秋冬必須!防虫ネットの選び方と設置【初心者向け写真解説】

当サイトではアフィリエイト・アドセンス広告を利用しています
防虫ネット選び方と設置のアイキャッチ:秋冬野菜の害虫対策を実践写真で解説 秋冬

こんにちは、しま農研です。
秋冬の家庭菜園で意外と悩まされるのが「害虫」。初心者はもちろん、何年も菜園を楽しんでいる方でも、せっかく育てた野菜が虫に食べられるのは避けたいものですよね。

そんなときに頼りになるのが防虫ネット。薬剤を使わず、シンプルな方法で野菜を守れる心強い味方です。
この記事では、防虫ネットの基本的な役割選び方のポイント設置手順、そしてしま農研が実際に使って分かったコツまでを、写真付きでわかりやすく紹介します。

秋冬野菜を元気に育てるカギは初期成育の保護。秋は害虫がまだまだ元気に動く季節です。これから生長する野菜たちを、防虫ネットでしっかり守りましょう。

しま農研
しま農研

しま農研、初めての秋冬野菜は防虫ネットなし…
結果、虫にやられてさんざんでした。。

スポンサーリンク

1.防虫ネット設置の目的

防虫ネット設置目的:食害されたダイコンと防虫ネットで保護した菜園の比較写真

防虫ネットは家庭菜園で最も手軽で効果的な害虫対策のひとつです。
秋はヨトウムシやハムシなどの活動が活発になり、対策を怠ると葉があっという間に食べ尽くされてしまいます。ネットを張ることで、こうした害虫の物理的な侵入を防ぎ、野菜を守ります。

代表的な被害例としては、ヨトウムシやハイマダラノメイガなど蛾や蝶の幼虫。これらは葉に卵を産み付け、孵化後は一晩で葉を丸裸にすることもあります。
防虫ネットは産卵そのものを防ぎ、ハムシやバッタの侵入も抑制。アブラムシは秋にも発生することがありますが、春ほど多くないため他の害虫と合わせて完全密閉が重要です。

2. 防虫ネットを選ぶポイント

市販されている防虫ネットは種類が豊富。
育てる野菜や栽培スペースに合わせて選ぶことが成功のカギです。
ここでは、選び方の3つのポイントを紹介します。

防虫ネット選び3つのポイント:サイズ・目合い・素材を写真で解説

ポイント1:サイズを正しく選ぶ

まずは設置場所のサイズを測ってから購入しましょう。
プランターでも畑でも、ネットが小さいと隙間ができて効果が半減します。
野菜の成長を見越して高さにも余裕を持たせるのがコツです。

例:ダイコンは10〜11月頃までネットをかけるのが効果的。
生長に合わせてゆったり覆えるサイズを選ぶと管理がラクになります。


ポイント2:メッシュ(目合い)の細かさ

網目の細かさは防げる害虫を左右する重要ポイントです。
細かいほど多くの虫を防げますが、通気・採光がやや落ち、価格も上がります。
栽培する野菜や発生しやすい害虫に合わせて選びましょう。

目合い防げる主な害虫
0.4mmコナジラミ、アザミウマ
0.6mmハモグリバエ、キスジノミハムシ
0.8mmアブラムシ
1mmコナガ、アオムシ、カブラハバチ、ヨトウムシ
2〜4mmオオタバコガ、ハイマダラノメイガ、モンシロチョウ

ポイント3:素材で差をつける

一般的には白いポリエチレン製が主流ですが、特定の害虫対策には素材を変えるのもおすすめ。

  • 銀糸入り:アブラムシなどを忌避
  • 赤色ネット:アザミウマ対策に効果的

栽培環境や狙う害虫に応じて選べば、より効果的に野菜を守れます。


しま農研
しま農研

防虫ネットもいろいろあって迷いますよね。
しま農研も実は、あれこれ買って試してます

3. ネット設置のポイント

防虫ネットの効果を最大限に発揮するには、風対策(固定)虫の侵入防止(密閉)の2つをしっかり押さえることが大切です。

防虫ネット設置ポイント図解:パッカーで固定と裾を密閉して虫の侵入を防ぐ方法

ポイント1: 風対策

防虫ネットは軽く、風にあおられるとすぐに浮き上がってしまいます。
支柱とネットをパッカーでしっかり固定することが基本
地植え・プランターどちらでもこの方法で十分に安定します。
強風が予想される場合は、ネットの裾をペグなどを使い補強するとさらに安心です。


ポイント2: 虫の侵入を防ぐ

せっかくネットを張っても、隙間があれば虫は入り込みます。

  • 地植え:ネットの裾を土で覆って密閉
  • レイズドベッドやプランター:縁をマジックバンドや強力ゴムで固定

ネットを張る前に内部に害虫がいないか、ネットが破れていないかを確認することも忘れずに。
※芽が出てからネットを張ると、すでに虫が入り込んでいる場合があります。

しま農研
しま農研

防虫ネットを張っても、隙間から虫が入ることって結構あるんです…
しま農研も何度かやられました。


4. しま農研おすすめ防虫ネット

市場にはさまざまな防虫ネットがあります。
ここでは、しま農研が実際に使って便利だった製品を用途別に紹介します。
「使いやすさ」や「作業効率」を重視したラインナップなので、家庭菜園初心者にもおすすめです。

