【2024年更新】しま農研のナスのプランター栽培レポート

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菜園レポート

こんにちは、しま農研です。しま農研では50種類以上の野菜を育てながら家庭菜園を楽しんでおり、その経験を活かして様々な野菜の観察記録をまとめた栽培レポートを発信しています。

ナスのプランター栽培は家庭菜園をはじめてからほぼ毎年しま農研でもチャレンジしている野菜の1つです。しま農研で実践した結果と考察を共有し、栽培データやカレンダー、さらには異なる環境での収穫量比較や新たな挑戦についての考察を提供します。

ナスはプランターでも十分収穫が見込めるしま農研でもおすすめの野菜です。この記事がこれから始める方、またはより良い収穫を目指す方に、少しでも役立つことを願っています。夏の訪れとともに、育てたナスを手にする喜びを一緒に味わいましょう。

しま農研
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ナスは毎年育てている野菜です。今年は、プランター栽培に挑戦しました。地植えとはまた違った喜びがあり育てがいがあります

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1.ナスのプランター栽培データ

このセクションでは、しま農研によるナスのプランター栽培の結果を紹介します。年々のデータの管理と分析を通じて、次の栽培計画に役立つ情報を提供します。ナスの栽培に興味のある方は、ぜひこのデータを参考にしてください。

1.1 プランターでのナスの栽培データ一覧表

しま農研では、ナスの栽培データを一覧表で公開しています。この表は、植え付けから初収穫までの日数、栽培期間、収穫量を含め、栽培に関連する詳細な情報が記載されています。

この一覧表を活用して、ナスの成長パターンや環境要因の影響、品種による差異を比較分析できます。

栽培年品種プランター定植初収穫追肥回数撤去日収穫
栽培
日数
2023年とろーり旨ナス12号5/37/16回9/3012個150日
2023年とげなし千両10号5/36/176回9/3014個150日
2023年紫の極10号5/26/176回9/306個150日
2024年やわか焼きナス10号4/286/115回11/532個191日
2024年ほわとろナス12号4/286/295回11/530個191日
2024年千両二号横600型5/26/55回11/532個187日

1.2 2023年プランターでのナス栽培

2023年は、約5ヶ月の栽培期間で3株から32個のナスを収穫しました。この年は水やりの管理に苦労し、特に真夏の暑さで水切れが頻繁に発生しました。

また、加茂ナスの栽培を試みましたが、予想ほどの収穫は得られませんでした。これは品種による成長の違いが影響したと考えられ、貴重な学びとなりました。

中長ナスはたくさん収穫できました
2日水やりを忘れてしまうとこの状態
加茂ナスもかわいいくてまた育てたい

1.3 2024年プランターでのナス栽培

2024年は水管理の問題に対処するため、底面給水プランターを導入しました。また、丸型と横長のプランターでの生育差を観察しました。

結果として、底面給水プランターの使用と剪定の工夫により、前年比で倍以上の収穫を達成しました。これは、水持ちが良いプランターの効果と、適切な剪定、天候などが良い成果をもたらしたと考えられます。

3種類のプランターでチャレンジ
敷き藁を敷いたり夏は少し気を使いました
今年はたくさん収穫することができました

2.2023年ナスのプランター栽培カレンダー

しま農研における2023年のプランター栽培のゴーヤー過程を月別に詳細に記録しました。苗の成長の様子から収穫や撤去までを順に紹介します。

このカレンダーにより、プランターでのナスの成長のイメージを具体的に把握することができます。是非、あなたの栽培の参考にしてください。

5月のナスのプランター栽培:定植とわき芽の整理

毎年、ナスはゴールデンウィークに定植しています。今年は久しぶりのプランター栽培です。今年は久しぶりにプランターでの栽培を選択しました。うまく根が活着し、苗は日々見る見る成長しました。

ナスの初期のお世話として、わき芽の整理が中心となります。具体的には、1番花より下の部分で出てくるわき芽を整理し、仕立てるもの以外は摘み取る必要があります。しま農研の方法としては、2本仕立てでの栽培を推奨しています。そのため、1番花の直下のわき芽だけを残し、それよりも下に出てくるわき芽はすべて摘み取りました。

5月3日 定植しました。
5/27 育てる以外はわき芽を欠き取ります
5/27 たいぶすっきりしました。
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
5月159mm19.0℃32.2℃10.1℃195.9h

6月のナスのプランター栽培:摘果・支柱立て、初収穫

6月に入ると、ナスの苗は大きく育ち、初めての実を付け始めました。定植してから37日後、一番果を摘果しました。しま農研のプランター栽培においては、あんどん支柱が特におすすめです。苗が成長する過程で、仮支柱だけでは十分なサポートができなくなったため、しっかりとした支柱を設置することになりました。

