追肥の効果を最大限に引き出す!適切な位置と効率的な施し方のポイント

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追肥

追肥を施す際には、どの場所に施すべきか迷うことがよくあります。初心者の頃、しま農研では株元に施肥していましたが、後に知ったことですが、実は多くの野菜は葉の先に追肥を施すことが効果的なのです。その理由は、根の先端から栄養を最も吸収する性質があり、根の広がりが葉の広がりに比例することが多いからです。

また、使用する肥料によって施し方が異なります。しま農研では、化成肥料での追肥を行っていますが、各々の肥料による追肥方法についても詳しく解説していきます。

この記事では、追肥を施す際の適切な位置の選び方と、肥料の種類による施し方について詳しく解説しています。野菜の生育段階を注意深く観察しながら、追肥を施す位置を選び、適切な施し方を実施することが重要です。正しい位置に追肥を施すことで、植物の成長と収穫量を最大限に引き出すことができます。

しま農研
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追肥を施す位置を考えると、それぞれの野菜の根に興味が沸いてきます。栽培後に土を掘り起こし根を観察するのが楽しくなってきます。

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1.追肥の場所を考えるうえでの基本知識

野菜の根っこがどのような状態かをイメージすることが追肥の位置を考えるうで重要です。

追肥の場所を決めるためには、野菜が肥料をどのように吸収するのかを理解することが重要です。この知識を持っていれば、追肥の場所を適切に選ぶことができます。

一般的に、作物は根の先端が最も栄養を吸収しやすいと言われています。根が土の中に伸びている先端部分が重要なポイントです。また、多くの野菜は地上部の葉やつるの先に成長します。

この知識を踏まえて、追肥を施すイメージを持つと、作物が栄養を効果的に吸収できることが分かります。つまり、追肥を葉やつるの先に施すことが重要なのです。また、この理解によって根の重要性への理解も深まり、様々な野菜の根の仕組みに興味を持つきっかけにもなるでしょう。

2.追肥をする適切な位置のポイント

野菜の健康な成長と豊かな収穫を実現するためには、追肥を適切な位置に施すことが重要です。適切な位置を選ぶためには、野菜の成長に合わせて施肥する場所を管理しやすいように決めていくことが大切です。

また、プランターで野菜を育てる場合は、根が広がるスペースに限りがあるため、追肥はプランターの縁に施すのが基本です。これにより、根が適切な場所まで成長し、栄養を効果的に吸収することができます。

次の章では、具体的な野菜の成長に合わせた追肥の位置や、プランターでの追肥のポイントについて詳しく解説していきます。

2.1 野菜の成長に合わせて追肥する

前項で説明した通り、作物は根の先端が最も栄養を吸収しやすいとされています。また、根の先端は地上部の葉やつるに比例して伸びる傾向があります。

野菜の成長に合わせて追肥の位置を調整することが重要です。最初の段階では株元や株近くに施肥することが一般的ですが、成長に伴い徐々に遠ざけていくようにします。

また、ナスなどの野菜は葉の先端がちょうど根の先端に重なるため、葉の先端の下に追肥するのが適切です。これにより、根の先端と葉の先端の位置を一致させ、栄養の供給を効果的に行うことができます。ナスをはじめとする野菜の場合、追肥の位置を葉の先端に合わせることで、栄養の吸収を最大限に引き出すことができます。また、肥料を隠せという言葉もあり先端より少し先に施す方法もありますので色々試してみるのもよいでしょう。

定植一ヶ月後のナス。葉の先端に合わせて追肥します。まだ根が届いていない少し先に施すのもよいといわれています。
定植3ヶ月後のナス。同じ葉の先端でも施す位置は生育初期とは異なります。

2.2 追肥する場所を工夫する

未熟化で収穫する野菜では、追肥を定期的に行うことが重要です。追肥する場所を工夫して分けて施すことで、管理がしやすくなります。

一つの方法として、追肥を株の右側と左側で交互に施す方法があります。最初の追肥を株の右側に施し、次に追肥する際は左側に施すようにすると、均等に栄養を供給することができます。この方法を使えば、管理がしやすくなります。

ただし、成長に合わせてまんべんなく追肥する方法でも良いです。重要なのは、根の先端に養分が行くようにイメージすることです。根の先端が最も栄養を吸収しやすい場所であるため、追肥の位置を工夫して根に適切に栄養を供給することが育成の成功につながります。

