。これはポテバッグが使用される土の性質が軽く、通気性もよいため、追加の土を加えなくても良好な生育が期待できる設計であるためかもしれません。

この結果を踏まえて、しま農研では今後のポテバッグを使用したじゃがいもの栽培では、説明書に従った深植えの方法を推奨しています。この方法ならば、増し土作業を省略でき、より効率的かつ手間のかからない栽培が可能です。これにより、栽培の簡略化と効率化を図りながら、良好な成果を期待することができます。

6月4日 増し土なしのポテトバック
6月4日 増し土ありのポテトバック
あまり大きく収量は変わらず
しま農研の考察

深植えも増し土も収量に差はなかった。説明書通り深植えで育てる

4.ポテバックでのじゃがいもの育て方

じゃがいもは、早春の3月頃から植え付けを開始することができ、夏野菜よりも早く栽培を始めることができる野菜です。しま農研では、じゃがいもがその年の最初に植える野菜となってることが多く、家庭菜園をスタートになっています。

ポテバッグを使用したじゃがいもの栽培方法について、しま農研の蓄積された経験を基に、別の詳細記事をまとめています。

じゃがいもの栽培に興味がある方は、ぜひ参考にしてみてください。しま農研も来年に向けて、ポテバッグを活用した栽培でさらなる収穫量の向上を目指しています。

5.まとめ

この記事では、しま農研におけるポテトバッグを中心としたじゃがいも栽培の体験を共有しました。月ごとの生長記録を通じて、じゃがいもの成長過程と必要なケアについて具体的に説明しました。さらに、異なる容器での生育差や増し土作業の有無が収穫に与える影響についても詳しく考察しました。

この栽培レポートが、あなたのじゃがいも栽培計画に有益な情報を提供し、成功への一助となることを願っています。しま農研では今後も改善や挑戦を続け、より良い栽培方法を模索し続けます。

さらに、しま農研ではじゃがいもだけでなく、多種多様な野菜に関する栽培レポートを提供しています。これらの情報をまとめた記事を作成しており、アクセスしやすくしています。これらの情報があなたの栽培の知識を深め、栽培活動における成功と喜びを増す手助けとなることを期待しています。

読んでいただきありがとうございました!

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