43日後のこと、初めての収穫のタイミングがやってきました。しかし、苗の更なる成長を期待して、少し小さいまま実を選んで収穫しました。

6月10日 定植から37日一番果の摘果
6月11日 あんどん支柱を立てました
6月17日 初収穫 定植から43日発収穫
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
6月347mm23.2.0℃33.8℃15.3℃137.5h

7月のナスのプランター栽培:収穫とその後の管理

7月もナスは順調に成長し、草勢も良好でした。収穫の際の剪定や下葉の整理作業を進めました。また、あんどん支柱を使用して栽培する場合、光合成を考慮して内側に伸びた枝も剪除するよう心掛けました。

実や花が豊富に付き始めたので、追肥の状態を定期的にチェックし、2週間に1度のペースで追肥作業を行いました。

7月8日 大きくなってきました。
7月22日 真ん中に伸びてくる枝は剪定します
7月24日 肥料状態を確認
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
7月30mm28.9℃37.7℃20.7℃250.4h

8月のナスのプランター栽培:収穫のピークとその後の管理

8月前半の収穫は目の見張るものがありました。しかしその後、実りは少なくなりました。特に、秋が近づくにつれて収穫量の増加が見られなかったため、更新剪定を試みることも一考の価値があったかもしれません。

次回、プランターでナスを栽培する際は、更新剪定に挑戦してみたいと思っています。

8月8日 今年の1番のベストショット
8月8日 収穫して美味しくいただきました
8月12日 なかなかいい感じです
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
8月132.5mm29.2℃36.7℃22.2℃222.3h

9月のナスのプランター栽培:片付けとその準備

9月に入るとナスの生育の勢いも衰えてきました。古い葉に害虫が発生し始めるなどの兆しを見受けたため、秋冬野菜の栽培のスタートとともに、ナスの片付けの準備に取りかかりました。

以前からナスの種取りに興味があり、今回その挑戦を試みることに決めました。種取りのためには実を成熟させる必要があるため、一部のナスは収穫せずにそのまま放置することにしました。さらに、来年の更新剪定の準備として、葉の回復の様子を確認するため根の片付けはまだせずに放置してみることにしました。

9月23日 実も大きくならなくなってきました
9月30日 種取り用のナス
10月1日 撤去しました
降水量平均気温最高気温最低気温日照時間
9月229.0mm26.7℃34.9℃18.5℃143.7h

3.2023年のナスのプランター栽培: しま農研の感じた経験と検証記録

2023年のナスのプランター栽培において、しま農研での様々な経験と学びを得ることができました。この節では、特に印象に残った出来事や、行った検証の結果について共有させていただきます。

ただし、以下に述べる経験や検証結果は、しま農研の特定の環境と条件下でのものであるため、他の環境や条件での結果とは異なる可能性があります。そのため、一般的な結論として受け取らず、あくまで参考の一つとしてご覧ください。

3.1 ナスの地植えとプランター栽培の比較

地植えとプランター栽培の収穫量を比較してみました。一覧表からもわかる通り、プランター栽培の収穫は12~14個に対して、地植えは33~38個と、地植えの方が大幅に多い結果となりました。

初収穫のタイミングは双方ともあまり変わらなかったことから、その後の成長に差が出たのかもしれません。プランター栽培の方が根の拡がりが制限されること、そして何度かの水切れが影響した可能性が考えられます。

品種プランター定植初収穫撤去日収穫
栽培
日数
とろーり旨ナス12号(深さ35cm)5/37/19/3012個150日
とげなし千両10号(深さ30cm)5/36/179/3014個150日
とろーり旨ナス地植え5/56/1811/538個184日
千両2号地植え5/57/511/533個184日

さらに、地植えとプランター栽培のナスの成長を写真で比較しています。葉の量だけを見ても、地植えの方が大きく成長していることが明らかです。また、地植えの場合、相性の良いコンパニオンプランツを併せて栽培しており、これが収穫量に影響を及ぼした可能性も考えられます。

8月14日 地植えの様子
8月12日 プランターの様子
地植えは広々としたスペースをとりました

最後に、地植えでのナスの栽培レポートについてはこちらにまとめていますのでよろしければ参考にしてください。

3.2 プランターの大きさによる比較

しま農研では、プランターのサイズがナスの成長や収穫量にどれほど影響するかを検証するために、10号と12号プランターでの栽培を比較しました。この実験は2年間にわたり行われ、12号プランターでは葉が大きく育ちましたが、花のつき方や収穫量に大きな違いは見られませんでした。

通常、大きなプランターのほうが植物はよりよく育つとされていますが、ナスの場合は10号プランターでも十分な成果が得られることがわかりました。品種の選定や栽培方法の最適化によって収穫量を増やせる可能性がありますので、引き続きさまざまな条件での比較栽培を行う予定です。

