こんにちは、しま農研です。家庭菜園を始めて5年が経ち、50種類以上の野菜を栽培してきた経験を活かし、観察記録をまとめた栽培レポートを発信しています。
今回の記事では、プランターで栽培するバジルに焦点を当てています。月別の成長記録、ケア方法や環境による生長の違いなど、しま農研の実際の栽培を共有しながらバジル栽培について解説していきます。この記事が、あなたがバジルを栽培する際の参考になれば幸いです。
バジルはプランターで1株植えただけでも十分楽しめるハーブです。一緒にバジルの栽培について学んでいきましょう!
バジルは家庭菜園をはじめた頃から定期的に育てているハーブです。植えてしまえばある程度育つて手軽さも魅力です。
1.バジルの年別プランター栽培データ
しま農研が行ったバジルのプランター栽培データを年ごとに紹介します。これらのデータの管理と分析を通じて、次の栽培計画の参考にしていただけます。バジルの栽培に興味がある方は、ぜひこの情報を活用してください。
1.1 年別バジルのプランター栽培データ一覧表
バジルの栽培データを一覧表で公開しています。植え付け日から収穫までの期間、使用したプランターを含む栽培に関連する詳細情報が記載されています。
年 | 品種 | プランター | 種まき | 定植 | 追肥回数 | 栽培終了 | 栽培日数 |
2023 | スィートバジル | 7号不織布 | – | 7/1 | – | 9/9 | 70日 |
2024 | スィートバジル | 250型 | – | 4/26 | 2回 | 9/15 | 142日 |
1.2 2023年バジルのプランター栽培
2023年は種まきに挑戦しましたが、育苗がうまくいかなかったため、7月1日に苗を購入してベランダで育てることにしました。使用したのはルーツポーチの7号プランターで、十分な成長をみせて食卓を彩ることができました。
世話を怠ってしまったこともあり育苗を失敗してしまいました、このチャレンジはまたしたいと考えています。
1.3 2024年バジルのプランター栽培
2024年は応募で当たったS&Bの苗で栽培を開始しました。苗に黄色がかった葉があったため病気を懸念しましたが、摘葉して管理した結果、健康に育ちました。
9月中旬には硬い葉も多くり、収穫が困難になりましたが、枯れるまでの期間を観察することにしました。12月現在、まだ枯れていないため、来年も同じ方法で栽培を続けるか試す予定です。
2.バジルのプランター栽培カレンダー
2024年のしま農研でのバジル栽培過程を月別に追っていきます。このカレンダーでは、定植から収穫までの全工程にわたり、しま農研での実際の栽培の様子を基に、各月に何をすべきかを具体的に解説します。
バジルの成長過程を詳細に理解することで、適切なタイミングでのケアが可能になり、成功へと導く手助けになることでしょう。この情報が、あなたのバジルの栽培のお役に立てれば幸いです。
5月のプランターバジル栽培:定植
この年は、スイートバジルというスタンダードな品種をゴールデンウィークに定植してバジル栽培をスタートさせました。
苗の葉に病気の傾向が見られたため、取り除きました。定植段階で摘心したバジルがどのように育つのかも観察していきます。
月 | 降水量 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 日照時間 |
5月 | 201mm | 20.0℃ | 29.0℃ | 8.7℃ | 185.5h |
6月のプランターバジル栽培:収穫
6月に入るとバジルの株も十分に大きくなり、収穫を開始しました。この時期に花芽が出始めるので、収穫をしながら花芽を摘んでいきます。
収穫は、わき芽が二股に分かれている部分を残して行うことで、バジルの株がさらに充実していきます。6月後半には、家庭で利用するには十分な量が収穫できるようになりました。
月 | 降水量 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 日照時間 |
6月 | 350mm | 23.1℃ | 33.4℃ | 14.8℃ | 158.1h |
7月のプランターバジル栽培:花芽摘み作業の増加
バジルは順調に生長を続け、7月には収穫が盛んになりました。しかし、7月の後半になるとスイートバジル特有の花が急速に増え始め、花を摘む作業が追い付かなくなりました。
花が採り遅れると硬い葉が増えてくるため、バジルの収穫を終了することを検討しました。今回は早めに終わる判断をしましたが、こまめに世話をし収穫できる葉を最大限に活用することもよい選択だと思います。
月 | 降水量 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 日照時間 |
7月 | 206mm | 28.7℃ | 37.3℃ | 22.1℃ | 199.6h |
8,9月のプランターバジル栽培:収穫終了と種採り
この年は8月初旬に収穫を終了することにしました。収穫を終了した後もバジルを放置し、その自然な成長を観察することにしました。栽培の終わりと共に、バジルは種を形成し始め、9月上旬には茶色い房が現れ、種の収穫が可能になりました。
この記事を書いている12月現在でも、バジルは枯れることなく健在です。この経験は、植物の自然なサイクルを楽しむ貴重な機会となりました。
月 | 降水量 | 平均気温 | 最高気温 | 最低気温 | 日照時間 |
8月 | 381mm | 29.0℃ | 35.9℃ | 23.7℃ | 189.8h |
9月 | 111mm | 26.6℃ | 35.1℃ | 27.7℃ | 160.8h |
3.バジルのプランターでの育て方
前章ではしま農研によるつバジルのプランター栽培に関する詳細なレポートを紹介しました。バジルは、同じ時期に定植した他の夏野菜と比べると一足早く楽しめるのも魅力です。
しま農研では、バジルをプランターで育てる際の具体的な手順や重要なポイントを詳しく解説してる記事を作成します。この記事では、定植から追肥のタイミング、収穫に至るまでのプロセスや、植物のケアにおける重要な注意点を詳しく説明しています。
これからバジルをプランターで栽培しようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。バジル栽培の成功への道のりが、より明確になるはずです。
5.まとめ
この記事では、しま農研が実際に育てたバジルのプランター栽培について、月ごとの栽培記録やお手入れ方法、そして栽培を通じて得た経験や特に印象深かった出来事を共有しました。
これらの具体的な記録や知識が、バジルの栽培に興味を持っている方や、すでに挑戦している方々にとって役立つ情報となれば幸いです。
しま農研では、バジル以外にもさまざまな野菜やハーブの栽培レポートを発信しています。これらの情報を活用することで、家庭菜園がさらに充実し、育てる楽しさや収穫の喜びがより大きなものとなることを願っています。
読んでいただきありがとうございました!
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