しま農研おすすめ防虫ネットまとめ図解:地植え・プランター・便利アイテム

4.1 地植え編:作業のしやすい防虫ネット

地植えは比較的大きなスペースを使うため、作業のたびにネットを外すのは一苦労。
ファスナー付き防虫ネットなら開閉がラクで、間引きや収穫のたびに再設置する手間が大幅に減ります。

少しコストはかかりますが、作業時間の短縮になり、家庭菜園のような限られたスペースでは十分に元が取れるアイテムです。

メーカー名設置サイズ目合い購入リンク
田中工貿株式会社幅93cm × 長さ1~5m0.60mm購入はこちら
DAIM幅85cm × 長さ1.8m1.00mm購入はこちら

4.2 プランター編:設置のしやすい防虫ネット

プランターで防虫ネットを設置する場合、通常のネットではサイズ合わせが少し面倒。
あらかじめプランター用に設計された袋タイプボックスタイプなら、かぶせるだけで簡単にセットできます。
しま農研が実際に使って「これは便利!」と感じたアイテムを紹介します。

製品名特徴サイズ購入リンク
すっぽり虫よけカバー(DAIM)プランターまるごと覆える大小サイズ2種類購入はこちら
防虫ネットセット(ナチュールアミ)袋タイプで設置が簡単。丸型、横型2種類購入はこちら

4.3 防虫ネット設置の便利アイテム

防虫ネットをしっかり設置するには、支柱パッカーが必須です。
支柱はアーチ状のものや、自由に曲げられるFRP素材が使いやすくおすすめ。

パッカーはさまざま試しましたが、しま農研の結論はクリップタイプが最も作業しやすいということ。
ネットと支柱を片手でパチッと固定でき、設置時のストレスがほとんどありません。

プランターやレイズドベッドで設置する際には、マジックバンドを固定バンドとして使用中です。
ゴムバンドも使えますが、長さ調整や締め付けの安定性に少し不安がありました。
マジックバンドならジャストサイズでしっかり固定できる点が魅力です。

製品名特徴購入リンク
菜園簡単パッカークリップ型。支柱サイズに合わせよう購入はこちら
すっぽり虫ケーブル 結束バンド プランターのサイズに合わせれる購入はこちら

4.4 市販の防虫ネットや他の商品を使うのもよい選択

市販の防虫ネット活用例:加工して設置したプランターと洗濯ネット代用の写真

これまで紹介したのは、加工済みの防虫ネットや便利アイテムでしたが、
ホームセンターなどで売られている市販の防虫ネットをそのまま使うだけでも十分対応可能です。
実際、しま農研でも市販ネットを購入して自分でカット・加工して使うことが多いです。

防虫ネットの代わりに洗濯ネットを活用するなど、工夫次第でコストを抑えながら設置できます。
家庭菜園の魅力は、既成概念にとらわれず自分なりの方法を試せること
害虫を防げればやり方は自由です。
ぜひ、あなたの菜園に合ったやりやすい方法を模索してみてください。


5.家庭菜園に便利な道具や資材

今回の記事では防虫ネットの選び方と設置ポイントを中心に、害虫対策を詳しく解説しました。
しかし、家庭菜園をもっと効率的に、そして楽しく続けるには、ネット以外の道具や資材の知識も欠かせません
ホースやプランター、堆肥など、ちょっとしたアイテム選びが収穫の成果に大きく影響します。

そこでしま農研では、家庭菜園で本当に役立つ道具や資材をまとめたガイドを用意しています。
選び方や使い方のヒントを網羅し、初心者から経験者まで参考になる内容です。

6.まとめ

秋冬野菜を元気に育てるには、防虫ネットの活用がとても効果的です。
本記事では

  • 防虫ネットを設置する目的
  • サイズや目合いの選び方
  • 風対策・密閉を意識した設置方法
  • しま農研おすすめの防虫ネットや便利アイテム

を紹介してきました。

ポイントは 「しっかり固定」「隙間をつくらない」 の2つ。
これを守れば、市販ネットや身近なアイテムを活用しても十分に害虫を防げます。

あなたの菜園環境に合った方法を取り入れ、薬剤に頼らず安心して秋冬野菜を収穫しましょう。

さらに秋冬野菜の栽培を成功させるには、土づくりや栽培計画も大切です。
しま農研では、これらを詳しくまとめた「秋冬野菜の栽培ガイド」を公開中です。
具体的な栽培技術やおすすめ野菜リストも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

コメント

タイトルとURLをコピーしました