片側に肥料をおいて
次の追肥時に反対側に施すやり方もあります

2.3 プランターは縁に施す

プランター栽培では、根の広がるスペースが限られているため、野菜の成長に合わせて追肥を行う場合、プランターの縁に追肥することが基本です。

一般的に、野菜は定植から一ヶ月程度でプランターの内側に到達していきます。そのため、プランターの縁に肥料を施すことで、根が適切に栄養を吸収できるようになります。

また、プランターでは肥料の消耗が早い傾向がありますので、少量の肥料をこまめに追肥することが推奨されています。野菜の成長を観察しながら追肥を行っていきましょう。追肥する場所を変えることも、管理しやすさを考える上でおすすめです。

プランターの内側は根っこがびっしり詰まってます。
プランターな縁に施すのがおすすめ

3.肥料の種類における追肥の施し方

追肥を行う際には、使用する肥料の種類によって施し方が異なります。以下に代表的な肥料の種類ごとの追肥の施し方を紹介します。

3.1 化成肥料の施し方

化成肥料は効きが早く使いやすい。追肥にはおすすめの肥料です。

化成肥料は即効性があるものが多く、野菜の成長を迅速に促すことができる肥料です。粒の形や大きさが均一で成分も一定なため、施肥量を管理しやすく、むらなく散布することができます。

化成肥料を使用する場合、土に混ぜ込む必要はありません。代わりに土の表面近くに直接散布する「置き肥」という方法が一般的です。置き肥は水やりの際に少しずつ溶け出して根に吸収されるため、少量ずつ長期間にわたって効果を発揮します。この方法は追肥のタイミングをずらすことなく、作業も簡単で効果的です。

しま農研では化成肥料を使用し、置き肥の方法で追肥を行っています。効率的な化成肥料の施し方を学び、野菜の成長をサポートしましょう。

3.2 有機肥料の施し方

有機肥料は少しゆっくり効いてきます。ぼかし肥料等もおすすめ。

有機肥料は化成肥料と比較すると即効性は低く、じわじわと効果を発揮することが特徴です。また、土壌改良効果もあり、愛用者も多くいます。ただし、有機肥料の管理方法や適切な選定は化成肥料よりもやや難しいため、中級者以上におすすめです。

有機肥料を使用する場合、効果を最大限に引き出すためには土に混ぜ込む方法が効果的です。穴や溝を掘り、肥料をそこにいれて埋めていきます。これにより、肥料が土壌中で分解され、微生物の活動を活性化させます。また、有機肥料は虫が寄ってくることがあるため、適切な管理が必要です。虫対策をしながら肥料を施し、野菜の成長をサポートしましょう。

3.3 液体肥料の施し方

液体肥料は株が弱ってる時の葉面散布などにも使えます。

液体肥料は即効性が高い特徴を持っています。水に溶けているため、固形の化成肥料よりも迅速な効果が得られます。また、液体肥料は葉面散布という方法で葉から栄養補給を行うことも可能です。特に根や株元が弱っている状態の時に効果的です。

液体肥料を土壌に散布する場合、土が湿っている状態の方が効果的です。乾燥している土壌では肥料成分が根まで十分に届かない可能性があるため、水やり後に施すことをおすすめします。

葉面散布の場合、液体肥料を葉に直接かけます。葉の全面に均等にかける方法や、葉裏のみにかける方法など、さまざまな意見があります。この点については賛否が分かれていますので、自身の野菜栽培の経験や状況に合わせて試してみると良いでしょう。

3.まとめ

この記事では、追肥をする際の適切な位置のポイントや肥料の種類による施し方について詳しく解説してきました。追肥を施す位置は、作物の根の先端を意識し、栄養吸収が効果的に行われるようにすることが重要です。また、肥料の種類によっても施し方が異なるため、それぞれの特性を理解して適切な方法を選びましょう。

さらに、各野菜ごとに追肥のタイミングも異なるため、観察や理解を深めながら施すことが重要です。また、肥料の栄養素についても理解しておくことで、野菜の栄養補給に適した肥料を選ぶことができます。別の記事でも肥料の栄養素や追肥の方法について詳しく解説していますので、参考にしてください。

読んでいただきありがとうございました!

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