栽培年品種プランター収穫
栽培
日数
2023とろーり旨ナス12号12個150日
2023とげなし千両10号14個150日
2024ほわとろナス12号30個191日
2024やわか焼きナス10号32個191日
2024千両二号横600型32個191日
10号と12号プランターの栽培比較:花付きについてはあまり差がない
色んなプランターでの栽培比較:結果はあまり変わらず
12号プランター栽培は葉がとても大きくなる。剪定を工夫すれば収穫量増えるかも

3.3 ナスの品種によるの比較

今年、しま農研で栽培したナスの品種を紹介します。これらの感想があなたの品種選びに役立てば幸いです。

品種特徴と感想
とろーり旨ナス白ナスの品種で、見ため味の良さで家庭菜園にもおすすめ。成長は通常のナスより遅めですが、追いつくことができます。
とげなし千両スーパーでよく見かけるポピュラーな品種で、栽培がしやすく初心者に最適。とげがないため取り扱いが容易です。
紫の極加茂ナスの一種で、栽培の難易度は高いものの、実の形が魅力的で育て甲斐があります。再チャレンジしたい品種です。
ほわとろナスサントリーからの白ナスで、見た目も魅力的。皮が少し硬いため、剥いてから食べると良いです。
やわか焼きナスサントリーの長ナスで、中長ナスと同じ収穫量を達成。初期に少し鋭いトゲがあるため注意が必要です。
千両二号育てやすく、病気に強い中長ナス。採れたてを焼きナスにすると、塩を振るだけで非常に美味しいです。
とろーり旨ナス:まさにエッグプラント
とげなし千両:使いやすさも抜群
紫の極み:見ためのかわいさがとてもよい
ほわとろナス:長ナスで白ナスは珍しい
やわらか焼きナス:サントリーの品種です
千両二号:安定した美味しさ。

3.4 プランターナス栽培での夏の対応

しま農研では毎年、ナスの夏の対応を工夫しており、その効果を評価しています。具体的な対策を紹介するので、参考にしてください。

真夏に水切れを軽減する

ナスは特に水を多く必要とするため、夏の乾燥には特に注意が必要です。たとえ焼け石に水でも、積み重ねれば効果が期待できます。

敷き藁を敷く

今年は土の表面に直射日光が当たらないように敷き藁を使用しました。これにより土の乾燥を抑えることができたと感じています。今後、その効果を数値化して検証する予定です。

底面給水プランターを採用する

底面給水プランターと通常のプランターでの比較を行い、底面給水プランターの方が水切れのリスクが少なく効果的であることを確認しました。ただし、真夏の早い乾燥には、こまめな水やりが引き続き必要です。

敷き藁はそれなりに効果ありそうです
6月上旬でも通常プランターで水切れ
同じ日 底面給水では水切れ症状なし

生長をコントロールする

普段から側枝を1果取りにし、剪定をこまめに行っていますが、真夏は剪定を少し多めにして生長をコントロールしました。大きな株や果実はより多くの水を必要とし、水切れが生じると味が落ちるボケナスや石ナスになりがちです。剪定を増やすことで、株が管理しやすくなり、収穫量も増加しました。

これらの試みから得られた知見を基に、来年以降はさらに強い剪定を早めに行い、その効果を高めることも検討しています。

夏はこまめに側枝も多めに選定
左側がボケナス。つやがないのが特徴
本枝を切って強剪定・来年はもう少し早くやる予定です。

4.ナスのプランターでの育て方

前章では、2023年にしま農研で行ったナスのプランター栽培を詳しくレポート形式で紹介しました。ナスは使い勝手がよく、収穫した際に家族からも喜ばれる野菜として非常に人気です。

しま農研では、ナスのプランターでの育て方について、より具体的な手順を一つの記事にまとめています。この記事では、定植から始まり、支柱の仕立て方、剪定の手順、そして収穫の際のテクニックである「側枝1果どり作業」まで、詳しく解説しています。

これからナスのプランター栽培に挑戦する予定の方は、ぜひ当該記事を参考にしてみてください。

5.まとめ

この記事を通じて、しま農研におけるナスのプランター栽培についての経験を振り返り、レポート形式でご紹介しました。ナスの栽培カレンダーを用いて、季節ごとの成長と適切な作業手順を月別に詳述しています。また、しま農研の試みの考察や結果についても共有しました。

ナスはプランター栽培でも十分に収穫が期待できる野菜であり、その栽培技術を磨くことで、家庭菜園の楽しみをさらに広げることができます。

しま農研ではナスに限らず、多種多様な野菜についての栽培レポートを提供しています。これらの情報を総合した記事を作成し、アクセスしやすく整理しています。この情報が、あなたの家庭菜園での成功と喜びを深める一助となれば幸いです。

読んでいただきありがとうございました!

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